スケッチしとこ

世界の巨匠の作品や動画をじ~っくり眺めてインスパイアさせていただき
自分のモノになったら、これって最高~

#怖い話9 神社のわら人形

2015-05-05 14:06:58 | 怖話

怖い話苦手な方は、

翌日のココ ↓

DVDそんなモノにも描いてます」へお願いします(そんなタイトルではない)

いや、もうホントかたじけない

 

怖い話ばっちこ~い!の方は

スクロールプリーズ

 

では、始まります

 

俺が、

友人とドライブがてら

面白い場所を探していた時の話だ

 

某市の郊外にある神社は

知る人ぞ知る『浮気封じ』で有名らしく

川を挟んで

二座の男神社と女神社が鎮座する形式だ


「紅葉も見事だし、ちょっと行ってみるか」

と、どちらともなく言い出した

 

俺は、

ネットで知っていたけど、

初めて行く神社だし

思ったより素朴な感じっていうのかな

小さいし無人のお社に

何も奇妙さは感じなかったんだ

 

俺は小さい頃から、視えたり感じたりできる

 

一緒に行った友人は

「霊感ゼロ」の能天気なヤツだ

 

友人をSとする

 

鳥居の前の駐車場に、車が1台ある

 

若いカップルがイチャつきながら歩いてるのを

俺たち2人で、

羨ましそうに見てたかも (笑)

 

遅れること数メートルをブラブラ歩いている時に

 

 

急に、

胸が苦しくなった

 (鳥居をくぐった辺り)

 

あ・・ ココヤバいかも

 

そう思ったが、

Sはずんずん歩いて行く

 

仕方がないので後を追った

 

イチャイチャカップルが、先にお参りをしているので

 

俺たちは、

周辺を歩き回ることにしたんだ

 

Sが、奇妙な声をあげ呼ぶので

横の小屋を覗くと、

山積みになったサボテンみたいな奉納物がわんさか

 

苦笑いする俺たち

 

カップルが周辺を歩きだしたので

入れ替わるように

賽銭箱に小銭を入れ、

お参りをした

 

本殿を後ろにした瞬間

 

 

 

 

それに気付いた

 

 

本殿から数歩の所にある木の足元に

 

わら人形が打ち付けてある

 

近寄ってみると、

その2体は

まだ真新しいものだとわかったんだ

 

ちゃんと長い釘で打ち付けてある

五寸釘っていうの?

 

 

 

「すげ。オレ初めて見るよ」

「俺もだよ」

 

2体は、男と女だ (一つは足の部分が2つに分かれていた)

 

「こんなん、どこで手に入れるんだよ・・」

 

 

 

 

見上げると鮮やかな晴天で

真昼間だし、心地良い風が吹いている

銀杏や紅葉も地面に美しく広がり

そんな場所に佇むソレに魔性でも、

 

あったんだろうか

 

 

俺は、携帯で

 

 

写真を撮ってしまったんだ

 

カシャ!

撮った瞬間に、髪の長い女が

地面に座り込んで

一心不乱に打ち付けている姿が

 

視えた

 

幸?幸村?・・・こいつ・・・名前にが付いて

 

 

 

さちこ

 

思わずSを振り返ると、

 

Sが明らかに動揺したように

「今、耳元で『幸子』って声が聞こえた」と

耳を押さえてる

 

視えたか?視えたんだなと言うので

「視えたよ、行こう。もう、ここはいいよ」

 

霊感の強い人と一緒に居ると

霊感ゼロでも影響受けることがあるんだ

 

 

遠ざかる後ろで

カップルの女の子の「きゃッ」という声が聞こえた

 

 

 

後日

 

携帯に保存してた写真は

実は、知り合い2人に写メってみた

悪ふざけしちゃったんだ

 

 

数日後

2人から『すぐに削除するよう』言われた

 

1人は、

見た瞬間に気分が悪くなって消したらしいが

もう1人は、

面白がって待ち受けにしてたって

 

で、

待ち受けのヤツが

「それから高熱が続いて病院で点滴打ってた」

 

2人に平謝りしたよ

 

 

後から調べたら

神社境内に打ち付けてあるわら人形は

神主さんでも取り扱いは慎重にするそうで

外す時は

結界を張って、準備してから外すそうだ

 

 

 

俺はどうもなかったかって?

