その地域の危険度を何で測るのか?
チェルノブイリの知見では、もっとも信頼に足るのは、その場所の単位面積当たりの土壌のベクレル数。
チェルノブイリの知見では、もっとも信頼に足るのは、その場所の単位面積当たりの土壌のベクレル数。
放射能物質が具体的にそこに降った実数を表すから。
線量のシーベルトは、例えば、地表からの距離でいくらでもごまかせる。
また、モニタリングポストの周辺を除染すれば、線量計の下に鉄板を敷き込めば、
あるいは線量計の感度を落とせば(実は、文科省はゼンブやっている)、
見かけ上の線量は相当レベル下げられる。
結局チェルノブイリにおいて、避難の法定基準となったのも、土壌のベクレル/m2
結局チェルノブイリにおいて、避難の法定基準となったのも、土壌のベクレル/m2
(平方m当たりのベクレル数)値であり、基本、基準は、55万5千Bq/m2である。(いわゆるチェルノブイリ法)
バイブルとも言われ、世界で標準的レファレンスとして認められている
バイブルとも言われ、世界で標準的レファレンスとして認められている
「チェルノブイリ被害実態」の編著者のアレクセイ・ヤブロコフ氏によれば、
「3万7千ベクレル/m2以上(これで、基本1mSvに対応)のところであれば、
何らかの健康障害が出ている」と実情を述べている。
写真;55万5千ベクレル以上の汚染を示す、汚染地図。
写真;55万5千ベクレル以上の汚染を示す、汚染地図。
オレンジより濃い場所148万Bq/m2は、強制避難地域相当。
148万ベクレルでおおよそ5mSv/year相当でチェルノブイリ強制避難基準。
当然これでは不十分なので、チェルノブイリは悲惨な結果に終わったことが
知られている。
なのに日本は、どういうわけか、20mSv/yearまではOKとしている。
(単純にIAEA-ICRPの緊急時基準に従っているだけ。)
土壌汚染、一部チェルノブイリ並み…専門家推計
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110525-OYT1T00075.htm?from=top
2011年5月25日 読売新聞 ↩??
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110525-OYT1T00075.htm?from=top
2011年5月25日 読売新聞 ↩??