分かったよーなこと、言ったって~!!

中途半端な知識で適当ぶっこく無法地帯へようこそ( ^-^)ノ

ハッシュタグとシェアワールド

2012-10-13 00:25:48 | SS・小説
 今日はですね、Twitter上で起こったお話です。


 ハッシュタグって、ありますでしょ。頭に『#』を付けた言葉でして、それをクリックすると、同じ『#』付きの他人の発言がずらーっと出てくる、一種の検索機能ですね。


 こういうヤツです。







 いや、発言は気にしないでください^^;

 #から続く、青い文字列ですが、これを文頭に置いたり、文末に置いたりします。文中でもOK,一般的には文末で使われます。



 まぁ、そこでですね、Twitterで創作クラスタと言われる『物書きさん』を広く集めるタグが、いくつか存在するわけなんですけれども、例としてはこんな感じです。








 これは、とにかく広く書き手を集める、グローバルタグと言っていいと思います。

 それに類するものではありますが、フォロワー間(要は相手を知っていて、ある程度世界を共有し慣れている相手と)で書き合うハッシュタグもいくつか存在するようでして、それを不定期で「どうですか」とアナウンスされた方が、思わぬリアクションを受けられて、つい愚痴をこぼしてしまったんですよ。


 曰く、


「フォロワーでもない知らない人が、黙ってこのタグを使うのは不躾だ。正直怖い」(意訳)


ということなんですが、不定期にこちらの方がツイートされるアナウンスに、そういった文言は無かったわけです。

 「とにかく貪欲に、一人でも多くの書き手を集めたい」という御趣旨かなと、私個人は解釈致しましてリツイート(拡散)させて頂いたわけですが、どうもそういう想いではなさそうです。


 先程のbotのアナウンスでも、注意事項が不定期に挟まれていました。






 まぁ、この方とお話させて頂いた中で

「あのタグは、一言挨拶を交わす習慣があるのだから『別』だ」

と仰ったわけですが、なぜ習慣として交わされるかと言えば、もちろん

『初めて見る・使う人、慣れてない人が周りと上手に付き合えるよう、目安を広く示した』

という一点に尽きると思うわけです。

 それまでAさん、Bさん、Cさん(三者相互フォローとします)が使っていたタグを、Aさんが「これ、どうですか」と呟かれて、もちろんネット上のことですからフォロワー以外の目にも止まって、全く縁の無かったDさんがそのタグを使ったとします。

 そこでA、B、Cさんが「あいつ、不躾だよねー」と愚痴るのは、あまりにも身勝手な気が致します(私個人の見解)。

 これは、Twitterとして現時点の限界とも言えますが、鍵付きのアカウントでもない限り、呟けば・タグを使えばオープンとなりますので、「どうですか」と呼びかけた時点でA、B、Cさん以外からのリアクションは想定に入って然るべきですし、慣例として何か交わすべきだと三者で(暗黙でも)定めていらっしゃるならば、アナウンスにその一文を入れる事は、相手も自分も気持ちよく創作を楽しむ為に必須と言えるはずですよね。現に、知らない方がそのタグを使われたことでAさん(仮)は「怖い」と仰っています。




 またですね、それが創作者同士で「シェアワールド(共同で題材として使う仮想世界)」として楽しみたいのならば、やはり部外者(語弊ある表現ですが)に向けて、ある意味牽制とも言えるアナウンスは必要ですし、普通そういった想いは発生すると思うんですよ。




 実際、アイドルマスターの二次創作として、動画やSS(小説)を楽しむ中で、そういったシェアワールドもあります。



 こんなのです。


『偶像町幻想百景』



 こちらのシェアワールドについては、私がニコニコ大百科と、Pixiv百科事典を書かせて頂きました。


偶像町幻想百景 ニコニコ大百科

偶像町幻想百景 Pixiv百科事典



 御覧のように、シェアワールドの原作者より

「この一文を、どうか載せて頂けないでしょうか」

と、意思表明を受けて、記事の中に挿入させて頂きました。



 私個人の見解ではありますが、


『本当に自分の世界に思い入れがあるならば、当然こういった想いを外に向けて明示するであろう』


と信じて疑いません。それが、自分(たち)の世界に対して『責任を負う』という事だと思っていますし、間違ってもそれを怠った上で反感を覚えるというのは、私にとって全く理解の範疇を超えています。







 まぁ、後は…………どうも排他的・閉鎖的な空気を感じたのも悪印象でした。





 ついでに言っちゃえば………………「フォローしろよ」と遠まわしに要求してみえるようにも感じて、私はそういうのヤかな、と。





 あくまでも全て、私個人の考えですので、人によって「そんなことないよ」って仰るとは思います。


 皆さんはどうなんでしょうかね?





