鉄の玉座 | |
Peter Dinklage,Lena Headey,Emilia Clarke | |
メーカー情報なし |
Game of Thrones Season 8 #6 The Iron Throne
[ファイナルシーズン最終回]
ティリオンは王都が焼かれ、何の罪もない子供や民たちの遺体の数々を目の当たりにする。そんな中、グレイワームは生き残りのラニスター兵を処刑しようとしていた。ジョンは必要ないと止めようとするが、“サーセイに従う者は全て殺せ”という女王の命令を強行する。ティリオンはひとりで天守まで行き、瓦礫の中からジェイミーとサーセイの亡骸を見つけて涙する。2人は抱き合うように折り重なって亡くなっていた。
▼以下、ネタバレあらすじです
ジョンは話をすべくデナーリスの元へ赴くが、彼女はドスラク人に向けて彼らの言葉で賛辞を向ける。七王国を我が物にしたデナーリスはトルゴ・ヌォド(グレイワーム)を陸軍大臣に任命する。そして王都の人々を暴君から解放したが戦いはまだ続く、この世界の全ての者を解放するまで終わらないことをアンサリードに告げる。ウィンターフェルからドーン、ラニスポートからクァース、サマーアイランドからジェイド・シーまで権力の輪を破壊しようと言うのだ。その言葉にドスラク人やアンサリードは奮起する。ティリオンは兄を逃したことを認め、あなたは人々を虐殺したとデナーリスに指摘する。そして女王の手のブローチを投げ捨てるが、アンサリードに連行される。デナーリスはジョンを無視してその場から立ち去ってしまう。
アリアがジョンの前に現れ、サーセイを殺しに来たが先を越されたと話す。デナーリスが皆の女王であることをサンサは納得するだろうかと疑問を投げかける。ジョンの正体を知るデナーリスにとってあなたは脅威だと警告する。ジョンは捕らわれているティリオンに面会すると、「戦い終わったようには聞こえなかった。彼女は世界の全ての人々が解放されるまで全てを支配するまで続く。仕えたのは今日まで。ヴァリスは正しかった。彼女を導けると思ったのは虚栄心だった。我が女王の性質は“炎と血”だ」と告げる。血筋で性質が決まるなら自分も炎と血だ、友が斬首されドラゴンが射殺されるのも彼女は見たと擁護するジョンに、そんな理由で王都の人々を虐殺したと突きつける。
アスタポアの親方たちやミーリーンの貴族たちドスラクのカールたち悪人をデナーリスが殺した、我々は彼女を応援した。彼女は力を増すほど自らが正義だと確信した。全ての人のためにより良い世界を作ることが自らの運命だと信じている。それを信じるなら楽園作りを妨げる者を殺すと思わないかとジョンに投げかける。彼はようやく理解した表情をする。彼女を心から信じていたが愛は理性に勝る、ジェイミーがいい例だと教える。するとジョンが“愛は義務を殺す”と学匠エイモンの言葉を使い、ティリオンは義務は愛の死でもあると返す。君は人の領土を守る楯だ、いま人々にとって最大の脅威は誰だとジョンに示す。彼女にとって最大の脅威は鉄の玉座の正統な継承者だと分からせるのだった。
だがジョンは「女王が下す決断だ。こんな結末で残念だ」と言ってティリオンを落胆させる。サンサは未だに忠誠を誓っていない、サンサがジョンの真実を伝えたのはデナーリスが女王になるのは反対だからだ、お前には選択肢がある。今こそ選択の時だと突きつける。ジョンは灰が降り積もったドロゴンに遭遇し、そして廃墟となった玉座の間でデナーリスと話をする。幼い頃から思い描いていた玉座に思いを馳せるデナーリスの話を遮ってラニスターの捕虜の処刑を命じたのかと追求するジョン。幼い子供たちが死んだのもサーセイと講和を結ぼうとしたからだと正当化し、ティリオンは敵と共謀したと断罪する。許せと説得するが彼女は取り合わず、善を見極められるからより良い世界を作れると主張。他の者には選択肢はない、私とあなたで権力の輪を壊すべきと信じるデナーリスに「君は我が女王だ。永遠に」と言って、キスをしながら短剣を刺す。
