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オスマン帝国外伝 第44話「悪夢」

2020年02月01日 | 映画&TV


第44話「悪夢」

さて、今回の物語の始めに出てくるのは…。
皇子様たちでしたー。
仲良くお勉強をしているのかと思えば…。ふとしたことで、兄弟げんか。

「メフメトに、拭きなさい」とムスタファは言うけれど、ムスタファは拭きはしない。
それどころかムスタファにこういう。
「僕は皇帝だ。自分で拭け」
と言い放つと、ムスタファは「皇帝には、僕がなるんだ」と反論。

あらら。
その様子を迎えに来ていたギュルシャーが止めに入る。
「ムスタファ殿下、おやめください」
と言っていると、ムスタファが「弟がインクをこぼした」といい、メフメトは「ペンを貸さないから」と
お互いの主張を言うのだけど…。
ここで、ギュルシャーがトンデモナイ発言をしたのよっっ。

「メフメト。お兄様に失礼です。黙りなさい」
ですって。
失礼なのは、お前の方だろーっっ!! と言ってやりたい。
皇子様に向かって呼び捨てとは何事ぞっっ。
それを感じたのか、メフメトもキッ、とギュルシャーを見上げている。

その頃、ヒュッレムやミフリマーフ、ギュルニハルは、大部屋で側女たちと食事をしている。
すっごい、楽しそうだったわ~。
でも…。食指に金貨を入れるのは、頂けないわ。
せめて焼き菓子とかにしてほしかったよ、ヒュッレムさま…

そんな他愛のない会話をしていると、ヒュッレムはメフメトの事が気になったらしく、
ギュルニハルに聞いていた。
「ムスタファの所に連れてった。会いたがっていたから」
とにこやかーな会話。
あぁ…。平和な会話だなーって思っていたのよね、ワタクシ。

そんな所に、ギュルシャーとメフメトがご登場。
ギュルニハルに、メフメトを渡して帰ろうとした時に、ヒュッレムが声をかける。
要は、何故お前が送っているのだ、と。
なので、ムスタファ皇子とメフメト皇子を教室から連れ帰ったことを、
「ムスタファ殿下のお迎えのついで」と答えるのよね。

ば、ばかギュルシャー。
そこへメフメトが口をはさむのよね。
「あいつ、僕を叱った」って。
それを聞いた両名。
ギュルシャーは、ちょっと真っ青な表情になり、ヒュッレムは怒りに満ちた表情に。

「二度と皇子にメフメトに近づくんじゃないわよ。息子のことは、"殿下"とお呼び」
と、ヒュッレムはギュルシャーに言うけれど、動じない。

「…舌を切られたい?」
ポツリ、とそう言うとニッコリと笑うギュルシャー。
「私は、ムスタファ殿下に仕える身なの」

と言い切る前にヒュッレムに噛みつかれる。
「皇子を差別する気? しかも、叱っただと?」

その剣幕に、周りを見渡しているギュルシャー。
「ヒュッレムさま」

と何かを言おうとした時にまたまた噛みつくヒュッレム。
「お妃さまと呼べ。…出ていけ。そのネズミ顔は見たくない」

そこまで言われて、再び周囲を見ると、側女たちがクスクスと笑っている。
「…尻尾を踏まないよう後ずさりで下がれ。うせろ」

と言われて、漸くギュルシャーは出て行った。その後に、メフメトにキスをするヒュッレムの姿に
母として我が子を守った、という描写があるわぁ、と思いましたね。

そして、ムスタファが母マヒデブランの許にくらーい表情で帰ってきた。
「メフメトが皇帝になるの?」
と、先程の勉強の時に言っていた言葉を投げかける。
突然そんな事を言い出した息子に「何故?」と問うと、「本人が言っていた」と答えるムスタファ。
マヒデブランは、穏やかな表情で「幼いからよくわかってないのよ」と落ち着かせようとしている姿に、コチラにも母の姿が見える。

いいわぁ~。
こういうやり取りも大好き。

「弟のお母さまがそう言っているみたい」
と素直な顔で話しているムスタファも可愛い。
その言葉を聞いたマヒデブランから、スッと表情が暗くなり、側に控えているギュルシャーを見ると、もう涙目。
これじゃあ、悪くなくてもヒュッレム悪者~。

「弟が何を言おうと第1皇子のお前が玉座に上るの」
と、ムスタファの目を見ながら言うマヒデブランの顔をみて、漸くホッとしたのが息子の表情が
柔らかくなっていく。
「お父様同様、世界の王になる」
そういって、息子を抱きしめながら、再びギュルシャーを見ると、大きな目からポロリと涙が流れたのをみて、「着替えてらっしゃい」とその場をうまく退場させたマヒデブラン。

2人きりになった途端、マヒデブランはギュルシャーに話しかける。
「聞いた? あの女は幼子を洗脳してる」

って、ちょっと待ってぇ。
以前、マヒデブランさまも同じような事をして、母后さまにたしなめられたの、忘れちゃったの~~?
おまけに、マヒデブランは、全然第2夫人を敬っていないじゃんかー。
「あの女」ってナニよー。