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漫画でも小説でも、作らない人は作らない(^-^;)

2012-09-19 23:31:16 | SS・小説
 まぁ、今日の元記事は漫画家さんから若手への苦言なのですが、これが小説やら、他の分野でも当てはまると思いますので、あえて『小説』カテゴリとして書かせて頂きます。




漫画家・佐藤秀峰 先生が、今まで見てきた
漫画家になれない人たちの10の言い訳



 不許可でもないようなので、転載してみましょうか。





(以下引用)



漫画家になりたいけど、漫画を描いたことのない人って
何考えてるんだろうなぁ…?なれる訳ないじゃん。

今まで見てきた漫画家になれない人たちの言い訳。



その1:

 まだ描いたことがないので、
 描けるようになるために
 ここに勉強しに来たんです




その2:

 イラストなら描いたことがあります!



その3:

 そもそも漫画を描けるというこということ自体、
 特殊能力なんですよ。
 映画で言えば、監督と脚本と役者と美術と照明とか、
 いろいろ全部一人でやるようなもんじゃないですか。
 だから、描けないのが普通なんです。




その4:

 読み切りのネタが思いつかないんですよね。
 自分は短編向きじゃないって言うか、
 長編の構想ならあるんですけどね



その5:
 
 漫画はいっぱい読んでるし、見る目は結構あるんですよ。
 目は肥えてるんで、
 つまんないって分かってる漫画は描けないって言うか、
 傑作が思いつけばすぐ描くんですけど



その6:

 いい編集者が担当になれば描けるんですけどね。
 今の担当がヘボだから描けないんですよ



その7:
 
 僕は傑作しか描かないんです。
 一生に一本傑作が描ければいい。
 あなたみたいに粗末な漫画を量産する
 漫画家は軽蔑しますね。



その8:
 
 普通に働いてたら、
 描く時間って無いじゃないですか。



その9:
 
 漫画はただ描いても意味なんかないんですよ。
 雑誌に掲載される物しか描きたくないので、
 雑誌の傾向とか編集者の好みとかをよく調べないと



その10:

 今、ネームの構想中です。





後100個くらい思い出せるけど、
とりあえず、アドバイスできることはすべて同じ。

「描きなさいよ」

後、新作を何年も描いてない(元?)漫画家さんも、大体同じことを言うなぁ。

「描こうと思えばいつでも描けるんだけどね」

佐藤秀峰先生の「今まで見てきた漫画家になれない人たちの言い訳」





(引用終わり)



 ってことらしいんですけどね。

 スランプは誰でもあるもんですが、こんな症状(言い訳)が出てきたら危ないよってお話なのでしょう。


 う~~ん、私も取り掛かんなきゃなぁ…………(;^-^)




 ちなみに、元の元はトゥゲッター(Twitterのまとめ)らしいです。


 っ 佐藤秀峰先生の「今まで見てきた漫画家になれない人たちの言い訳」



 このトゥゲッターのね、下の方に追加されていますコメントが、深く印象に残りました。










 いやぁ、凄いお話ですよね(;^-^)


 私は書きたい話がみんなプロット止まりになっていまして…………とっとと書いてかないとどんどん溜まるよってことで、そろそろやらなきゃですよね!^^;




 書いたり、描いたりされる方々、いかがですか?





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小説書きの勉強になるTwitterアカウント見つけた!

2012-08-06 21:51:26 | SS・小説
 『書き手』って言いますのも、みんないろいろ悩んで書くんですよね。

 こういったブログ、新聞なんかの記事、Wikipediaなどの記事、そういった創作物でない文章を書く時にも悩むものだと思われます。


 あ。私、これでも悩んで書いているんですよ?(^-^;)


 Twitter上に、そんな『文章を書く』にあたって参考になるアカウントを発見しました。

 ま~~、フォロワーさんがフォローしてみえたアカウントなわけですが、辿ってみますとなかなか興味深いツイートが並んでいました。






 昔、何の番組でしたかね? あるアナウンサーが
「ああ……山だ。山があるねぇ……」
みたいな事をしゃべるのが、ちょっと話題になったことがありました。

 というか、漫画のネタにもされていましたね^^;

 これ、実際にやってみると面白そうです。今ちょっとやってみましょうか。



 パソコンです。私は今、パソコンのモニターと正面から向かい合っています。
 昔では考えられないワイド画面、現在ではもう一般的になりました。慣れると非常に便利です。風景の画像など、ワイドモニターで全画面モードにした時の雄大さは全く筆舌に尽くしがたいものがありますが、残念ながらその液晶に今、映し出されていますのはブログ記事の編集画面であります。雄大さのかけらもありません。
 その見慣れたワイド編集画面を照らす蛍光灯の白さが、たまにちらちらと瞬いています。先日交換したばかりの蛍光管が短すぎる人生(?)を終えるはずもなく、不審に思って見上げてみますとどうやら、蛍光管よりは寿命の短い虫がぶんぶんと纏わりついているようです。
 仕留めてやろうかと殺虫剤を探して視線を彷徨わせてみますと、パソコンの右にある棚の上にスプレー缶があります。パソコンの本体はモニターの右側に置いていますので、私から大変手を伸ばしにくい位置に鎮座まします二本の缶。これが殺虫剤らしからぬ黄緑の蛍光色でして、そこで初めて私は「ああ、この暑い夏にパソコンもさぞ暑かろうと、エアダスターを買い溜めしたのだった」と、昨年の買い物を思い出したのでありました。




 …………みたいな感じで、風景をひとつひとつ説明していく感じでしょうか。^^;

 これが、創作の場面で役に立ちそうですね。思い浮かべた情景やアイテムを文章で表現していくわけですから、普段からこんな遊びをやっていますと、小説を書く段階で『慣れた作業』になっているのではないかと思われます。




 もうひとつ、貼ってみましょうか。






 これは、かなり前に私がこのブログで書いた事がある『文章ルールを破った表現方法』のお話ですね。

 やっぱり、プロでもそう考えられる方がみえたのだなぁと、感慨深いものがございます。


 ま、実力あっての事なのでしょうから、私がやっても指差されるだけでしょう。(;^-^)





 いかがですか?


