羊羹屋の思いこみ!

セッカチなこの私、座右の銘は電光石火にございます。笑ってやってくださいな。

ヤケドで

2007-04-05 | Weblog
今日、羊羹を作っててバケツをけっ飛ばしてしまいました。熱湯の入ったバケツを。ナガグツを履いて仕事しているので大事にはイタりませン。思い出しました。3年前は大事にイタりました。
製造の時はマズ最初に湯を沸かします。それをバケツに入れポリベラやゴムベラなどその日使う道具を煮沸消毒ヨロシクホり込んでおきます。ンデ小豆を炊きに入り、合間を見て一晩水付けしておいた寒天を開けます。その時に履いているナガグツのフチがバケツの取っ手がついている出っ張り、ソコに引っ掛かって熱湯がナガグツの中に進入、カルい悲鳴ジミたものを上げたコとを覚えてます。
私もコの年ですのでヤケドをした時の対処法はシってます。冷水で十分冷やしソのままで医者へ直行ッテこトは。ケドそうすると5000本の羊羹がパ〜です。被害金額は135万と言う天文学的数字が出てきます。患部をミますと右足首の後ろが手のひらサイズでマッカッカ。コレは自宅で対処できるモンじゃない、医者へ行かなきゃ。ケド、シぬシなないってラベルじゃないッテ判断しました。ダから我慢しました。
最初はそうでもなかったんですが30分ほどシタラひりひり痛みだします。加えて皮膚が突っ張って足首を曲げることが出来ません。ビッコを引きながらひりひり痛むのを我慢しつつ「おトーさんは頑張ってるよ〜」ッテ自分に言い聞かせてましたね。製造を終えナガグツをヌごうとしたら患部が水膨れをオこしてヌげません。ムリに引っ張ると激痛が走ります。ダからハサミでじょきじょき!アンヨがコブシ大に膨れ上がってます。その後、サンダルを履いて皮膚科へ走りました。
医者が「ナンでもっと早く来なかった?ナンでココまでホっといた?」ッテ怒ります。ンナこト言ったって羊羹がパ〜になるでしょ、ッテ言ったら「ウ〜ン、ケドコレ、少々(アトが)残りますよ」ダって。ダから言いました。「あのね、コの年になってそれも男で、ソレが顔の真ん中ならいざ知らず、足首の後ろに少々アトが残ったところでドウってコとはありませんよ」シタラ医者が言います。「それも、ソウですよね」ですと。バカにしてる?
3年経った今ではアトも残らずキレイに治りました。アレ以来熱湯の入ったバケツには気をつけていたツモりでしたが「のどモト過ぎれば」ッテヤツでしょう。今日は大事にはイタりませんでしたが、羊羹の製造ッテのは危険が伴います。熱湯の入ったバケツもサることながら炊上った羊羹は104℃、ソのカマの中にケツマづきでもして頭から入ろうモンならそれこそ救急車の登場とアイ成ります。
アセらずサワがず、シゴトは落ち着いてシましょうね。



山代温泉・れんの羊羹[れんのようかん]石川県加賀市山代温泉 http://www.yorunoume.com