今年で16回目になるという定禅寺通りジャズフェスティバル。
何日もまえから TVや新聞の情報で
母T子が「行ってみたい、行ってみたい」
「あたしはジャズ すきなんだよね~」
じゃあ、行ってくればいいじゃん、と心の中で思う私。
でも、私は知っている。この人ひとりでなんかでかけたりできないのだ。
つまり!私に『連れて行け』とあんに言ってるにすぎないという事。
もしも私が「行ってくればいいんじゃない?」
なんて言ったものなら
「やれ行き方がわからない。」だの「 道に迷うから」だのと聞きたくもない御託を並べ立てられるのが関の山。
ここはひとつ!親孝行ということで お昼過ぎに仙台に出掛けることに。
母T子はむか~~し仙台に少しばかり住んでいたことがある。
だけど、生来の方向音痴なのか 自分が今 どこをどっちに向かって歩いているのか・・・まるでちんぷんかんぷんな人。人はそれでも強く生きて行けるのだと、思ったりするけど。この能力は私の妹にしっかりと引き継がれている。
仙台駅から市営地下鉄に乗り継いで2駅目で降りると メイン会場だ。
何年か前に1度、ダーリンと散策してて偶然このジャズフェスに遭遇したことがあった。
小さな路地のお店の前の駐車スペースが とあるグループの会場になっていた。
観客は十数人、こじんまりとした空間に流れるジャズの生演奏♪
別にジャズが好きってわけではなくとも 思わず足を止めて 聴き入ってしまった。
そんな思い出のあるジャズフェス。
このケヤキ並木の下をそぞろ歩くのはとても気持ちがいいもの。
でも9月も10日だというのに 今日は32度もあって おまけに 数年前とは比較にならないほど ものすごい人出になっていて、どこもかしこも 演奏会場の前はヒトダカリ・・・。
このへんで ようやく腰掛けられる場所をみつけて、しばしこのお姉さんのスローバラードを堪能した。
せっかく来たんだからと 取りあえずこの定禅寺通りは端から端まで 会場チェックしながら歩いてみた。
そろそろ 足の悪い母T子も限界かな・・・・ということで
仙台駅方向に向かって 昼間の国分町から一番丁へと行くことにする。
これまた 七夕まつりの時にも負けないくらいの人の多さにびっくり。
さすがに私も足取りが重くなってっきていた。
ただただわたしの歩くほうについてきてるだけの母に
「ねえ、いまどっちに向かって歩いてるかわかる?」
「??わかんない」
ああ(ーー;)
ここが県民会館だよ~、ここが市民会館でね~。ここから西公園。
三越ね!藤崎デパートだよ・・・等と説明しながら歩いてきたけど、
きっと 次に来た時も何もわからないで歩くんだろうなあ・・・ちょっと悲しい。
なんとか仙台駅に辿り着いたときには もう二人ともくたくたで 腹ペコで。
夕方の4時なんて中途半端な時間だったけれど
地下のレストラン街でおいしいもんでも食べて行こうか!
って、こんな時だけは意気投合している母子。
私は牛たんのお膳もの、母T子はオマールえびとほたてのなんたら・・・・(忘れてしまった)それに 殻牡蠣の香草焼きを二人前ね、なんて太っ腹な お母上さま。
わたしは遠慮がちに生ビールの小を1つ。
こうなるとなんだか ジャズフェスってのはただの口実で 美味しい物を食べに出掛けてきたような気にさえなってくるから 不思議だ。
「あと15分で駅につくからお迎えお願いね~」
と、家にいるお兄ちゃんに電話して 気分よく帰りの電車に乗った。
今夜の夕飯は午前中に作ってでかけたので もう何もすることはないのが嬉しい。
あ・・・っとちょっとニュアンスが違ったわ。作ったのではなく「作らせた」が正しいんだった。3兄弟にいつもの『キッチン体験学習』でカレーを作らせておいたんだった。
たまには こんな親孝行な休日もいいよね。
親孝行のチェーン現象。
こっちは、雨です
りんご落ちなきゃ、いいなぁ...。
お母さんとのデート、
少し、考えさせられました。
おらは、何年親孝行してないんだろ...って。
すんごい近くにいるのに、
二人で歩くことなんて、全然してない。
近いうちに、うまいもんでも、食べにいこっかなぁ
あ!この間、所さんのテレビ、
「笑ってこらえて」で、
利府町の教会のご夫婦物語、
やってた♪
もしかして、近く?
感動して、泣いちゃった...。