季節柄、パールの糸変えのご依頼が増えています。
以前 「見ている前で張り替えていただけますか?」
というお客様があって、驚きました。
そんなときは
「他のお客様がいらしたら中断してしまいますし、
そうなった時かえって保管に問題が出てしまいますので、今すぐには出来ないんですよ。」とお話します。
珠を抜かれたりするんじゃないかと心配なさっているのでしょうか。
そしてそのお客様が持っていらしたパールネックレスは、よく見たらイミテーションだったのです。
いただいたものだそうですが、ずーっと本物と思っていたんだそうです。
お預かりするときは拝見してイミテーションの時ははっきりそのことをお知らせします。
お客様はがっかりなさいますが、ここでお伝えしておかないと
それこそ「すりかえられた事件」になりかねません。
ご本人は本物と信じきっていたのですから。
ここで簡単な本物とイミテーションのパールネックレスの見分け方講座
(必ずとは言い切れません。)
● 金具部(クラスプ)
本物・・・・・・・・ シルバー(ロジウムメッキ)、K14、K14WG、K18、等
金具の裏側に必ず 「silver」「925」「K18」「K14WG」「K14」などの刻印があります。
イミテーション・・・真鍮等にメッキがされているもの
刻印はありません。
● 金具部にどのように糸で付けられているか
本物・・・・・・・・・直接糸が金具部(クラスプ)のマルカンに結ばれています。
イミテーション・・・金具(クラスプ)の横にもう一個パーツが付いていて、
糸の結びはその部分に収まっています。
● 珠のホール
本物・・・・・小さくて穴の角が鋭い
イミテーション・・・・大きく穴の角がルーズ
糸変えの時、金具部から両側3個くらいには一個ずつ結び目を入れるのですが
イミテーションは穴が大きくて結び目が穴の中に入ってしまいます。
● 珠の質
本物・・・・・上質のものでない限りよく見ると、どこかしらにえくぼやプチプチがあります。
イミテーション・・・・えくぼやプチプチは、ありません。
(本物の中には巻きが浅いCクラスのもので、えくぼやプチプチが殆どないものもあるので絶対とはいえません。)
最後に最も簡単に見分ける方法
パールとパールをそうっと擦り合わせてみると
本物はざらっとした感じがあり、イミテーションは何の抵抗もなくつるつるしています。
強く擦ったりすると本物のパールはキズになりますので強くやっちゃいけませんよ。
また淡水パールはざらっとする感じはないようです。つるつるでもなく中間くらいでしょうか。
もし、お手元に本物かどうか分からないパールのネックレスをお持ちでしたら
この方法で調べて見ましょう。
意外にに出番の無いロングパールネックレス。
引き出しに眠っていませんか?
パールのネックレス2本、またはロングのパールネックレスを
ある金具を利用して組み替えると、数パターンの方法で楽しむことが出来ます。
海で育つ宝石は神秘的です。
私も長いものを、短いものと、腕輪にしました。長いものは難しいです。胸の上で右往左往するのが許せない私です
さりげなくつけている人って素敵です。
私は御木本で購入したのですが、本物ですよね~
三重の御木本パールアイランドも行ったことがあります。石垣島のブラックパールを展示しているところも・・・・。
きっと、えくぼやぽちぽちはないものだと思いますよ。
一通りパール関連スポットには行ってるのね~
恐れ入りました。