⇒前回の記事はこちら
桃花原(とうかばら)古墳を見た後は、引き続き羽生田地区古墳群の茶臼山古墳を目指します。
おや、看板がある。

いやー、この地区は本当に素晴らしい!

非常に「古墳愛」が感じられる場所ですね。

看板の図でみると周辺の古墳の配置も分かりますが、地形図上にプロットするとこんな感じです。

茶臼山古墳に近づきました。
ここから先は歩いて行った方がよさそうだ。
邪魔にならない場所に雷電號を路駐して徒歩で古墳に近接します。
「P」の矢印が古墳の方へ向いていますが、あの看板の雰囲気ではどう考えても古墳の「P」ではありませんよね。

昔は何かの施設があったのでしょうか。
軽トラ道を歩きます。

林の中に標柱が。

文化財も大切にするけど、あなたも大切にしたいよ。
朽ち果てた標柱に声をかけ、山の中へ入っていきます。
お、前方に説明板が見えてきましたよ!
到着!

茶臼山古墳!

墳丘長91mの前方後円墳で、先ほどの道路傍の説明板にも書いてありましたが、この地域の古墳群の中では最初に築かれた古墳で、次に訪れる予定の富士山古墳と同時期で6世紀後半とされています。
家形埴輪の復元高が180㎝というのは凄いですね。
墳丘図。

下野型古墳は基壇を広くとっていますが、この図でいうところの「基壇」と「墳丘」を合わせて2段築成の墳丘として考えます。
説明板には墳丘長は91mとありますが、この図で見ると、基壇の裾までを含める一般的な測り方で見ると110mくらいあるんですよね。
大きな古墳です。
それでは墳丘に取り付きますよ。
上の方に墳丘が見えていますが、目の前の斜面は周堤です。

周提に登り、基壇の前方部の角を見ます。

周提の前方部コーナー部分。

少し周堤の上を歩きます。

まるで山城の土塁上を歩いているようで楽しい!
周溝に降りますよ。

今度は空堀歩きのようだ!

では墳丘の基壇部分に登ります。
基壇から周堤を見下ろします。

いいねえ。

基壇の上を歩き、2段目前方部の角に来ました。
くびれ好きとしてはいつもの写真が撮りたいですが、辛うじて全体が写るかな?

うーん、ちょっと入りきらない。
こう見ると前方後円墳の形が分かりますが、これは2段目ですよ。

下野型の特徴は基壇が広くて、2段目が細くて小さいことです。
ただ、小さいといっても、茶臼山古墳の場合は2段目だけでもさきほどの墳丘図を見る限りでは80mくらいはありますよ。

葺石かな。


はーい、墳頂に到着!
中央付近から前方部側を見ます。

後円部側。

基壇を見下ろします。

基壇に関しては前方後円形には造形しておらず、いわゆる盾形に近いです。

早朝の墳頂、気持ちいい!

気持ちよすぎて裸になりたいくらいです!

そんなことしたら、「わしらの時代にはそんな裸形の祭祀はなかったぞ!」と被葬者に怒られそう。
人物埴輪を見ると力士が裸形に近いので、「私は力士です!」とか言えば許してもらえるでしょうか。
いやいや、いくら頑張っても「フル〇〇」はアウトだな。
前方部エッヂ部分から基壇を見下ろすと、その先には周堤も見えています。

では、降りますよ。




茶臼山古墳の被葬者さん、さようなら。

茶臼山古墳、良い古墳ですねー。
ただし、ほとんど山城と同じような感じなので、今は真冬だから楽しめますが、夏場はどうなるんでしょうかね?
ツアーに組み込むとしたら冬にしたいです。
それでは、つづいてこの近くにある富士山古墳へ行きますが、ついでなのでこのまま歩いて行って見ますよ。
※後日、この茶臼山古墳を含めた下野型古墳のツアーを出しましたが最少催行人員に達せず中止となりました・・・無念。
⇒この続きはこちら
桃花原(とうかばら)古墳を見た後は、引き続き羽生田地区古墳群の茶臼山古墳を目指します。
おや、看板がある。

いやー、この地区は本当に素晴らしい!

