日本史大戦略 ~日本各地の古代・中世史探訪~

列島各地の遺跡に突如出現する「現地講師」稲用章のブログです。

上浜田遺跡(浜田歴史公園)|神奈川県海老名市 ~ワンちゃんパラダイスと化した鎌倉武士の居館跡~ 【歴史を歩こう協会・第1回歩く日 ⑩<最終回>】

2019-02-11 21:43:37 | 歴史探訪
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 相模湖に水没した地域から移ってきた鳳勝寺ならびに八坂神社を拝したあとは、再度古墳群に戻ります。

 上浜田古墳群では、すでに1号・2号・6号・7号(瓢箪塚)を見ました。

 3号はすでに湮滅しており、4号はその後の調査で中世の塚であることが分かったので、残りは5号墳ですね。

 探しに行きましょう。

 ところが、古墳の場所に行っても墳丘も説明板も見当たりません。

 この辺だと思うのですが・・・



 湮滅してしまったのかもしれません。

 ということで、諦めて本日最後のスポットへ向かいます。

 本日の最後は、さきほどの三塚公園の説明板にもチラッと書いてあった上浜田遺跡です。

 遺跡は「浜田歴史公園」として整備されています。



 説明板がありますよ。



 上浜田遺跡は縄文や奈良・平安、そして中世の複合遺跡で、鎌倉時代の武士の館跡が見つかったという珍しい遺跡です。



 公園内を見てみようと思ったところ、ご主人様に連れられた白いワンちゃん(後で聞いたら真ん丸のチワワでした)がずっとこちらを見ています。

 ご主人様が「行くよ」と言って連れて行こうとしても、どうも私たちに興味があるようでその場を動かないのです。

 吠えるわけでもなく、尻尾を振っていて、遊んでもらいたいような雰囲気です。

 そうしたら今度は、また別の2匹の黒い小型犬を連れた方がやってきて、そちらのワンちゃんは2匹とも活発で、遊んで欲しいらしく飛び跳ねながら私たちに突撃してきます。

 「人が好きでね。人なら誰でもいいんです」とご主人様がいうと、オーメンさんが「我々を人間だと思ってくれてるんですね」と返しました。

 大丈夫、中身はどうであれ、私たちも見た目はちゃんと人間に見えますから。

 私は猫ちんも好きですが犬も好きなので、しゃがんで戯れます。

 そこに先ほどの白いワンちゃんも介入。

 鎌倉武士の館の上はワンちゃんパラダイスと化しました。

 本当に犬は可愛いですね。

 将来はまた犬を飼いたいです。

 ジジ子のようなシュナウザーがいいな。

 さて、この公園には地表面に柱跡などが表示されています。

 こちらは附属屋。



 名前からして用途が不明なのでしょう。

 こちらは井戸跡。



 井戸跡の左隣には柵列の表示があります。



 厩跡は結構広いですね。



 ※さきほどの2匹の黒いワンちゃんが写っていますが、可愛かった。

 そろそろバスが来る時刻ですね。

 主屋跡の上を歩いて公園から出ます。



 本当は通路ではないはずですが、ショートカットをする場合はどうしてもこの上を歩いてしまいますよね。

 さて、好都合なことに歴史公園の前にバス停があり、10分に1本くらいの割合で海老名駅行きがあるので、ここからはバスで駅まで戻りますよ。

 海老名駅までは3駅。

 ちょうど16時に海老名駅に戻ってきました。

 ここで解散式。

 朝9時45分に集合して16時に解散という、ちょうどよい感じの歴史歩きになりましたね。

 オーメンさんは帰宅するとのことなので、残った5名で懇親会(クラツーの場合は勉強会)を開催です。

 近くの居酒屋がちょうど16時にオープンしていたので入りました。



 本日の感想やら、次回以降どこに行きたいかなどを話します。

 初参加のかんめいさんから感想を聞いた感じでは、やはり今回の目論見通り、一般的にはこれくらいの歩行距離がMAXということだと思います。



 今までの懇親会では意外なことにほとんど歴史の話はしなかったのですが、今回はとくに歴史に興味がある方たちが集まったので今までよりも普通に歴史の話ができましたね。

 歴史の集まりなわけですから、こうでなければ。

 2時間の飲み放題コースにしたので、18時過ぎには終了。

 普通であれば飲みが始まる時間ですよね。

 でも最近は私も夜遅い時間は苦手になってきたので、こういう早めに飲んでさっさと帰宅して寝る、というスタイルが一番快適です。

 というわけで、

 ・金子さん
 ・茂樹さん
 ・オーメンさん
 ・池上さん
 ・かんめいさん

 本日も一日ありがとうございました!

 (了)

 


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