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 何か微妙なんだが。

「移民」「外国人」と聞けば嫌悪感を抱く日本人の本性

 この記事を書いた人はマルクス経済学の学者だと思っていたが「移民」という言葉に嫌悪感を感じないのが驚きだ。今でも少なからずそうだろうが移民というのが「搾取の対象」になっている、あるいは「搾取の製造装置」になっているという事実に関する考察はこの人の文章に一切無いのだ。まず「搾取の対象」というのは説明は不要だろう。技能実習制度なんかでとても考えられないような劣悪な労働を強いられる人達がいて、「システム」という意味での「移民」という言葉に嫌悪感を抱くのは何も保守や右翼だけではあるまい。これを単純にコンプレックスという言葉で説明ができるのか?更に「搾取の製造装置」という意味で考えると特に我々就職氷河期世代は技能実習制度なんかで安く集められた人達と比較されてどれだけ給料を安く抑えられたか。そういう阿漕な商売をやっていた連中に対して悪く言うと論理のすり替えで「移民に対する差別」を主張して自分達のやった事を棚上げにして雇用の皺寄せだけを庶民に押し付ける、こういう時代が続いて今更綺麗事言うなよ、と言いたくなるのは私だけではあるまい。そういう搾取の恩恵を受けて氷河期世代を使い捨てにして大学という象牙の塔の中でぬくぬくと学者ごっこをしてきた自称マルクス主義の学者がまさかこういう記事を書くとは。せめてマルクス主義の振りぐらいすればいいものを。



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