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SEXとアートと美しき男たち #1~2

2011年07月17日 22時59分19秒 | 歴史ドラマ
Desperate Romantics [DVD] [Import]
Franny Moyle,Peter Bowker
BBC Warner


Desperate Romantics (BBC-2009)

 19世紀半ばのロンドン。王立芸術院付属美術学校の学生であり、才能豊かな画家でもあるダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ(エイダン・ターナー)、ウィリアム・ホルマン・ハント(レイフ・スポール)、ジョン・ミレイ(サミュエル・バーネット)の3人は、芸術家集団「ラファエル前派兄弟団」を結成する。それは同時に、芸術家たちの個性を押しつぶすほど保守的で盛期ルネサンス古典主義に固執する王立芸術院に対する決意をこめた反抗であった。
※以下、ネタバレです。

 ロセッティが王立芸術院で悪態をついた事で破門同然にされてしまう。友人のジャーナリストであるフレッド・ウォルターズ(サム・クレーン)の協力で街の魅力的な女性たちをモデルとして雇い、それまでにはなかった新しい芸術表現を作り出すことに没頭する。フレッドの説得で帽子店のお針子であったリジー・シダル(エイミー・マンソン)をモデルに、ハントが制作を開始する。赤毛で透き通るように美しいリジーに見とれるフレッド。しかしハントが描いたリジーは「淫らな顔だ」と批評家のジョン・ラスキン(トム・ホランダー)に批判されてしまう。

 ハントはリジーをクビにし、娼婦のアニーを新たなモデルにする。クビになったリジーは嘆き悲しむ。そこへ口が達者でプレイボーイのロセッティがリジーの美しさを褒め契り、自分のモデルにする。芸術院の後ろ盾がない今、批判家のジョン・ラスキンのお墨付きが必要。フレッドとミレイがラスキンの妻エフィーを説得し、ラスキンを個展に連れて行くと約束を取りつける。ラスキン夫妻には問題があった。ジョンは結婚してから一度も妻を抱いていない。

 ミレイが両親に頼んで個展会場を押さえるのに成功する。芸術院の人間はラファエル前派兄弟団の作品を激しく批判。しかしラスキンはミレイの作品を見て絶賛。これで兄弟団は新たな一歩を踏み出す。3人は制作に更に没頭し始める。ハントはアニーの誘惑に負け、寝てしまう。フレッドはリジーに愛を告げたいが、ロセッティに邪魔されうまくいかない。

 ミレイは「オフィーリア」の製作に取り掛かり、リアルさを出すためにリジーを浴槽に浸からせる。しかしモデルを務めたリジーは肺炎にかかってしまう。ロセッティとフレッドはリジーにもうモデルはやらせないと父親から反対されてしまう。ミレイからロマンティックが必要と助言されたフレッドは抜け駆けしてリジーを見舞おうとするが父親に殴られる。

 ロセッティがリジーを見舞うと、娘の命を救った恩人だと感謝される。フレッドが新聞にテムズ川からリジーを救出したと書いたからだった。ロセッティはその記事を利用して自分の手柄にしてしまう。だが、父親から娘をモデルに復帰させたいなら30ポンド用意しろと持ちかけられる。でもロセッティはミレイに50ポンド必要と嘘を付き、金を用意させる。ミレイはラスキンに頼み込んで金を用意する。リジーをモデルに復帰させミレイは「オフィーリア」を完成させる。

 ロセッティはリジーに愛を告白し、彼女を手に入れる。ラファエル前派兄弟団はロイヤル・アカデミー展に作品を出展。ミレイの「オフィーリア」は名画として画壇に絶賛される。ラスキンはミレイのパトロンになると告げる。ハントは絵の説明で娼婦を侮辱し、アニーを怒らせる。ロセッティの絵画も賞賛には値しなかった。ハントとロセッティは自分たちの作品を売り込んでくれなかったとミレイを責める。芸術院はミレイを受け入れようとするが、彼は兄弟団としてならと意見する。

 ラスキンの後押しで兄弟団は芸術院からも認められる事に。フレッドはリジーの気持ちを確かめようとして、ロセッティとリジーのセックスを目撃してしまう。ミレイはラスキンから妻をモデルにするよう頼まれる。ハントはアニーを本物のモデルにするため作法を身につけさせると約束する。

第1話見てみたら面白くてすっかりハマっちゃいました。
時代設定が中世だから昼ドラ系を予想してたら、これがコミカルで面白い。全6話なので、気軽に見れるのもいいと思う。
男たちも美しくて良いですね~。ミレイが素敵だけどフレッドを応援!
ロセッティはフレッドが内気で良い人なのをいいことに利用しまくり。愛の伝え方もうまいからリジーも惹かれちゃうんだね。でもロセッティ演じるエイダン・ターナーはカッコいいですね!
禁欲には自信があったハントもアニーに翻弄w アニーはモデルとして成功していくんでしょうか?
ラスキン夫妻はヤバいなー。ラスキンは絵にしか欲情しないなんて。ミレイと奥様不倫しちゃいそー。

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美術手帖3月号増刊 ラファエル前派 19世紀イギリスの美術革命
美術手帖編集部
美術出版社


視聴環境:LaLaTV



©︎2009 シーサイド発


2 コメント

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Unknown (jan)
2011-07-18 01:05:33
 思った以上に楽しいですよねっ♪ 自分がもしパトロンになるなら、やはりミレイ!(笑)今回は妄想し過ぎてリジーが大変な事になっちゃいましたが。フレッドの「テムズ川の水」の引用の仕方に巧さを感じました。なのに、恋愛面ではかなりの貧乏くじ>< 今後ハントとラスキンの家庭がどうなっていくのかが気になります!
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⇒janさんへ (ralph)
2011-07-18 01:55:49
こんなに面白いドラマだとは思わなかったです~。
やっぱりミレイですよね(笑)?!
妄想しちゃうから大変な事になったけど、傑作を生んだという幸運が凄いですね。きっと夫人とも怪しい関係になっちゃいそうですね。でもラスキンは認めそうな気もしますね。
フレッドの引用は見事でしたね。しかも損得を考えないから上手くいくんだろうけど、恋愛では…。
ハントもアニーとどうなるんでしょうか?3人が登り詰めて行く様も楽しみですね!
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