義太夫三味線は、一般的に三味線といって思い浮かべるであろう、細棹の三味線とはかなり違います。
まず、三味線本体でいえば、棹(ギターで言うとネックの部分)が太くて厚みがあります。そして胴(ボディ)も大きく、重さもかなりずっしりきます。
そして撥が違う。
義太夫三味線の撥は、とにかく大きい。そして重い。

上の写真はわたしめの使っている稽古用のプラ撥の全体像。
本体はプラスチックでできていて、先のところだけ象牙になっています。
本来は、全体が象牙製なのですが、現代では象牙は手に入りにくいので、素人のお稽古用となるとこのようなプラ撥がよく使われるようです。
どのくらい大きいかといいますと、

全長250ミリ。
ペンと比べると、かなり大きいことがおわかりいただけるかと思います。
もっとも、この長さは規定のサイズというものはなく、大きさにはかなり幅があります。
ある程度、演奏者の手の大きさにあわせたものがよいようですが、このプラ撥は三味線屋さんいわく、現在ではスタンダードサイズといっていい大きさだそうです。
そして、厚みが半端ではない。
一番厚いところで28ミリ。薬指と小指ではさむところは約20ミリあります。
一度何かで試してみていただけるとわかると思うのですが、通常、薬指と小指の間の隙間に、こんな厚みのあるものを挟んだりはしないものです。そこを、ぐわっと押し広げるようにして撥を押し付けるので、小指の付け根は赤く腫れ上がり……それを繰り返していると、タコができます(撥ダコ)。
重さは、285グラム。
これでもですね、持ってみるとけっこうずっしりくるものです。ましてや、これで糸を押さえ込むようにして弾いたり、たたいたりとなると、かなりの圧力がかかってきます。
それでもたぶん、これは決して重いほうではない。
明治生まれの名人、初代鶴澤道八の『道八芸談』(ぺりかん社)によると、「八十匁(300グラム)は普通で、(中略)師匠(豊澤団平)のは百二三十匁位(約487グラム)でしょう」とあるので、まあこんなものではないのです。
でも、私にとってはこのお稽古用のプラ撥でも、けっこうな存在感です。
少し右腕も鍛えなければなあ、と思う今日このごろです。
まず、三味線本体でいえば、棹(ギターで言うとネックの部分)が太くて厚みがあります。そして胴(ボディ)も大きく、重さもかなりずっしりきます。
そして撥が違う。
義太夫三味線の撥は、とにかく大きい。そして重い。

上の写真はわたしめの使っている稽古用のプラ撥の全体像。
本体はプラスチックでできていて、先のところだけ象牙になっています。
本来は、全体が象牙製なのですが、現代では象牙は手に入りにくいので、素人のお稽古用となるとこのようなプラ撥がよく使われるようです。
どのくらい大きいかといいますと、

全長250ミリ。
ペンと比べると、かなり大きいことがおわかりいただけるかと思います。
もっとも、この長さは規定のサイズというものはなく、大きさにはかなり幅があります。
ある程度、演奏者の手の大きさにあわせたものがよいようですが、このプラ撥は三味線屋さんいわく、現在ではスタンダードサイズといっていい大きさだそうです。
そして、厚みが半端ではない。
一番厚いところで28ミリ。薬指と小指ではさむところは約20ミリあります。
一度何かで試してみていただけるとわかると思うのですが、通常、薬指と小指の間の隙間に、こんな厚みのあるものを挟んだりはしないものです。そこを、ぐわっと押し広げるようにして撥を押し付けるので、小指の付け根は赤く腫れ上がり……それを繰り返していると、タコができます(撥ダコ)。
重さは、285グラム。
これでもですね、持ってみるとけっこうずっしりくるものです。ましてや、これで糸を押さえ込むようにして弾いたり、たたいたりとなると、かなりの圧力がかかってきます。
それでもたぶん、これは決して重いほうではない。
明治生まれの名人、初代鶴澤道八の『道八芸談』(ぺりかん社)によると、「八十匁(300グラム)は普通で、(中略)師匠(豊澤団平)のは百二三十匁位(約487グラム)でしょう」とあるので、まあこんなものではないのです。
でも、私にとってはこのお稽古用のプラ撥でも、けっこうな存在感です。
少し右腕も鍛えなければなあ、と思う今日このごろです。
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