今回の動画は、【平安時代#4】「武士の出現 末法思想と浄土教」です。
釈迦の教えが通用しなくなる末法思想が伝わり、世の中が不安定になったころ疫病が蔓延し、さらに人々を恐怖に追い込みました。こうした時代背景の中で、当時まだ身分の低かった武士が活躍する時代へと進んでいきました。
仏教の本を調べてみると、現在でもなお「末法の世」であると言います。
この世の危機は千年、二千年と続くのでしょうか。
平安中期、折からの疫病「天然痘」に対する恐怖と相まって末法に対する人々の恐怖が増幅されました。
そこに現れたのが空也上人。踊りながら念仏説法を行い、人々に極楽往生を説いたのです。
京都市中で感染者に交じり、説法を行い続けたのです。食も施したと伝えられています。
国家鎮護のための威厳に満ちた仏教が、初めて人々の恐れに寄り添った、まさに革命的な出来事でした。
「厭離穢土 欣求浄土」家康公の旗印の言葉。まさにこの時代、源信によって説かれました。
家康公はそれを実現して見せたのですが、その平和も再び崩されていった歴史的事実を看過してはいけませんね。
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