曾爺さんは獣医さんだった
私がお座りできる頃に、亡くなっているので
まったく記憶にないが
なかなかオシャーなじいちゃんだったようだ
昔の人には珍しく長身で
蝙蝠マントに下駄を履き
時には、大型のバイクを乗り回し
遠く離れた場所に住んでいる乙女の心を鷲づかみするほどの
イケメンだった・・・
・・・
と、聞いている
今回の、墓堀りで
親族が集まってモチロン
そのじいちゃんの話になった
昔々は、医療費も払えないご近所さんが多くて
じいちゃんは獣医だけど、
時々は人様の治療を断れなかったらしい
「人間は診れない」と断るじいちゃんに食い下がる村人たち
具合が悪そうだが、ちゃんとした町医者へ行くには
遠いし、金もない・・・・
見かねたじいちゃんは
「そこに手をつけ」と (!)
「俺は2本足は診れんが、4本足(動物)なら診れる」と
ブスリ
とんでもないじいちゃんである
そして、
その曾孫が
手をついたご近所さんの尻にブスリと刺したかもしれない
注射器をスケッチする
いつもありがとうございます