でも、漸くギュルシャーの異変に気が付いた主。
気付くの遅いわ。涙ボロボロなのに。
「ギュルシャー? 何事?」

もう、悔しくて悔しくて息も絶え絶えのギュルシャー。
「ヒュッレムが憎くて。我々を悲しませる女が笑っているのですよ」

…ってギュルシャー。アナタ、ソレはお互い様でしょうよ。
ヒュッレムだって、同じだと何故気が付かない。

「あの女の命を…」
「ダメ。人殺しにはならない。…待つのよ。過失を見つけるのよ」

とはっきりキッパリ言い切ったマヒデブラン。
これで、ギュルシャーの暴走を止められるだろうか。
頑張れ、マヒデブラン。
我慢してね、ギュルシャー。


そうして時間が経ち、その衝動も抑えられたと思うギュルシャー。
胃が痛いから、レモン入りのハッカ水が欲しいと頼まれたため、側女たちがいる大部屋を
通り過ぎるギュルシャー。
そこで側女から、ネズミの鳴き声をマネされて大笑いされている。しかも…。
「ネズミだ。尻尾を踏むよ」
と陰口を叩かれてこそこそしているギュルシャーではない。勇敢にも「何て?」と聞き返す。

側女の1人が「ヒュッレム妃が言ったの。ネズミって」と言い他の側女が大笑いしていると、
其処へ手を挙げるギュルシャー。
だけど、かなわない。
「やめて、放してよ。…ヒュッレム妃に怒れば?」
もう、ギュルシャー、ウルウルな瞳で我慢できるのだろうか。
そうこうしていると、他の側女も続けて言う。
「無理ね。ネズミは逃げるだけ」
そういわれて、ギュルシャーは何も言う事も出来ずに当初の目的を…。
マヒデブランの為に、レモン入りのハッカ水を取りに行く。
頑張れ、負けるなギュルシャー。

そうしていると外で陛下とイブラヒムが何やら話をしているところに、弓の稽古をしているムスタファ。けれど、どうにもうまく的にまで届かない。
弦が悪いのか、何なのか。それを教えて欲しくて、陛下の傍らで仕事をしているイブラヒムに声をかけるのよね。
だけど、当たり前なんだけど…。仕事中な訳で。断られてしまう。

イブラヒムにとって、陛下の方が当然なんだけど、優先。分かってはいるものの、どうにもやるせないのかも。
「イブラヒム大宰相。命令だ。早くこい」
今度は、少し強い口調で言ってみるが、相手は皇帝陛下に仕えているイブラヒム。
今度は、父である皇帝陛下に窘められる。
「ムスタファ。あとだ」

その言葉にしょげかえっているムスタファに、ペコリと礼をる。

大部屋の側女からの意地悪を潜り抜けて食堂に来たギュルシャーは、レモン入りの
ハッカ水を料理長に頼む。
目を離した隙に手前にあった小型ナイフをくすねてしまうギュルシャー。
それで、ナニをしようっていうの、ギュルシャー。
とワタクシ、もうドキドキです。


所変わって母后さまのご機嫌伺にメフメトともにやってきたヒュッレム。
食事中だったらしく、「お召し上がりを」と伝えると、一緒に食事をとりましょう、と誘われる。
マヒデブランの向かい合わせに座ると直ぐに気が付くマヒデブラン。
暫く後に母后さまもブローチに気付く。
「陛下の最高傑作です。真夜中の贈り物。チューリップは、皇族の象徴だと」

その視線に気が付いたヒュッレムは、そう説明をすると、何も言えない表情をする母后さま。
あ、いやいや。違うかな? 母后さまもそう言うしかないのかも?
「…大切にね」
「ありがとうございます」

得意げな、満面な笑みを見せるヒュッレムに、マヒデブランは忌々しいという表情のまま
夜を迎える。
「あの女の厚かましいこと。"真夜中の贈り物"だと」

就寝の準備をしているようで、ギュルシャーも懸命にその感情を堪えている。
「嘆かれますな」
としか言いようがないよね。ギュルシャーだって。
だけど、主であるマヒデブランの言葉は止まらない。
「陛下にもあきれるわ。あんなに甘やかして。…間違いない。ヒュッレムは悪魔よ。
陛下の魂と心と理性に魔法をかけた」

そのマヒデブランの言葉に、ギュルシャーの表情がスッキリとして見える。
どうして? 何でスッキリとした表情でいられるの?
「終わりは来ます」
いや、そりゃそうだけど…。
「おやすみなさい」と言ってマヒデブランの部屋から出て行ったギュルシャー。

ここで、マヒデブランの夜の姿を映したんだから、当然ヒュッレムにもあっていいよねー。
って思っていたらやっぱりありました。
お着替えをしているヒュッレムの部屋に、なんと。
陛下がやってきたー!!

ヒュッレム、ビックリ。
思わず、可愛い事を言ってしまう。
「陛下、いらしてくださるなんて。思わぬことで、こんな姿でごめんなさい」
何て、乙女なセリフなのー。ヒュッレムよ。

陛下も「問題ない」と言って、寝台に座る。
ヒュッレムは、近くに控えていたギュルニハルに、「セリムを連れていって」とお願いすると、
完全に2人きりに。
「来い」
と立ち尽くしているヒュッレムに陛下は言う。
「どんな姿でも美しい。…心躍る時間だったか?」
と、何ともいえない、今までと違う陛下を見たわ。

ど…どうしたんですかー。陛下。この心変わりは。
そう問いたいワタクシ。
でも、ずっと一緒にいる訳ではなく、部屋に戻ってしまった陛下。
甘い雰囲気のまま、ヒュッレムは安心していると、ギュルシャーが後宮内をウロウロ、
ウロウロとしている。1度は、自分の部屋に戻りまた、ヒュッレムの部屋へと舞い戻る。

そうして、闇に紛れてヒュッレムとセリム皇子が就寝する寝台(ベッド)のふくらみに向け
憎悪を込めて何度も短刀を振り下ろして突き立てた。

鈍い音と、潜血が豪華な布団にあっという間に染み渡る。

ギュ、ギュルシャー。あんたってば、なんてコトしでかしたのっっ。
こんなところで今回の回は終わりなんて、ちょっと、どうしたらいいのさー。

かなり動揺しているワタクシです。



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