 

 

 

あれから、ずっとなんだけど

 

 

 

 

 

 

 

 

喘息が治らない

(おわり)


#怖い話8 占いと言われ連れて行かれた場所は

2015-04-01 22:55:53 | 怖話

怖い話が苦手な方は、翌日のココ

パクったハスキー犬の絵をお楽しみください

 

では、始まります

そこへ行ったのは、本当に偶然でした。

 

私は、12月に務めていた仕事を辞めていたのと

そこへ誘ってくれた古い友人は、

最近離婚したばかりで

お互いに、

これからのことを考える時間が必要でした。

 

離婚した古い友人をSとします。

 

共通の友人Hと3人で、久しぶりに会ってランチでもしようと

集まることになりましたが

Sが

「とてもよく当たる占いの人がいるから、行ってみよう」

と言い出したのです。

 

今後、仕事も早く決めないといけないので

占いなんて信じるタイプじゃないけど

たまにはいいか、と付き合うことになりました。

 

SとHと3人で向かったのは、一軒の家。

先にSが

占いをやってくれるか、聞きに行きました。

 

すぐに戻り、嬉しそうに

「誰もいないから、大丈夫。行こう!」と言います。

 

その占いの家は、

玄関上がってすぐに3畳ほどの待合室があり

横には小さなキッチンがあり

お手伝いの女性という方が、ぜんざいを作っていました。

 

お手伝い女- 「正月のお餅が余ってるから、今日はみなさんにお出ししようと思って」

 

いい匂いが漂う中、

私たちは誰から見てもらうか、順番を決めました。

 

まずは、離婚したS。そして私。最後にHになりました。

 

 

30分ほどしたでしょうか

戻ったSは涙で目を腫らしておりましたが

「先生が話をキチンと聞いてくれた。

よかった」 と言っています。

 

私- 「?」 キチンと聞く?・・

何かに引っかかった気がしましたが

 

気のせいではありませんでした。

 

呼ばれて奥の部屋へ行くと

2間続きを開放してある和室の奥に

 

 

巨大な神棚

 

 

白装束の年配の女性がニコニコして、近寄るように手招きしています。

 

私は、

 

この畏怖を抱くような空間に

「何かが違う」と、ざわざわと胸騒ぎを覚えたのでした。

 

巨大な神棚の周囲には、

聞いたことがある会社等のお神酒がずらりと並んでおり

普通の場所ではない、と思わしめてくれました。

 

ふと、

 

神棚の中心にある鏡に

特に目を引いたのを覚えています。

 

 

 

 

白装束の女性が

話を聞いてきます。(白女性とします)

 

私は新しい仕事を見つける何か良いアドバイスを求めているのに

なぜか、

 

過去のことを根掘り葉掘り、

聞いてきます。

 

ここでは話をしたくないことや、

10年近く前のことには、興味がないし覚えていないとキッパリと言うと

 

白女性- 「12月まで勤めてた会社の名前と住所を言いなさい!」

 

いぶかしく思いつつも、「番地まではわかりませんが・・」

と、伝えると

 

白女性は、

声高らかに、神棚に向かい会社名と住所を言い切りました。

 

そして、

「(私は)悪くない、悪くないのに(仕事を)辞めなければいけなかった」

と、神棚に拝みます。

 

 

私- 「いや、先方は正社員として希望してくれたけど

条件が合わず、こちらからお断りさせていただいたんです

契約が切れただけです」

 

と、慌てて話しますが

 

聞く耳持ってはいないのです。 

 

 

これは、『占いではなく・・・

 

その先を考えたくなくて、

嫌な気分になったのでした。

 

 

話が終わり、

待合室へ戻ると

いつの間にか、たくさんの女性が順番を待っています。

 

私たちは、Hが終わるのを待って

別れました。

 

これが、1月の話。

 

そして、3月

勤めていた元職場の方の訃報の知らせがあり

#怖い話7 正夢2/2

 

 

その数か月後、

また訃報が・・

 

 

 

 

3月に亡くなったのは、

私の正面に座っていた優しいおじさん。

 

そして、

次の訃報は、

私(が辞めた後)の席に座っていた女性でした。

 

 

 

 

 

 

人を呪う場所って

あるんですかね?

