この発言の裏とそれを見越したアメリカの話。
もうこの戦争で勝てない事もプーチン政権が崩壊した後で自分の立場が極めて深刻な状況になる事を見越して次の手を考えているのだろう。もしもこのまま戦争が続けばロシアという国自体の存在が怪しくなるしプーチン政権が終わってしまえばプリゴジンに限らず戦争に関わった人間が戦争犯罪人として裁かれる可能性もあるわけだ。無論、そのような状況になった時に今更戦争と距離を取ってもプリゴジン本人がこれで免罪になるわけじゃない事ぐらい本人が一番よく知っているわけで、じゃあどうするのか?そのヒントがこれだろう。
もしもこの戦争に負けてプーチン政権が終わっても自分は北朝鮮に逃げるつもりでいるのだろう。なんせ世界中の戦場の最前線で戦闘を繰り広げてきたのだからプリゴジンの知識と経験は実戦から随分と遠ざかっている北朝鮮にとって喉から手が出るほど欲しいに違いない。プリゴジンもここにいれば安全だと考えているだろうし今後プーチン政権が崩壊すれば北朝鮮はロシア軍のならず者にとって最後の聖域になるだろう。それを見越してか、こんな事があった。
韓国の大統領で久しぶりの国賓待遇での招待だそうだ。下手をすれば朝鮮半島有事の危険性も考えているんじゃなかろうか。意外に台湾有事よりもこっちの方が深刻かもしれない。まあ暴発はしないと思うが。