「もっとやっちゃえ~!」
というのが、バロック・バイオリンを勉強している学生の、私の演奏に対する感想。
古楽科のパフォーマンスクラスで、バッハを演奏したのですが、古楽科のパフォーマンスクラスで演奏するの初めてで、かなり委縮していたのも事実だけど、それだけではない。私の実力不足なのも知ってる。でも、一番の原因は、小さな空間で演奏してしまったこと。大きな世界を意識して演奏しなかったこと。そしてそれは、自分のピアノの生徒さんにいつも言っていること。
チェンバロの学生さんは、もっと丁寧に、どこでコントラストをもっとつけたらいいかとか、教えてくれました。やってるのはわかるけど、もっとやらないとオーディエンスには伝わらないって。
リコーダーの学生は、「緊張すると、息するのを忘れちゃったりするんだよね。」と、とても優しい。でも、もっと息を入れないと。
古楽科主任の先生が、通奏低音を弾いてくれたのだけど、これがぴったりでした。演奏していて、本当に合っているのがわかった。一緒に演奏するということが、よくわかった。3楽章が、リハーサルよりも走ってしまったのに、最初っから最後までズレることがなかった。走ってしまったのは、どちらが悪かったのか、本人同士もわからない。でも、リハーサルよりもうまく演奏できたのは確か。
もともと私は、本番に強いんだけど、でも、通奏低音との相性がすごく良かった。
リコーダーの先生が、私の中にこもっている音楽性を、外に出していく助けをしてくれている。技術的なことが多い。体をリラックスさせることが一番難しい。指に力が入ってしまったり、口の中に力が入ってしまったり、顎が上がってしまったり。リコーダーの角度が下がってしまったり。まだまだ基本的なことを学んでいる。辛いこともあるけど、少しでも良い音が出したい。
次のパフォーマンスクラスは来週。来週は、現代音楽のリコーダー科のパフォーマンスクラス。思いっきり広い世界へ向けて演奏したい。小さな空間でとどまらないように。
その前に、ヴァイオリンのトリオ・ソナタを書く宿題が・・・・(笑) シューベルトのピアノソナタを、ストリング・カルテットにオーケストレーションする宿題も出てるんだった!!
これから仕事です。今週末はグラスゴーで、ピアノを教えてます。
忙しいよ~!!
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