諸田玲子さんのお鳥見女房シリーズ三作目『鷹姫さま―お鳥見女房』を読みました。主人公の珠世は、現代の私でも「ああなりたい」と憧れてしまうような女性。色々な人に慕われ、感謝され…本当にステキな女性です。彼女の家族や家族同然の源太夫一家もかなりステキな人たちで読んでいて惹きこまれてしまいます。本作は珠世の長男・次男・次女のそれぞれの恋物語が織り込まれていて結構ドラマチック。次女の君江の婚礼のシーンなどは心に染みるものがあり、電車の中でもうるうるっと来てしまいました。いつまでも続いて欲しいシリーズですね。 鷹姫さま―お鳥見女房 (新潮文庫 も 25-6)諸田 玲子新潮社このアイテムの詳細を見る