RIKAの日常風景

日常のちょっとしたこと、想いなどを、エッセイ風に綴っていく。
今日も、一日お疲れさま。

詩 いろいろ

2008-11-21 13:20:38 | Weblog


   昔、書いた詩を、少し載せたいと思います。


 

  ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~


   -出会ったその時-

 目が合った その瞬間
 
 私は あなたのものになった

 あなたから目が離せなくなった

 声をかけたくなって

 いっぱいいっぱい 考えた

 -・-・-・-・-・-・-

 二人はまるで それまで心配していたことが
 うそのように

 同じ思いだった

 お互いが話したがっていた

 そのあとは 覚えていない

 ただ覚えているのは

 心が通じたということ

 声がきけたということ

 穏やかな時間がすごせたということ


 
  -苦しい思い-

 過ぎゆく時の流れに逆らえずに

 ただ無防備な傍観者となって

 それぞれの時を過ごす

 きっと過ごしている
 あの人は

 過ごしている

 どれほど望んだだろう

 会いたい

 ほんの少しでいい

 会って話がしたい

 どれほどの時が経ったなら

 私はあなたの壁をとりこわせるの?

 信じてる 生きている限り
 
 いつか あなたに会えるって

 信じてる

 信じてる



  -愛した君へ-

 君の気持ちを裸にしたい

 そしてすべての想いたちを開放させたい


 記憶の一つ一つを

 涙と共に 少しずつ流していこう

 そう 忘れること

 今 わたしがするべきことは

 忘れること
 
 あふれ出る やるせない 感情



 
 -なくなった喫茶店-

 恋人に振られた喫茶店で、

 後日飲むコーヒーは

 どんな味がするだろう。

 別れの場所は、

 永遠に消えないと思っていた。
 
 でも、数年後、久しぶりで通った

 その喫茶店が、美容院に

 変わっていたのを観た時、

 完全に、あの恋にさよなら

 した気分になった。




  -鈴木選手へ-

 あなたは きれいだった
   
 ほんとうに すさまじく 一途だった

 あの時の

 ボールを追う執念

 その執念を

 私は 涙をもって

 喝采した





  -明け方の月-

 明け方の月をみたことある?

 って君が言った

 あるようなないような、と僕が返したら

 ちょっとスネてたね

 だったら今度、二人で見ようよ、

 明け方の月。

 ずーっと夜じゅう一緒にすごして、

 ねむくても我慢して、

 明け方の月を見よう。

 空に吸い込まれるように

 僕は君に吸い込まれそうになるかもしれないけれど

 約束だよ。



  -洗い立てのシャツ-

 洗ったばかりのあなたのシャツが

 照りつける太陽の下

 ゆらゆら揺れてる

 今日の夕方には

 私のタンスの、あなた用の引き出しに

 ストンとしまわれる事だろう

 次の休日に

 またあなたに着てもらうことを

 楽しみに

 夢見心地で

 太陽の匂いも

 一緒に包み込んで…

 一週間、おやすみなさい。




  -映画のあとに-

 何も約束のな日曜の午後に

 あてどもなく街を歩いていたら

 急にあの人に連絡したくなった

 映画に誘ったら あの人は来てくれた。

 恋愛ものの映画を観たあと、

 外に出ると 雨が降っていた。

 かさもささずに、あの人が、

「今日は、あの日に似てるね」って言った。

 私も、その ”あの日” をちょうど思い出していたから

 とてもびっくりした。

 
 あの人は、今、遠い所へ行ってしまった。



 -むかしは子供だった-

 泣きさわいでいた赤ちゃんが

 安らかな眠りに就く頃

 お母さんも ほっとして

 読みかけの本を広げる。

 どの子もそうだった

 どの子も、そんな時期があった。

 そんなことは 大人になると

 忘れてしまうのだけれど…。


  
  -現実と夢の間で-

 仕事帰りに寄った喫茶店で、

 何もかも忘れて コーヒーを飲む。

 ちょうどその頃 太陽が沈みかけ

 一日の終わりを告げる。

 そんな毎日。

 その喫茶店には、

 植物がたくさんあって、
 
 ぼんやりそれらを眺めながら、

 いつしか 南国の旅に出たい

 と 思ったりした。



  -コール-

 懐かしい人に 電話をした

 かける前、少しためらって

 それでもダイヤルを回して…

 ルルル ルルル

 次第に胸が高鳴る

 7回目のルルルで

 彼は 出た

 
 昔と変わらない

 あの 大好きな 声

 やわなかいトーン

 たまらない気持ちになった。

 
 他愛もないことを

   しばらく話した後、

 静かに 受話器を 置いた

 その後、彼から昔もらった

 CDを聴きながら

 眠りについた。




 

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