昭和の雰囲気が漂うとっくに償却期限が過ぎたであろう飲み屋街の一角で、過って新宿に通勤していた三人衆で飲んだ。
懐かしさもあるが、仕事帰りに時折通った飲み屋街はなんとなくしっくりする。「昭和プンプンいいね。」で、安酒(実際は高かった)を飲む。
七十に近い三人、HとSと我。
ゴルフがシングルだったH、学生時代からのテニスが飛び抜けていたS。我も含め、そんな時代もあった。
シンプルな発言。極めた人間の会話は老いても味わいがある。
Sとは年に何回か新宿で逢うが、
現在宇都宮に暮らすHとは久しぶり。--三人で飲もうで、わざわざ新宿に出てきた—
酒を重ねて、死に際の話も出た。
いずれヨウヨウになる。ならない。
そんな会話も出るようになった年代に入った。
少し酒のまわりが早くなった年代に入った。
三年後にゴルフ・テニスで勝負しよう。で、お開きになった。
Hはホテルに泊まるという。
23時近く新宿、まだ人並みは消えない。
足腰は三人ともまだ、しっかりしている。
昨夜のことである。
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