二日酔い

肩書が無くなってから、そうリタイヤしてからは人間性が更に露わ（あらわ）になった。付き合いにはっきり出る。気が合わない方とか、懐かしさだけでの集まり等は敬遠するようになる。
その逆に打ち解けて、「自分達の話」ができる友とは明日とは言わず、都合をつけいそいそと出掛けるようになる。
そんな友の一人Sと昨夜、新宿で会った。
彼とは同じ会社でセクションは違っていてが、時折やはり新宿あたりで熱い議論を交わし、時には終電車に乗れなかった事もたびたびあった仲であった。----そのころは平気で深夜タクシーを使っていた。-----

今はお互い使い過ぎた（？）膵臓に弱みを持っている。　、、、、そんな歳になった。
彼の方がより体調を崩しかけている。----糖尿病の初期だという---（と言っても学生時代から硬派のテニスで鳴らした体形は、面影がまだまだ残っている）

そんな彼、（私もだが）今は食事に食物に気を使っている。　、、、、そんな歳になった。
そんな二人、昨夜も赤ちょうちんは避け、魚料理屋で“ささやか“に食べ飲むだけであった。が、結構酔った。
　今は遠のいた赤ちょうちん街

酔った、と言っても「自分達の話をしよう」はお互いを認め合っての会話であるから疲れない。
こころ許せる友と語る。
こころよい二日酔い、たまにはいい。