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物忘れと認知症は違います

2014-09-25 14:07:54 | おしらせ

加齢に伴う物忘れは、例えば「約束を忘れてしまった」、「何を食べたかすぐに思い出せない」などですが、自分が忘れているということはしっかり覚えています。
しかし、認知症の物忘れは「経験(体験)の喪失」と言われ、自分が忘れていること自体を忘れて、自覚することができなくなってしまい、治療が必要な病気となります。
物忘れは誰にでも表れる加齢に伴う現象の一つです。加齢と共に起こる物忘れは自然現象であり、当たり前のことなのです。人生の終わりでも悲しみの毎日でもありません。
うまく話せない。食べれない。笑えない。そのような人は「人」ではなくなってしまうのでしょうか?
たとえ気持ちをしっかり伝えることができなくても、たとえ記憶を保持する時間が短かかったとしても、ただそれはハンデキャップを持っているだけで、決して人生の楽しみを失うことではないのです。

しかし認知症は、介護をしているその家族が必要以上につらい思いをする原因にもなっています。
認知症によって起こりうるつらい状況は、「周辺症状」と呼ばれる症状により問題行動や言動が出てきてしまい、様々なトラブルや事故に巻き込まれてしまうことで起きています。
また誤った情報で誤解されることも多く、正しい知識を知ることが大切になります。
認知症は早期発見・予防ができることをご存知ですか?現在では早期発見による治療や予防により発症の遅延効果が高いことも分かってきております。ご家族や介護をされている方が心にゆとりをもって認知症の人と向き合うためにも、ひとりでも多くの方に認知症を正しく理解していただければと思います。

NPO法人オレンジアクト

 

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