Martin & Ruth Barrett Phipps
Sony Music Classical
Victoria Season 1 #1 Doll 123
1837年、イギリス国王ウィリアム4世が逝去し、18歳の若き女王ヴィクトリアが誕生する。しかし、その若さゆえに周囲は彼女の能力を不安視する。実の母のケント公妃とその側近サー・ジョン・コンロイは摂政となることを画策し、女官選びも思うようにはかどらない。そんなヴィクトリアに救いの手を差し伸べたのは首相のメルバーンだった。
※以下、ネタバレあらすじです
ケンジントン宮殿でのお披露目で補佐役を買って出てくれたメルバーン首相に助けられ、“ヴィクトリア”と名乗ると決める。母のようにコンロイに支配されたくないヴィクトリアは「あなたの助けはいらない」と突き放す。我慢ならないヴィクトリアはバッキンガム宮殿への引っ越しを急ぐ。女王も使用人たちも宮殿の豪華さに浮き足立つ。メルバーン首相は小柄でも女王の威厳があるとヴィクトリアを励まし、相談役を続けると約束。一方、ジェンキンズは闇市で女王の手袋を売っていた。
ケント公妃はヴィクトリアと離れた館をあてがわれ不満を募らせていた。フローラが女官のリストを提案するがヴィクトリアはそれを無視する。閲兵式での髪型を悩んでいるとスケレットから良い提案をされる。閲兵式で隊列に背を向けたとフローラから苦言される。だがフローラの背後にコンロイの影があると気付いたヴィクトリアは、知識が足りないところはメルバーン卿に教えてもらうと跳ね除ける。
晩餐会でメルバーン卿は女官候補としてサザーランド夫人とポートマン夫人を女王に提案。そこへコンロイがホイッグ党の傀儡にする気かと牽制し、ケント公妃とフローラは「女王がメルバーン夫人と呼ばれている」と言って口を挟む。ヴィクトリアはメルバーン卿からあまりに2人でいる時間が長く、他にも相談役がいた方がいいと助言される。そして妻が詩人のバイロン卿と駆け落ちされても見捨てれなかったと聞く。
そして戴冠式前の晩餐会、メルバーン卿は遅れてやってくる。ロシア皇太子とダンスしたヴィクトリアだったが腰から下へと手を伸ばしてくる。メルバーン卿が交替し助けられる。そんな時、フローラのお腹が膨れていたため妊娠してると疑いを持つ。飲みすぎたヴィクトリアは大声でフローラに恥をかかせ、助け舟を出したメルバーン卿にもっと踊りたいと迫る。フローラとコンロイが姦通してる、彼女は妊娠していると母に苦言。フローラとコンロイには戴冠式の招待状も送られていなかった。
フローラを糾弾せず静観するべきとメルバーン卿から助言されるが、ヴィクトリアは堕落した宮廷のまま即位の宣誓をしたくないと話を聞かない。そして盛大な戴冠式の一方で、医者の内診を受けたフローラは妊娠しておらず腫瘍による膨らみだと分かる。その後、辱めを受けたフローラは衰弱する一方だった。それを機にコンロイは女王には指南役が必要だと触れ回る。「フローラ女史の受難」と新聞に書き立てられ王室が醜態にさらされる。
メルバーン卿からフローラが危篤だと聞いたヴィクトリアは、彼女を見舞い謝罪する。だが「女王の務めは女の子が王冠をかぶっただけでは果たせない、国民への責任がある」と苦言される。一方、階下では女王の手袋を闇屋で売っているとジェンキンスが疑われるが、スケレットは自分がやったと庇う。だが女王はいらないものを売っても構わないと解雇を撤回させる。そんな時、フローラが死にケント公妃が女王を咎める。ヴィクトリアはママはコンロイから守ってくれなかったと非難し遠ざける。スケレットに辛く当たっていたジェンキンスも助けられたと礼を言う。
