確かにみんなが「面白かった!」と言うだけあって、私も楽しめましたし、面白かったです。が、それと同じくらい「つまらない」と感じでしまったのも事実です。感覚的なものなので、どこが?と聞かれると困るのですが、あえて言うなら…おもちゃみたいな町のセットに、チラッと出演の豪華スター陣に、ケバイ戸田恵子(しかも似合っていない!)など、無理矢理感がありすぎ。しかも、オチらしいオチもなく、結局どういう結末?佐藤浩市演じる売れない俳優と妻夫木聡演じる青年はほったらかし?という中途半端な終わり方も残念でしたね。
それでも佐藤浩市のすばらしい演技、深津絵里のステージ(そういえば昔、歌出してたよな…と思い出しました。笑)、市川崑監督の監督姿と見どころはたくさんあったので、1000円払った甲斐はありましたね。それにしても冒頭の佐藤浩市のどアップ、お父さん(三國連太郎)にあまりにそっくりだったので、びっくりしてしまいました。やっぱり親子なんだなー。
本作以外の映画はイマイチという評判ですし、やっぱり三谷さんはTVドラマ(それも連続ドラマ)の世界や演劇の世界が合っているのかなぁと思いました。恐らく単発の2時間強の映像の枠に三谷ワールドは収まりきらないのだと感じました。先日のドラマ『古畑中学生』もあんまりイケてなかったですし。
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