[終]ヴェロニカ・マーズ シーズン2 ＃22「卒業式の夜」

Veronica Mars Season 2 #22 "Not Pictured"
　[シーズン2　最終回]

　無罪となったアーロンは釈放される。納得のいかないヴェロニカとキースだが、まずは目前の卒業式、その後はウッディを捕まえることに集中しようと考え始める。そして、ついに迎えた卒業式の日に、驚きの真実と、あまりにも多くの衝撃的な出来事がヴェロニカたちを待っていた…。
※以下、完全ネタバレです。

　キースは商売敵のヴィニーからウッディに賭けられた懸賞金2万ドルを山分けしようと協力を申し入れられる。ジアが弁護士を通してウッディに連絡を取っているとヴィニーから情報を仕入れたヴェロニカは、ジアのフリをして弁護士に連絡し、ウッディの居所を突き止める。リノ郊外にある狩猟用のロッジに潜伏していると思われる。ネプチューン高校では卒業式が始まるが、会場に保安官のラムが現れウィーヴィルをサンパー殺害容疑で逮捕。ウォレスやヴェロニカ、ローガン、マックは無事卒業を迎える。　ウォレスは母に置き手紙を残し、ジャッキーを追いかけてパリ行きの飛行機に乗ってしまったという。ところがジャッキーはパリには行っておらず、それに気付いたヴェロニカはJFKの乗り継ぎでウォレスに真実を話すよう説得する。ローガンは釈放され父親面するアーロンに不満を抱いていた。その頃、キースはウッディを追ってリノへ向かい、ロッジでウッディを捕える。だが、ウッディはバス爆破はやっていないと無実を訴える。キースは地元の保安官事務所で逮捕手続きを済ませ、ウッディの自家用機でネプチューンに戻ることにする。

　ヴェロニカは証拠探しにウッディが経営するハンバーガーショップへ。シャークスの写真からキャシディ・カサブランカスの名前を見付け、驚愕する。すぐさまマックにビーバーから離れるようメッセージを残すが電話に気付かない。その頃、ビーバーとマックはベッドの中…。「ビーバーは殺人犯」というヴェロニカのメッセージを盗み読みしたビーバーは、屋上にヴェロニカをおびき出す。屋上へ向かうEVでアーロンに遭遇したヴェロニカは、リリーを灰皿で殴ったと真実を告げられる。屋上ではビーバーが銃を構えて待っていた。

　何故犯人だと分かったと問い詰めるビーバーにヴェロニカは、マルコスとピーター、ビーバーは性的虐待を受けていた。それをマルコスらが告発しようとしたため、バス爆破で殺したと推理。更に映画の火薬担当だったビーバーがカーリー・モランから爆薬を貰い、爆薬の作り方を教わった。カーリーがウィーヴィルに犯人を知っていると話したため、口封じに殺害。セルヴァンドとリアムの関係を利用してバイカーにカーリーが犯人だと思わせ、暴行させた。そして車で轢き殺し、アーロンの裁判でヴェロニカが証言すると知ってカーリーの掌にヴェロニカの名前を書いた。仕上げに死体をロードホッグの崖から落とした。

　更に父の不正に気付いてたビーバーは日頃の復讐のため、浮気調査をヴェロニカに依頼。更にシェリーのパーティでヴェロニカをレイプしたのもビーバーだと核心に迫る。性的虐待を受けていたビーバーが男であると証明するために、薬を盛られ抵抗できないヴェロニカをレイプしたのだ。全て事実だと告げたビーバーは、念を入れていた。ウッディの自家用機にも爆弾を仕掛けていたのだ。そして携帯の起爆スイッチを押してしまう。ヴェロニカは目の前でキースが乗った飛行機が爆破され、泣きながらもビーバーの目を盗んでローガンにSOSを送る。

　ビーバーにスタンガンで攻撃され、自殺しろと命令される。そこへローガンが助けにやってきて、ビーバーと格闘。転がった銃を拾い上げたヴェロニカは「パパを殺し、私をレイプした」と言ってビーバーに銃を向ける。ローガンはお前に人殺しは出来ないとなだめ、止めに入る。泣きながらローガンと抱き合うヴェロニカの背後で、ビーバーは飛び降りてしまう。マックの身を案じたヴェロニカ達は、すぐさま部屋へ向かう。ビーバーがマックの服を全部持って行き、マックは置き去りにされていた。

　アーロンは自由を謳歌し、ケンドールとお楽しみ中。ところが背後からウィードマン（クリストファー・B・ダンカン）に撃たれてしまう。そしてウィードマンは「終わった」とダンカンに報告する。一方、JFKに向かったジャッキーはウォレスに会い、真実を打ち明ける。母は元モデルではなく、テレンスと一夜を共にしただけのウェイトレスだったこと、更にジャッキーには2歳になる息子がいることを告げる。子供と向き合うためにもこっちに残ると決心したのだった。

　ヴェロニカはローガンの膝の上で、子供の頃の夢を見ていた。家にはキースの姿はなく、悲しむヴェロニカのそばにいたのはローガンだった。ところが、突然、キースが帰ってくる。マスコミが空港にいるとラムに降ろされ、レンタカーで帰って来たらしい。一方、ケンドールはキャシディ（ビーバー）は自殺だったため、保険金が下りないと弁護士に言われ落胆するが、彼のつくった不動産会社の利益が800万ドルもあると聞いて喜ぶ。そしてケンドールは大金を持ってキースに何かを依頼にやってくる。ヴェロニカとローガンはすっかりヨリが戻ったらしく、親子旅行でヴェロニカに1週間会えないと悲しんでいる。空港のロビーでキースを待つヴェロニカは、キースがなかなかやってこないことに不安が募っていた。
[シーズン3に続く…]

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最終回だけあって、てんこ盛りの内容でした。
まさかビーバーが犯人だったなんてねぇ。ビックリ。性的虐待を知られたくないからと言って関係ない生徒まで巻き添えにしてしまったんだから、その罪は重いですね。
アーロンはやっぱりリリーを殺していたとヴェロニカに告白するも、ケイン家の後始末役ウィードマンに殺されてしまいました。ダンカンの依頼だったのでしょう。
それにしても可哀そうだったのが、ウィーヴィル。きっかけとしてはウィーヴィルだけど、実際にサンパーを殺したのはフィッツパトリックですからね。お婆ちゃんに晴れ姿を見せられなかったのが残念です。
ヴェロニカとローガンはついにヨリを戻したみたいで、嬉しかったなぁ～。しかもヴェロニカを助けようとしたローガンがカッコよかった！！
とまぁ、気になる形で終了したシーズン2でしたが、シーズン3は2010年春に放送されるそうなので、そんなに待たずに観れるのがいいですね。今から楽しみだ♪

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