遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
といっても、新年だからって特になにかあるわけではないんですが。
うちの業界だと年度末の喧騒に向けての準備くらいの勢いだし。
ということで、挨拶だけしてさっくりと通常営業に。
測地系とか座標系とかその辺の話をするときにはいつも悩む。
そもそも普通の人には馴染みのない話なうえに、
どこまで「分かって使う必要」があるのかというのが人によって違う。
聞いてる側にしても、
「説明を聞いて理解する」ということがそもそも苦手な人もいるし、
xyとかその時点で拒否反応を起こすくらい数学や物理が苦手な人もいるし
目の前に持ってくることのできない地球という立体をうまくイメージできない人もいる。
もろ理系という人でも、緯度経度というのが
地球という立体の表面のある地点をそのままピンポイントで示しているということを考えたことがない人もいる。
(まあ厳密にいうとその立体は地球を特定の方法で近似したものだったりするんだけど)
そうすると、全員に対して同じ説明で済ませるというのが不可能なわけで。
どこまでどうやって説明するのが妥当なのかが毎回違うので苦労することになる。
昨日説明した相手は、「もろ理系だけど緯度経度というのが~」というまさにそのままの人で
私も感覚的に理解しているだけだったのでうまく説明ができなかった。
仕事の流れで説明をすることになっただけで準備とかもなかったし、
それ以前にお互い残業続きで頭が回ってなかったのも問題だったんだけど。
帰りの電車の中で「うまく説明できなかったなー」と思いながら
どういう説明をすればあのタイプに分かってもらえるのかと考えて
「ああ、この辺から説明すれば理解しやすいのかもしれない」という
考え方のルートを思いついた。
そもそもGISを真面目に一から勉強して理解して使えるようになったわけじゃなく、独学もいいとこなので
人に説明しようとして真面目に考えると、「ああ、そういうことだったのか」と腑に落ちて
そして自分のレベルの低さに愕然とするのである。
日々勉強。