海辺を歩く。
何も考えず、目的もなく。
ただ、歩く。
いつかの、そう、もうずいぶん遠い日の、
自分を、振り返ったり。
遠くにいる家族を、想ったり。
この海の果てには、
きっと、知らない国が、たくさん、あって。
水に、足を、パシャパシャ。
気持ちいい。
透明。
ほんのり、コバルトブルー。
波が、引いていく、
スーって、砂と水が引いて行って、
自分は、踏ん張って。
その感じが、好き。
何回か、同じことを、繰り返す。
意味もない、こと。
でも、好き。
快感。
そんな時間が、大切。
遠く、沖を、望む。
小さく、霞んで見える、島。
あそこには、何があるかな。
どんな、ところかな。
住めはしないかな。
日々の生活は、
とても便利で、
だけど、煩雑で、
何かと、忙しくて・・・。
そんな週末に、
ここを訪れる。
心が、再生する。
ヒーリングミュージックのような
波の、音。
心地よくて
目を閉じる。
目を閉じて、
波の、音楽に、身を任せる。
全ての、物事が、
とても、ちっぽけに感じてきて、
ただ、この瞬間を、
愛おしむ。
そう、
自分が、存在している、
それだけで、いい。
欲も、
名誉も、
すべて、捨て去り、
ただ、そこに、いる
自分。
裸の、自分。
今日は、夕日まで、観て帰ろう。
あくせく、渋滞の中を
帰ることは、ない。
全ては、自分が、導く
全ては、自分の、
心の、赴くままに。
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