デナーリスの死を察知したドロゴンが玉座の間に現れる。ジョンを睨みつけ、デナーリスの体を揺さぶるが彼女は目覚めない。ドロゴンは咆哮し炎を吐き散らし、玉座はその炎によって溶けてしまう。ドロゴンはデナーリスを足に抱え飛び去ってしまう。その後、処刑を待つ身のティリオンは諸侯たちが待つドラゴンピットに連れて来られる。デナーリスを殺害したジョンは捕らわれたままで、サンサは処刑に反対しヤーラは処刑に賛成。ダヴォスはリーチの領主として新しい家を築けとグレイワームに提案する。賠償よりも正義を求める彼はジョンを許さない。ティリオンは新しい王が決めるべきと選王を提案。エドミュア・タリーが立ち上がるがサンサから座れと促される。全ての人にこの選択を託すべきというサムの提案も却下される。
ティリオンは残酷な歴史や犯してきた過ちから、軍や金、旗よりもこの世で物語が強力であり、すべての物語の番人である“不自由なブラン”より適した支配者はいないと提案。今後、支配者は血統で決まることはない、ウェスタロスの領主たちが決めると告げる。王になってくれるかと言う問いにブランは「だから僕はこの場にいる」と答える。ほとんどの領主たちは賛成に票を入れるが、サンサは北部は自主の王国のままでいると主張し、忠誠を誓わない。六王国の領主としてブラン一世が誕生する。ブランはティリオンを“手”に任命する。反対するグレイワームに、彼には罪は残りの人生で償ってもらうと一蹴する。ジョンはナイツウォッチに送られることになる。サンサたちは解放しようとしたがグレイワームも終身刑を了承し、妥協案だった。自分たちがしたことは正しいか分からないと言うジョンに10年後聞いてくれと告げるティリオン。
その後、グレイワームはアンサリードを連れてナース島へ出航する。壁に送られるジョンをサンサとアリア、ブランが見送りに現れる。ジョンはサンサに北部の解放を感謝し、アリアは北部に戻らずウェスタロスの西へ冒険に出ると報告。ブランから「あなたは居るべき場所にいた」と告げられる。キングスガードの総帥となったサー・ブライエニーは、前任者のジェイミーについての記録を書き記す。評議会のメンバーを待つティリオン。上級匠となったサムは、ロバート王死後からの戦争を書き記した大学匠イブローズの戦争史「氷と炎の歌」をティリオンに見せる。彼は自分がどのように書かれているのか気にかけるが、書かれていなかった。ブランは密告者の長、法務大臣、陸軍大臣の不在を指摘。それを評議会に任せ、東方向へ行ったというドロゴンの情報を探すことにする。ブロンはハイガーデンの領主となり財務大臣になっていた。ダヴォスは艦隊の再建と港の修理を任される。そして一同は娼館について議論を重ねる。一方、アリアはスタークの船で西に向けて出航し、サンサは北の女王として即位する。壁に到着したジョンを待っていたのはトアマンドやゴースト、ナイツウォッチ、自由の民だった。ジョンは自由の民と共に北へ向けて旅立つ。[完]
昨日はスタチャンの「ファイナルナイト」イベントで最終話をスクリーンで鑑賞しました。正直、4〜5話の展開でモヤっとしたので最終回が心配でしたが、これ以上ないエンディングで大満足!!
デナリースの闇落ちした理由も、彼女の危険性もティリオンが全て代弁していました。デナーリスは全ての人を解放しなきゃ気が済まないので、世界を灰にしたかも。そして彼女をそうさせた責任も応援してきた自分達にあると。分からず屋のジョンは最後まで愛する彼女を信じようとしましたが、彼にしか彼女を殺すことも叶わなかったと思う。やはりアリアでは近づけないし、ジョンを殺して彼の皮を被らない限りは無理。ジョンがデナーリスを殺したことで平和が続けば、彼もようやく正しかったと理解するはず。それとジョンのこれまでの功績も後々は語り継がれるようになるかも。ジョンは壁送りになったけど、ゴーストとの再会が一番泣けた!今度はモフモフしてあげてたし。トアマンドやゴースト、自由の民と北へ向かったのは彼らの住む土地を開拓するためでしょうか。まさか早速脱走じゃないだろうなw?