 

これは

偶然、と言っても

何か考えさせられる出来事です。

 

あのまま辞めずに、あの席に座っていたら

「(私が)死んでいたのかも」と言われたこともありましたが。

 

 

私自身は、未来の話をしたかったのに

なぜあの白装束の女性は過去にこだわったんでしょうか。

 

それに、

あの場所、待合室にいた人たちは

いったい何を望んでいたんでしょうか。

 

 

あの白装束の女性が

会社名と住所を声を張り上げて言ってる姿を

 

今でも

思い出して、ゾッとします。

 

これが、

私が経験した本当に怖い話です。

(終わり)

 


#怖い話7 正夢2/2

2015-03-10 09:51:43 | 怖話

怖い話7 正夢1/2の続きです~

苦手な方は翌日のへたっぴな絵をお楽しみください

 

では、続きます

ある年の3月中頃に、それは今まで見たこともないような

変な夢でした。

 

うなされて目覚め、

びっしょりと汗をかいていたことを、昨日のことのように思い出します。

 

夢の内容は、

 

ブロック塀に、男性の顔だけ塗り固められており

私に助けを呼んでいます。

 

慌てて近づくと

 

男性は

頭から、顔から

血が噴き出しており

苦しそうなうめき声をふり絞っているのです。

 

あまりに怖くて、それ以上一歩も前へ進めない・・

 

(亡くなった)父?

 

と、思ったところで

目が覚めたのです。

 

 

あれは・・  誰?

 

それが誰だったのかは、1週間後にわかりました。

 

3か月前に辞めた職場から電話が入り

「Oさんが亡くなった」

 

Oさんは、当時

私の正面に座って一緒に仕事をしていた年配の男性で

仏頂面で黙々と仕事をしているのですが

話してみると、とても優しくて

しばらくすると、仕事のミスをフォローしてくれたり

私がPCの操作方法を教えたりと

その短い勤務期間に仲良くしていただいた方でした。

 

私が辞める時は、1番に報告して

とても残念がってくれたおじさんです。

 

聞けば、亡くなったのがその夢の頃で

苦しんで亡くなったのか、と辛くなりました。

 

 

突然具合が悪いと帰宅され

しばらく休むと連絡の後に、

奥様から訃報の知らせが入ったそうです。

 

辞めた職場だったのと、

数か月しか一緒にお仕事をさせていただいていなかったので

しばらく日をずらして

季節の爽やかな5月にOさんの家へ焼香をさせていただきました。

 

事前に来訪の連絡はしていたけれど

奥様と、

初対面なのに4時間近く 長話させていただいたなぁ

 

なぜか、奥様も「昔から知ってる気がする」とおっしゃっていただき

Oさんの仕事中の話はここまで詳しく聞いていなかった、と喜んでくださりました。

 

私もOさんの日常の様子を聞いて、笑ったり涙ぐんだりと、

色んなことを懐かしく思ったのでした。

 

帰る時に、

「主人がいるのがわかります。喜んでいる」と

見送ってくださったのが印象的でした。

 

 

この話、

鳥肌が立つほどの恐ろしい伏線だった

(その続きは「#8 占いと言われ連れて行かれた場所は」へ)


#怖い話7 正夢1/2

2015-03-09 22:22:17 | 怖話

怖い話が、相当好きだと思われてるようで

 

時々、

「家に見に来てくれないか?」やら

「いるんでしょ、やっぱり(霊)って・・」

と、言われることがある。

 

そんな時は、

 

「え?化学がこれだけ発達した世の中だよ

視えるとか言ってるけど『脳が見せる現象』らしいよ~」

と、

何言ってんの~?はははって感じで外すようにしている。

 

 

すみません、ウソついてます。相当好きです、はい。

 

 

でも、視えませんって。

 

そんな、ホイホイと。

 

センサーじゃないですから。

 

ということで、怖い話その7

 

始まります (”正夢1/2”は怖くない)

 

今までを振り返ると 

正夢になったことが、かなりありまして。

 

先日、更新した「社長が怯えたおひな様」もそうですが、

 

仲良しの友達が妊娠したと聞き

その子の家に行った頃に見た夢は

「スカートの可愛らしい女の子が私の膝に座る」でした。

- 数か月後、女の子が生まれる

 

 

実際、自分の妊娠した時も

やっぱり夢を見て

「サラッサラの髪の男の子を叱る」夢だった。

- 我が子は息子&ストレートヘアー

 

 

当時、付き合ってた彼氏がいて

「肩までのおかっぱヘアー(ボブスタイルですか)の女性と居酒屋で対面で話してたけど

あれ、誰?」の夢は、

- バイト先で気になる子と、2時近くまで飲んでしゃべってた

と、まさかの告白。

いや、その子の特徴がまったく一緒だったらしく

「来てた?居酒屋に居た?」と、問い詰められるし(笑)