すっかり自信をなくしたヴィクトリアにメルバーン卿は、舞踏会に遅れたのは息子オーガスタスの誕生日だったと告白。妻の駆け落ちのあと息子は暗闇に怯え、手を握らないと眠れなかったという。息子に先立たれて生きる意味がないと思っていた時に、首相になれて女王の友人になれてあなたが前に進ませてくれたと話す。つらそうな顔を決して見せず笑顔で挨拶しなさいと助言。女王への野次が飛ぶ中、ヴィクトリアは閲兵式をやり遂げる。
<登場人物>
◇アレクサンドリーナ・ヴィクトリア(ジェナ・コールマン)*「ドクター・フー」
国王だった伯父ウィリアム4世が逝去し18歳で王位を継承
◆アルバート(トム・ヒューズ)*「ホロウ・クラウン」「ザ・ゲーム」
ドイツのザクセン・コーブルク・ゴータ公国の公子。ヴィクトリアとはいとこで同い年
◆メルバーン首相(ルーファス・シーウェル)*「高い城の男」
子爵でイギリスの首相。妻子を亡くし孤独。姦通罪で訴えられた過去を持つ
◇ケント公妃(キャサリン・フレミング)
ヴィクトリアの母親でドイツ人。娘をドリーナと呼ぶ。コンロイの言いなり
◆サー・ジョン・コンロイ(ポール・リース)
公妃を摂政にし秘書官の座を狙っている。ケント公妃とヴィクトリアに高圧的な態度
◇ハリエット・サザーランド公爵夫人(マーガレット・クルーニー)/女官長
◇エマ・ポートマン夫人/女官
◆カンバーランド公アーネスト/ヴィクトリアの次に王位継承権を持っている叔父、ジョージ3世の五男
◇カンバーランド公妃/カンバーランドの妻
◆サセックス公オーガスタス/ジョージ3世の六男でヴィクトリアの叔父
◇ルイーゼ・レーゼン(ダニエラ・ホルツ)/ヴィクトリアの家庭教師で侍女
◇ジェンキンズ(イヴ・マイルズ)/王室の侍女*「トーチウッド」
◇スケレット(ネル・ハドソン)/衣装担当の助手*「アウトランダー」
◆ペンジ/王室の使用人
◆ブロディ/王室の使用人
今度は王室ですがダウントンの後番組としてはぴったりですね!
145センチしかなかったヴィクトリア女王に似せて小柄なジェナ・コールマンも可愛くていいですね。メルバーン卿がかなり素敵!!彼は「高い城の男」でも素敵なんですよ〜。あれは女王が恋しちゃうのもわかるわ〜

ジェンキンズは「トーチウッド」のグウェンなんですが、同一人物とは思えないほど肥えていてビックリした!( д) ゚ ゚
ヴィクトリアはコンロイに支配された生活を送っていただけに女王になってからは離れたいと思うのも当然。あの高圧的な態度、女王と思ってるのか?ケント公妃も摂政になりたいからって言いなりにならなくてもいいのに!
フローラの件ではちょっとやり過ぎだった。腫瘍で腫れてたから妊娠と間違えるのも仕方ないけど、そこはメルバーン卿の助言に従うべきでしたね。
若い女王だから周囲から不安視されていて女王としてのスタートは波乱に満ちてますね。どうやって挽回して行くんでしょうか?!
この時代はまだロウソクだったんですね!踊ってる最中に垂れてくるってのは考えもしなかった。獣脂だと臭いだろうなぁ〜。次回ではガス燈に変わるのかな。
戴冠式そんなに長いシーンじゃなかったけど、煌びやかでうっとりしますね〜!
iTVでシーズン2の放送も決まりましたが、在位期間が60年もあったヴィクトリア女王をどこまで描くのかも気になります。
このドラマが気に入ったなら現女王エリザベス2世を描いたNetflixの「ザ・クラウン」もオススメです。
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デイジー・グッドウィン,デイジー・グッドウィン,ガイ・アンドリュース,トム・ボーン,サンドラ・ゴールドバッハー,オリー・ブラックバーン
NHKエンタープライズ
視聴環境:NHK
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