日本史大戦略 ~日本各地の古代・中世史探訪~

列島各地の遺跡に突如出現する「現地講師」稲用章のブログです。

惣爪塔跡|岡山県岡山市北区 ~塔心礎しか見つかっていない謎の古代寺院跡~ 【備前・備中古代史探訪 ⑪】

2018-10-06 22:37:36 | 歴史探訪
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 吉備津神社を駆け足で参拝し、つづいて惣爪(そうづめ)塔跡なるものを探しに行きます。

 今日の午前中、岡山市中区の住宅街で幡多廃寺の塔跡を見ましたが、惣爪塔跡も同様に古代寺院の跡で、塔心礎のみ残っているようです。

 カーナヴィを頼りに、田んぼの中の道を突き進んでいき、目標地点に着きましたがそれらしいものが見当たりません。

 そのまま行きすぎ、坂道を登ると明治天皇が来たことを示す石碑があり、先へ行くと戻るのが大変そうな雰囲気の場所に来てしまいました。

 なので、ここでUターン。

 狭い場所でのUターンなので難儀ですが無事方向転換完了。

 元来た道を戻ってみます。

 すると左手に塔心礎らしきものが一瞬視界に入りました。

 バックして確認するとやっぱりそうでした!



 これは先ほどのように反対側から来ると木に隠れて発見しづらいですね。



 道が狭く、もし対向車が来たら大変なので、さっさと写真を撮ってこの場から立ち去ることにします。



 しかし、説明板はありませんね。

 塔心礎があるということは、ここに塔が建ち、周囲には伽藍が展開していたはずですが、現在のところこの塔心礎しか見つかっていないそうです。

 不思議ですね。

 では、次へ行きますよ。

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