ヴァチカン美術館といえば、システィーナ礼拝堂がメインディッシュ!
ミケランジェロは4年間ものあいだこの礼拝堂に鍵をかけ、誰一人として、
依頼人の教皇・ユリウスⅡ世さえ入室させずに描いた800m2の大天井画と
壁の「最後の審判」を描きあげた。天井に描くという無理な体勢の続けた、
孤独な4年間とはどんなものだったんだろう?
↑上の写真は、天地創造から人類再生のフレスコ画の一部。
直前に見たラファエッロと比べるとタッチが力強い。
中でも「アダムの創造」(指をETしてるやつ)は誰でも見たことがあると思う。
実は美術館の中でこの部屋だけは撮影禁止。
ガイドブックを読みながら天井のフレスコ画をみてたら、
間違ってシャッターに手が触れてしまった。
広大な部屋には警備員がたくさんいて見張っているから気をつけよう。
その他の写真は 4Travel.jp
昨年、ヨハネパウロⅡが亡くなって法王選挙・コンクラーベが行なわれた場所
として有名になったので、そうか~ここに閉じ込められてたのかと感慨もひとしお。
枢機卿達は17世紀に戻ったのではと錯覚を起こさなかっただろうか?
そう思わせる雰囲気で満ちた礼拝堂だった。
『最後の審判』 (これはよそからもらってきた)
さて、ヴァチカン美術館を出て、例のまずいピッツァを食べた後、
サン・ピエトロ寺院に戻った。 またまたなが~い列!
私はすでに4回目だけど並んだことなどなかったので驚いて、
警備員らしきオジサンに聞いてみた。
テロ以降は入るまでにセキュリティチェックをするので毎日行列ができるらしい。
仕方なくしばらく並んでいたら、叔母の一人がピッツェリアに帽子を忘れたという。
取りに戻ってからまた並ぶとなると、かなり時間がもったいない。
私は今回サン・ピエトロはべつに見なくてもよかったので、
私がひとりで走って取りにいった。
往復は結構時間がかかって帰ってきたら列は前に進んでもう中に入っていなかった。
あ~あ、カフェでココアを飲んでから待ち合わせの場所に戻ることにした。
だから、これは前回撮った写真。 ミケランジェロ『ピエタ』
マリア様が若すぎるという人もいるらしい。 確かにね....
まあそれはいいとして、トスカーナのどこだったか忘れたけどある教会に
ミケランジェロの彫刻と別の芸術家数名の彫刻が並んで置いてあった。
彼の彫刻はそうして並べてあると、あまりにも明かに気の毒なほど他とは違う。
人間の骨、関節、筋肉、脂肪、血管を知り尽くしている。
石で出来た人が重さを感じさせず、すぐにも動き出しそうで、
大理石のなぜか柔らかそうな布が風に揺れそうな感じ。
しかし才能と人格というのは別物のようで、彼に関する逸話はかなーり面白い。
今度機会があったら、伝記でも読んでみようかと思う。
叔母さんの為に帽子を取りにいってあげたんだ。ホストしてたんだね。優しいね。カフェでココアを飲んでから戻るところ…セカセカしてない?そんなRavさんの性格にとっても好意がもてまする。
ミケランジェロって面白いんだぁ~。あたしも読んでみたいかも。
ミケランジェロは子供のころにケンカで鼻を骨折して曲がってしまったからコンプレックスがあったみたい。それで偏屈になったという話があるの。
スゴイ 大天井画ですね。生で 見たいナァ。人の技なんだろうか
絵画同好会(名前検討中 ミケランジェロ
たくさん残してますが、中でもこのシスティーナの天井画は
超傑作の1つだと思います。
生で見ると誰もが感動すると思いますよ。