デナーリスの後ろでドロゴンが翼を広げたシーンは悪魔に見えたw悪の象徴みたいな存在に映りましたね。鉄の玉座さえなければこれまでの戦いは起きなかっただろうし、デナーリスがこんな形で死ぬこともなかった。ドロゴンが玉座を溶かしたのは、そんな意味を込めてだったと思えた。もうドロゴンが人間の前に姿を現すことはなさそう。荒廃したヴァリリアにでもいるのかな?グレイワームは処刑したがってたけど、妥協策に納得したようですね。ミッサンディの故郷ナース島へ行った後はどうするのかな?彼も闇に堕ちてはいるので何をしでかすか疑問はある。
ブランが王となったのはかなり意外だったけど、これもティリオンの説明に説得力を感じた。彼が王なら戦いなど起きないだろうし、ヴォークの能力で様々なものが見えるのも強力。血筋で王を決めないというのも民主制に近くて良い。それに北部が独立したままでサンサも王位を手にしたので、どちらの王もスタークか。となると争いにはならないでしょうね。
ジェイミーにはもっと意味がある死を望んでいたけど、これもティリオンの「愛は理性に勝る」で納得がいった。ジェイミーがホワイトウォーカーに立ち向かったのもそもそもはサーセイや子供のためでもあるのではないかと。そんな彼がサーセイの元に戻るのは当然か。ブライエニーも彼に叙任されたから騎士になって、最後にはキングスガードの総帥ですよ。ホワイトウォーカーと戦い、最後は女王を守って死んだと綴られたのだからジェイミーも総帥としての最後は立派に見えてくる。ポドリックも騎士になっていたしなんだか嬉しくなった。
文法大臣のダヴォスに一番笑いましたが、暗殺任務を実行せずにリーチの領主になったブロンが一番おいしいとこどりだった。しかも北部で戦ってないんだから!サムはシタデルでメイスターにならずに終わったはずが、上級メイスターとか!本のタイトルはサムが考えたそうですが、書いたのは大学匠イブローズだそうです。ティリオンは手が本当に板についているし、評議会が賑やかで明るい未来が見えましたね。
安否不明だったエドミュアの登場にも驚いた!空気が読めないところ相変わらずでしたね。それとロビン・アリンがかなり大きくなって領主らしくなってた。
アリアが西へ冒険の旅に出てコロンブスのように新大陸発見しちゃうのかな。色々と希望が見える最後だったので満足でした。
7〜8章のエピソードを減らしたことで、これまでじっくり描かれてきた描写が足早になったのは勿体無かった。それとスタバカップや義手のない手やペットボトルの映り込みのミスは痛恨。ヴァリスの手紙がどうなったか、ジリは?とか疑問も残るけど、鬱蒼とした暗い終わり方じゃなくて良かった。六王国と北部に希望が見えたので、満足してGOTロスにならなそう。
冬にはBOXが発売されるそうなので恒例の一気見試写会で締めくくれたらと思います。
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©︎2009 シーサイド発
遅くなってすみませんが、GOT最終章まで、お疲れ様でした。 私は小説から入りましたが、ドラマの方も、らるさんの解説に助けられ、最後まで楽しんでみることが出来ました。
時々、これどういう意味? とか、この人誰?、とか、このセリフ誰がしゃべったの?とか、多々疑問が出てきますが、ラルフさんの解説が大変参考になり、とてもスッキリ鑑賞することが出来ました。また、時々の感想も、共感したり、エッと思ったり、楽しく拝見させていただき、有難うございました。
私の最終章の感想としては、結末は、気に入ったか否かは別として、さすがマーチンの構想だけあって、納得のいくものでした。ブランの王位について、ホーダーの伏線から考えても、予想通り。 ジョンは、やはり一度死んでいるので、王位につくことは無いと思っていました。
残念なのは、最終章がやはり、駆け足過ぎたところ。もう2回ほど増やして、デナーリスが狂気に囚われていく過程とか必然性とか、ジョンの苦悩や悲しみを、じっくり描いて欲しかったというのは、無い物ねだりかな。
完走お疲れ様でした!
このブログが視聴の助けになったようで嬉しいです。
結末には納得ですけど、7〜8章で話数を削ったことで丁寧に描ききれていないのが勿体無いなかったですね。
これまでのペースでやって欲しかったなぁ。
デナーリスの闇落ちについても、じっくり語られていれば納得がいくものになっていたんじゃないかと思います。
だいぶ評価が分かれているみたいですが、ここまで駆け足すぎなければこんな風にはならなかった気がしますね。
今すぐ見直す気にはなれないけど、見直してみたら腑に落ちる点がもっとあるかも知れません。