2週間ぐらい前に、持病の不安障害が悪化して、それから、順調に良くなってきてます。不安障害って、見えないから、なかなか理解してもらえないんです。夜、横になっても、頭の中でグルグルと何かが回転していて、身体が休まらない。何か、失礼なことを言ってしまったのではないか。誰かに嫌な思いをさせてしまったのではないか。自分がいることで、迷惑になってないか。そんな思いがグルグル始めると、だんだん、自分が存在してはいけないような気になって来るんです。こんな面倒な人とは、関わりたくないよねって。ひどくなると、抑うつ状態になる。そして、感情がなくなっていく。
感情が戻ってくると、もちろん、辛いとか悲しいとか、そういう感情も出てくるから、必ずしも楽ではないけど、でも、ようやく感じれたことにホッとしてる自分がいる。楽しいとか、嬉しいというのはもちろん、何かに腹を立てたり。そういう普通のことが普通にできなくなると、できた時にありがたいと思う。
5年前から、不安障害のことを隠さずに、オープンにしてきた。カウンセラーさんにすすめられたせいもあるけど、隠しているのも辛かった。今の子ども達は、精神疾患について、きちんと教育されてきてる。うちの子ども達も、変な偏見とかなくて、お母さんはお母さんだと思ってるらしい。って、変な言い方だけど、うちのお母さんは、こうです、みたいな。
ありがたいことに、ピアノの生徒さん達もその親御さんたちも、普通のこととして受け止めているようだ。
合唱の同僚にも多いです。私みたいにオープンにしてないから、こっそり教えてくれた人もいます。指揮者もそう。ちなみに、スコットランドは4人に一人がうつ病。
音楽家や芸術家って、神様に近い職業なんじゃないかな?
北斎の浪裏も、ゴッホの星月夜も、オネゲルの名曲も、そうじゃないと、きっと生まれてない。
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