第15話「裏切り」
おぉう…。じぃざす…。
ヒュッレムはギュルニハルの首を絞める所から物語はスタートしております。
ギュルニハルには、罪はないのにね…。だけどさ、首を絞めつけてさヒュレムもヒュッレムだよ。
「あんたは私の親友。私に背くものは誰であれ絶対に見つけ出して」
って、首を散々絞めつけておきながら、言う? それを?
本人が自ら言うのは結構勇気がいるわね。
何とか断ろうとしているギュルニハルに「嫌なら宮殿を追い出す。奴隷として売るか海の藻屑か…」って、
親友に対していうセリフなのか? と疑問を抱いてしまったワタクシ。
それで、窮地に陥ったギュルニハルはニギャールに相談するんだけど…。さて、どうなるか。
具体的な案を出してくれるといいんだけど、まぁ…ダメでしょうね。
だってイブラヒムの謀ですものね…!!
可哀想な、ギュルニハル。
そして、部屋に戻ったギュルニハルに直ぐに様子を聞いてくるヒュッレムに、
「わからない。誰に聞いても知らないって」と報告をすると、「アイシェは? フクロウのように見ているから知っているかも知れない。聞いてきて」というヒュッレムに、ちょっと緊張が走るギュルニハル。
何をする気?
「ヒュッレム、もうやめて。息子も愛する人もいて、金もダイヤも持ってる。皇帝にお妃と呼ばれて、クロテンの毛皮も贈られた」
説得を試みたのね。ギュルニハル。それは、貴女にしかできない事よ。
貴女の言葉なら受け入れてくれるかも。
「確かにそうね」
やったー。同意してくれたよ、ギュルニハル~~(≧▽≦)
あ、なんかちょっと嬉しそうな顔をしたように見える。
ワタクシの好みを言う訳じゃないけど、この子は正装するより、こう地味な恰好をしている方が可愛いと思うのよね。
「………でもダメ。皇帝は私だけのもの。でなきゃマヒデブランと同じ。あの女の二の舞は嫌」
あ~…さいですか。
ワタクシからすれば、ヒュッレムとマヒデブランは全然違うタイプだと思うけどね。絶対にマヒデブランの二の舞にはならないでしょうよ。アナタは。
あの手この手で陛下を飽きさせないんだから。
マヒデブランは飽きさせたし、憎まれてしまったんだから、差し伸べられる手はもう「愛」ではなく「情」だけだと思うんだけどねぇ。
そして、ヒュッレムは皇子を抱き皇族の毛皮を得意げに身に付け、母后さまの許を訪れる。「ご挨拶」に参りましたと。所謂、ご機嫌伺か? とか勘ぐってしまったワタクシ。
孫と戯れている最中に、マヒデブランがやって来て、ヒュッレムと火花バチバチ。
……そんなに目くじら立てなくてもいいじゃない、マヒデブラン、とか思うし、そんな人放っとけばいいのに、ヒュッレムも、とも思う。
そうこうしていると、母后さまがアクセサリーケースから1つ取り出してなんだろう。
金色の重そうなネックレスをヒュッレムに渡していました。
「お使いなさい」という母后さまに「感謝します。母后さま」というヒュッレム。ここまでは良い感じ~だったのに、マヒデブランの一言でまた火花バチバチ。
「赤ん坊が気の毒。まともな者に子を託せば?」と一投すると、母后さまもハディジェも思わずマヒデブランを見たのよね。そして、ヒュッレムも。
「毒を盛られたら困るので。赤ん坊は泣くのが仕事」と、今度はヒュッレムがマヒデブランに言うと、母后さまは「ヒュッレム、授乳しなさい」と助け船を出した。
偉いぞ、母后さま。
と、思いきや余計な一言を言ってくれたー
「お乳が少なければ乳母を」って言ったんだけど、これって、プライドを傷つける言葉じゃないの? よかれと思って言ったのだろうけど、それは流石の母后さまでも言ったらイケナイ言葉だと何故分からないのっって、言いたかった。
案の定、ムキになってしまったヒュッレム。それを生意気だと思ったらそれこそお門違いだと思うのよね。
母后さまへの服従と宮殿の慣習は従わないのは勿論悪いけど、何でも間でもヒュッレムが悪いわけではないっていうのを早く理解して欲しいもの。
そうして、夜になりまた陛下の元にギュルニハルが呼ばれるのよね。
だけど、今度は流石のヒュッレムも気が付いたらしく。
ギュルニハルの部屋に行っても寝床にいないので、確認のために大部屋に行ってみるがやはりギュルニハルの姿が見えず。
営みが終わって身支度を整えているギュルニハルに陛下は毛皮を渡した。それをにこやかに受け取ったギュルニハル。
まぁ、嬉しいもんね。普通に考えたら。
明け方の寒冷の中、ご寝所から忍び足で戻ったギュルニハルなんだけど…。
ば・れ・た~~!!
陛下抱かれていたのばギュルニハルだというのが、ヒュッレムにばれたー。
もう、そこからの姿はマヒデブランにそっくり。
二の舞はしたくないって言っていたじゃないの。なのにそっくりって…笑っちゃうわ。
(*`艸´)ウシシシ
そして、マヒデブランがイブラヒムに感謝の報告をしていたけど。
いつまでもそうやっていられないんだからね。
そして、その騒動を知り駆け付けたハディジェ。
どうやら、心配してくれ様子に内心はうふふ♪なんだろうね。ヒュッレムは。
おまけに、ありがとうとお礼と、大きな宝石のついたリストバンドまで貰えてうれしいよね~。
それに気が付いたのか、突然陛下に贈り物をすると宣言したり。
そんな中で、ギュルニハルは側女アイシェとの相部屋の個室に一時退避しているけれど、大泣きしているのよね。
ニギャールと、スンビュルに言われて従っただけなのに、と。2人を泣いて責めている。
ここで今回の物語は終わり。
ヒュッレムは、皮膚に炎症を起こす毒を手に取っていたけれど、どうするの?
誰に使うの? と最後の最後にドキドキな展開です。
あぁ…。次が楽しみだわ。
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