結局VistaとXPってどっちがいい？

新PCでVistaを使い始めてから1ヶ月半ほど経ちました。
よく調べて、XPとVISTAを比べてから買えばよかったと思っても後のまつり。
軽い気持ちでVistaにしたことで、さまざまなトラブルが発生しました。

【OS関連バグ＆エラー】
　＊コントロールパネルが開かない、一瞬で消える
　＊休止モードから勝手に復活してしまう
　＊IE7でIMEの登録辞書が使えない
　＊ファイルバックアップ中にエラーが起きる　MS TechNet参照
　＊メールのファイル移動ができない　（VB8が原因ともいえるが…）

【周辺機器＆ソフト】
　＊使うつもりの古いプリンターと外付HDDのドライバーがVista対応外だった
　　（力技で何とかしたけど…いつダメになるかわからない）
　＊お気に入りのフリーソフトがいくつか使えないor不具合がでる
　　特にWWWC（サイト更新チェック）が使えなくなったのが痛い　

【その他】
　＊セキュリティ機能を向上させるのは良いけど、
　　「スタンダードユーザー権限」設定はかなりの曲者。
　　設定後も、度々確認されるという、個人ユーザーとって
　　正直超ウザイ機能がついている。
　　一瞬画面が真っ暗になるので、壊れたかとドキッとする。

　　　　　　　

以上は欠点ばかりだけど、長点をあげてみると…

　＊ガジェット（デスクトップに置けるユーティリティ機能のようなもの）
　＊定期バックアップの簡単設定ができる。　（エラーでるけどｗ）
　＊え～と、ん～　もう…ない　（ないんかい！）

数少ないメリットのガジェット（詳細はここ）にしても、
フリーウェアで簡単に手に入る程度のものでしかありません。
またもう一つのバックアップもなぜかメールのバックアップができません。
XPでソフトを使ってバックアップしていたときには起きたことのない現象です。
WindowsカレンダーはOutlookカレンダー並みのものかと思ったら、
リピートアラームさえついていない、忘れっぽい私にとっては
低機能の使えない代物でした。

　　　　

ところで、Vista新発売からずいぶん経った気がするので、
もうとっくにSP1は出てると思ってたら、
つい先日、やっとVistaのSP1（サービスパック１）がリリースされました。
早速入れたけれど、何がどう変わったの？　ASCII.jpの記事　

これをインストールしたら、ウィルバスターがらみのエラー再発生です。
あ～あ。。。いたちごっこ。


【結論】

2008年の現時点では（少なくともVistaのSP2がでるくらいまでは）、
XPを強くオススメする。

理由１．バグがまだまだ多く、解決に時間がかかっている感がある。
理由２．対応ソフト（特にフリーウェア）とドライバーがかなり少ない
理由３．サポート対象期限は、まだ遠い先の2014/04。
　　　　現時点では、PC本体の寿命の方が早いかもしれない
理由４．XPはSP3もリリースされ、安定している。
　　　　『XP SP3』は『Vista SP1』より格段に高速、とのテスト結果
理由５．Vistaが売れていない＝「性能が良くない」ことの何よりの証明
　　　　XPの完成度が高すぎるともいえる。


理由３については、現在XPのシェアは全体の７割ほどあるので、
2014年までのサポート期限は延長の可能性だってありえます。
事実、今もWindows98の利用者はWin2000,ME,NTよりも多いようで、
XPは98に匹敵するかそれ以上だとおもわれます。
つまり、あと十年は問題なく使えるはずです。

「Windows XP」の提供期間、再延長の可能性が濃厚に　　2008/03/27
マイクロソフト、「Windows XP」提供期限を再延長決定　2008/04/04
『Windows Vista』から『XP』へ「アップグレード」　“アップグレード”だって…(^_^;)

以上、Vistaにしたことをかなり後悔している一個人の意見でした。