一寸の兎にも五分の魂~展覧会おぼえがき

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「花開く江戸の園芸」展前売り券で変化朝顔の種がもらえます@江戸東京博物館

2013-05-25 | 展覧会
2013年7月30日より、江戸東京博物館で開催される「花開く江戸の園芸」展



江戸時代、大名や武士、町人、農民とあらゆる階級の人々が植物を愛し、育てることを楽しんでいたといいます。

その、江戸の園芸文化を、植物を描いた浮世絵や肉筆画、当時の園芸書などを中心に紹介する展覧会です。

朝顔は、菊や菖蒲などと並んで、江戸の人々を熱狂させた花のひとつ。

当時人気があったのは、変化朝顔と呼ばれる、突然変異によるさまざまな形や色の朝顔です。

わたしたちがふつう、朝顔といってイメージする花とはだいぶ違い、一見すると朝顔とは思えないような複雑な形や色の花や葉をもつ朝顔です。

変化朝顔については、九州大学大学院の「アサガオホームページ」内の解説が詳細です。

交配を重ねて、思いがけない花、奇をてらった花を咲かせることを好んだというのですから、絵画だけでなくここにも「奇想」の流れを感じることができます。

そしてなんと、この展覧会の前売り券を江戸東京博物館のチケット売り場で購入すると、先着500名様に変化朝顔の種がプレゼントされる、とチラシの隅のほうにちょこっと書いてあります。

博物館HPにも、ちょこっと書いてあります。

変化朝顔の種は、なかなか手に入らないので、これはチャンス!

早速、江戸東京博物館へ、前売り券を買いにいってきました。



チケット売り場で種のことを言うと、すぐに10種類ほどの変化朝顔の種をもってきてくれます。

「獅子咲牡丹」という種類と、「糸柳葉采咲」という種類があり(ほかにもあったかもしれません)、そのなかで白や紅、青などの色がいくつかあり、合計で10種類くらいのなかから選ぶことができます(日がたつにつれ、なくなってくれば選択肢も少なくなるのだと思いますが)。

わたしは、茶覆輪の「獅子咲牡丹」と紫吹雪の「糸柳葉采咲」を選びました。

チケット売り場のお兄さんが、たまたま中学生のときに変化朝顔を育てたことがあるという方で、いろいろと親切に教えてくださいました。そんな恵まれた人材にあたるとは、なんとラッキー。


この変化朝顔の種は、先にもあげた「アサガオホームページ」で有名な九州大学大学院理学研究院生物科学部門 染色体機能学研究室の仁田坂英二先生のご提供によるもののようです。

ちゃんと系統番号がついており、売却は禁止、譲渡の場合は系統番号を伝えることと、と注意書きがしてあります。

種には育て方についての簡単な解説もついてあり、はじめての方でもチャレンジできそうです。

ただ、その解説にも書いてありますが、朝顔の種はできれば5月下旬から6月に入って植えたほうがよいので、あまりのんびりしていると時機を逸してしまいます。

興味のある方は、お早めに買いに行かれることをお勧めします。

大人が楽しむだけでなく、お子様の夏休みの自由研究にも最適です。

ちなみに、いただいた種が成長する様子を写真に撮って応募し、人気投票で優秀作品を決定する「変化朝顔栽培コンテスト」なるものも開催されるようです。

折りしも、江戸東京博物館では「ファインバーグ・コレクション 江戸絵画の奇跡」展開催中(展覧会レビューについてはこちら。追記もしました~)。

こちらも大変見ごたえのある展覧会。

どちらをとっても、江戸東京博物館へいかない手はありません。



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2 コメント

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Re:浮世絵でめぐる江戸の花 (regenlied78)
2013-06-03 19:10:08
教えていただきありがとうございます。変化朝顔は奥が深いですね。種をまいてみましたが、成長が楽しみです。またアップしますので見に来てくださるとうれしいです。
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浮世絵でめぐる江戸の花 (はなや)
2013-05-30 20:03:10
先月、こんな本を見つけました。変化朝顔が描かれた浮世絵もありました。
http://gekkanflorist.blogspot.jp/2013/04/4_2.html
返信する

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