非常に「古墳愛」が感じられる場所ですね。

看板の図でみると周辺の古墳の配置も分かりますが、地形図上にプロットするとこんな感じです。

茶臼山古墳に近づきました。
ここから先は歩いて行った方がよさそうだ。
邪魔にならない場所に雷電號を路駐して徒歩で古墳に近接します。
「P」の矢印が古墳の方へ向いていますが、あの看板の雰囲気ではどう考えても古墳の「P」ではありませんよね。

昔は何かの施設があったのでしょうか。
軽トラ道を歩きます。

林の中に標柱が。

文化財も大切にするけど、あなたも大切にしたいよ。
朽ち果てた標柱に声をかけ、山の中へ入っていきます。
お、前方に説明板が見えてきましたよ!
到着!

茶臼山古墳!

墳丘長91mの前方後円墳で、先ほどの道路傍の説明板にも書いてありましたが、この地域の古墳群の中では最初に築かれた古墳で、次に訪れる予定の富士山古墳と同時期で6世紀後半とされています。
家形埴輪の復元高が180㎝というのは凄いですね。
墳丘図。

下野型古墳は基壇を広くとっていますが、この図でいうところの「基壇」と「墳丘」を合わせて2段築成の墳丘として考えます。
説明板には墳丘長は91mとありますが、この図で見ると、基壇の裾までを含める一般的な測り方で見ると110mくらいあるんですよね。
大きな古墳です。
それでは墳丘に取り付きますよ。
上の方に墳丘が見えていますが、目の前の斜面は周堤です。

周提に登り、基壇の前方部の角を見ます。

周提の前方部コーナー部分。

少し周堤の上を歩きます。

まるで山城の土塁上を歩いているようで楽しい!
周溝に降りますよ。

今度は空堀歩きのようだ!

では墳丘の基壇部分に登ります。
基壇から周堤を見下ろします。

いいねえ。

基壇の上を歩き、2段目前方部の角に来ました。
くびれ好きとしてはいつもの写真が撮りたいですが、辛うじて全体が写るかな?

うーん、ちょっと入りきらない。
こう見ると前方後円墳の形が分かりますが、これは2段目ですよ。

下野型の特徴は基壇が広くて、2段目が細くて小さいことです。
ただ、小さいといっても、茶臼山古墳の場合は2段目だけでもさきほどの墳丘図を見る限りでは80mくらいはありますよ。

葺石かな。


はーい、墳頂に到着!
中央付近から前方部側を見ます。

後円部側。

基壇を見下ろします。

基壇に関しては前方後円形には造形しておらず、いわゆる盾形に近いです。

早朝の墳頂、気持ちいい!

気持ちよすぎて裸になりたいくらいです!

そんなことしたら、「わしらの時代にはそんな裸形の祭祀はなかったぞ!」と被葬者に怒られそう。
人物埴輪を見ると力士が裸形に近いので、「私は力士です!」とか言えば許してもらえるでしょうか。
いやいや、いくら頑張っても「フル〇〇」はアウトだな。
前方部エッヂ部分から基壇を見下ろすと、その先には周堤も見えています。

では、降りますよ。




茶臼山古墳の被葬者さん、さようなら。

茶臼山古墳、良い古墳ですねー。
ただし、ほとんど山城と同じような感じなので、今は真冬だから楽しめますが、夏場はどうなるんでしょうかね?
ツアーに組み込むとしたら冬にしたいです。
それでは、つづいてこの近くにある富士山古墳へ行きますが、ついでなのでこのまま歩いて行って見ますよ。
※後日、この茶臼山古墳を含めた下野型古墳のツアーを出しましたが最少催行人員に達せず中止となりました・・・無念。
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