若い頃、どうしてもピアノで弾きたい曲があって、その曲をたくさん練習して、もがいてももがいても、納得できる演奏ができなくて、それでも、練習続けて。何年かもがいたら、自分のテクニックが悪いことがわかって、1音鳴らすところからやりなおし。良い音を出す練習をしているうちに、その曲は、どこかへ行ってしまったらしい(笑)
結局私は、その曲が弾きたかったんじゃなくて、良い音が出したかったんだ。
あれ以来、私が一つの曲にそこまでこだわることはなかったのだけど、今、リコーダーで練習している曲は、自分が納得できる演奏ができるまでは、たぶんもがき続けると思う。あの頃のように、私の心にキラキラする思いがある。
ようやくわかって来たんだけど。
偉大な作曲家が、たくさんいるし、偉大な作品を残している。専門家が、どうして、その作品が偉大なのか、色々解説してるから、それはそれで素晴らしいのだけど。
どんなに有名な作曲家の作品であっても、聴いてる人の感性と共鳴しないと、聴いている人にとって、その作品は素晴らしいものにはならない。
私の感性と共鳴する曲と出会った時。その時に、初めてその曲が、私にとって偉大な曲になるし、私の心が喜んでいるのがわかる。
更に、その曲を自分で演奏しようとすると、私の魂が大喜びしてるのがわかる。楽譜を目にした時のワクワク感。どんなに難しくても、どんなに時間がかかっても、納得できる演奏がしたい。練習が楽しい。適当なところでやめたいと思わない。もっと、こんなふうに演奏したいって言うのが、たくさんある。
その曲を書いた作曲家は、私にとっては、偉大な作曲家。
すごいなあ~。私も、誰かの心が喜ぶ曲を書きたいなあ。誰かの魂が大喜びして演奏してもらえるような曲が書けたらなあ~。
最近、全然曲が書けてないけど。また頑張ってみよう。
明日の夕方は、別の教会で助っ人として歌って来ます。いつもの教会じゃないから、お行儀よくしなくちゃ(笑)その前に、迷わないで教会に行きつかなくちゃ(笑)。
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