 

 

職場で、まったく接点のないAさんとB氏がおりまして。

「私がAさんと話をしてるんだけど、

B氏がAさんを強引に連れて行こうとしてる」夢は

- ホントにAさんとB氏は不倫してたらしい

「なぜか、私が『B氏は構わない方がいいよ』とアドバイスするんだけど」

なんて、Aさんに笑いながら言っちゃってた。

 

妻帯者のB氏と不倫してるなんて、知らないから

みんなの前で話をしちゃったよ。

 

その時Aさん、私に見られたと思って言動がおかしくなってた。

その後、

社内で修羅場になるんだけど。

 

Aさんと、B氏はしばらくして揃って退職してしまい

夢ってすごいなぁ~と内心驚きましたよ。

 

 

そんな時々見る夢ですが

嫌なこともあって・・・ (正夢2/2へ続く~)


#怖い話6 社長が怯えたおひな様

2015-02-23 22:39:33 | 怖話

怖い話その6

苦手な方は次の日のココをクリック

(翌日のマヤのお守りキャンドルの絵をお楽しみください)

 

職場で何気に語った夢の話が

社長の耳に入りえらいことになった話。

 

では、始まります。

 

当時働いてた事務所に、支店を作ることになった。

 

支店といっても、

元々は倉庫として使っていた建物で

2階はフロアがあり

そこそこ片づけると事務所として使うことができる。

 

1階は倉庫と言っても

資材置き場だったり

使えなくなったガラクタ、ようするにゴミや

取り敢えずのモノを置いていた場所だ。

 

その支店

 

現場の従業員数名しか立ち寄らない所だったので

電話を引いたり、書類ファイルの棚を設置したり

準備のため、しばらく私が通うことになった。

 

最初に着いた時に、

1階の倉庫のシャッターを開けて中を見ると

5人ぐらいの残像が視えた。

 

残像というと、

明るい所から、暗い場所を見ると

色んな形が黒く影となって角膜に残ってるような感じね。

 

 ハッキリとは視えない。

 

地縛霊かなぁ・・

 

なんてぼんやり思って、2階への階段を上ると

 

上りきった正面に大きな姿見がある。

 

 

「この鏡がイヤナノダ・・」

 

と、何かの声が脳に入り込んだ。

 

特に悪さをするような気配もないので

目を合わせないように(気づいてないフリを)した。

 

2階の事務所の窓に、

ナニかの跡が付いている。

 

不思議に思って、その窓に近づき

下を見ると、

 

鳩の干からびたモノが

隣の倉庫の屋根に転がっていた。

 

 

しばらく通い、支店の準備が終わって

数日後。

 

 

夢を見た。

 

どこの家かわからない

畳の和室にいると、

子供たちが「お客さんが来たよ」と呼びに来た。

 

3人の女の子たちは

いったいどこの子だろう・・と思いながら

 

一緒に玄関へ行く。

 

- 誰が来たのかな?

と、

両脇にいる人を見ると

 

 

子供かと思ったが、

男女が私の両脇に立っている。

 

目線が同じ高さになっていて

 

 

 

顔が、

 

 

どろりと溶けていた。

 

 

翌日

 

そんな夢の話を職場でしていると、

 

離れた場所で聞いていた社長が、

 

ガタガタと震えている。

 

言っちゃなんだが、

熱血体育会系の社長なので

 

正直、驚いた。 (その場にいた全員がだ)

 

 

社長 「さ・・・3人いたのだな。

 

それは、

 

『三人官女』じゃなかったか」

 

 

私 「はい?」

 

えー、何言ってんの社長

と顔に出ていたと思うけど、

 

いつもの赤い顔を

蒼くしてこう続けた。

 

社長 「5人いたのは、

 

『5人囃(ばやし)』だ・・それは」

 

 

おいおい大丈夫か?

社員みんな、怪訝な様子。

 

 

 

(後日談)

 

社長は娘さんの『ひな人形』を

あの倉庫にゴミや資材と一緒に投げやっていたらしい。

 

何年もだ。

 

社員の一人が、おひな様を探しだして

念のため顔を見たそうだが

 

特に何もなかったらしい。

 

おひな様は、本店の裏に置かれ

しばらくして人形供養に出されたと聞いた。

 

あれが、おひな様だったのかは

私にはわからない。

(終わり)