前回レオパレスとの訴訟で、レオパレスがどのような主張をしているか紹介したいとと申しましたが、まずどのような事例か紹介したいと思います。
物件は、平成7年にレオパレスが、一括借り上げを前提として建築した木造アパートです。
アパートの建築時の説明は、建築したアパートは30年一括借り上げをするというものでした。
しかし、築16年目の昨年、レオパレスから一方的に解除されたものです。
レオパレスから平成22年12月に家賃減額の要請があったのでこれに応じた後、1年もたたない平成23年8月にレオパレスの社員が解除を言いに来たものです。この時は、家賃減額の話は一切出ず、解除しかないという話でした。
当初の30年一括借り上げは口約束でしたが、「レオパレス共済会」に加入した際、平成32年3月まで借り上げをするという「約定書」を締結しています。
そこで、オーナー側は「解除はできないはず。」として、合意解除に応じなかったところ、2か月後の10月に一括借り上げが終了するとの内容証明がオーナーのもとに届き、10月末までに住居者は全退去となり、11月から家賃は振り込まれなくなりました。
オーナー側は、3000万円以上のローンが残っています。
上記が事案の概要です。
なお、オーナー側は、レオパレスが一方的に解除したとしても現在の住居者は引き継擬ぐと希望し、解除を言ってきた社員もその席で、「その意向は了解した」と言ったものですが、やはり全員退去をさせたものです。
その際の住居人への説明が、「オーナーに解除されたので、建物を貸すことができなくなった。それで、全員10月までに退去して欲しい。」との嘘の説明をしています。これは、私が直接住人の方に確認しました。
次回から、訴訟の様子を話したいと思います。
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