 興味が湧かれたら、こちらのアカウント、フォローなさってみては?(^-^)






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先日の初まどマギSS解説

2012-06-23 08:36:53 | SS・小説
 今回は、ちょっと前に自作SS紹介を載せた中で、初めての『魔法少女まどか☆マギカ』二次創作SSについて、ちょっとややこしい独自設定だったので補足しておこうと思います。

 SS読まれない方には全く「なんじゃらほい??」なお話ですから、この記事はスルーして本日、先に更新しましたエロ考察記事へ飛んで頂けましたら^^;



 ただ、SS読まれる方の中でもおそらく結構な割合で「出した作品について、作者が論ずるのはみっともない」を思われる方々も当然いらっしゃると思いますので…………、そういった方も、やっぱりエロ記事へお飛び下さい^^;



 本当ならば、作中で裏事情を匂わせられれば良かったのですが、いくつか『まどマギ』本編と食い違う設定や、作中でもおそらく「ん?」と思われる部分をひとつひとつ、言い訳して参ります。虚淵玄さんの原作脚本は相当緻密且つ深い世界観で構成されていますが、それとは天地の差とは言え、私も初作から多少世界をこねくってみました。




キュゥべえ、別れ酒(全8ページ)


『キュゥべえが酒を飲めるのか』

 おそらく、本当は飲めないと思います(笑)。
 これは『もしもの世界』として、どうか細かい所はスルーして頂ければ幸いですm(_ _)m


『キュゥべえが感情を持てるのか』

 原作によると、持てるはずです。
 作中、キュゥべえの台詞で『母星ではそういう精神異常者のような者が、たまに存在する』というような表現がありました。つまり、素地はあるわけで、思うように契約が取れない境遇(長い期間で見て、仁美は本当に久し振りに取れた契約だが、キュゥべえは、まどかやマミ程の『大物』とは評価していない設定なので不作だと思っている)、何千年(おそらく本当は何万年)と地球人に接するうちに多少情緒面で影響を受けていると思われ、所謂あのあざとい営業スマイルもその発現と見るべきだと考えました。多少なりとも情緒が豊かになりつつある中、営業成績が奮わず、鬱っぽくなるのは十分にあり得ます。


『壁を通り抜けられるのに、わざわざドアを開けた』

 キュゥべえは、自分の存在に気付く相手を探していました。
 クサクサした気分で「どうせドアを開けても、誰も気付いてくれないよ」と自嘲しつつ、リアクションを密かに期待したのでしょう。


『杏子には最初に魔法少女の話をしたのに後で問題になった』

 登場する原作魔法少女五人の中で、杏子が一番キュゥべえに対する『恨み度』が低いと私は解釈し、『相手が軽い気持ちで、一対一ならば見逃してもいい』ぐらいのスタンスで様子見をする『杏子の懐の大きさ』があるかな、と「後で聞いてやるよ(サシで)」にしました。
 後に他のメンバーが集まる中でキュゥべえが話を出してしまい、しかも「うわぁ、殴りてえwww」系の素晴らしくウザい営業スマイルにイラッと来て、方針変更といった所ではないでしょうか。


『誰も初見のキュゥべえを見て驚かない』

 キュゥべえについての情報は、ほむら⇒まどか まどか(魔女)⇒使い魔(になる前のさやか・マミ・杏子) と伝わっています。
 ほむらがまどかに話をし、連れ回して魔女を見せて信じさせ、まどかは絶望⇒魔女化。原作でキュゥべえがまどかに過去の映像を見せた様に、魔女化したまどかがほむらから映像を引き出し、そのメモリを三人に映像として見せた、という設定です。

 ちなみに時間軸としては、アルティメットまどかが生まれる時間軸なのですが、ほむらは今回、キュゥべえをまどかから引き剥がしたり殺したりするのを『後手』と捉え、逆に魔女の存在を自らまどかに教え込む事でキュゥべえの接触をまどか自身が拒むように仕向けたわけですが、実際はほむらが想像する以上にまどかの絶望と因果が膨張してしまい(魔女を消し去りたいという願いも膨張している為、即魔女化はしなかったがシャルロッテがきっかけを与えてしまった)、まどかが魔女化したわけです。まどかが遠い所へ行ってしまわない(異論を含む表現ですが)ので、ほむらとしては原作よりも、よりハッピーエンドになるのかもしれませんね。まどかが力を得て、全ての面で先手を打てましたが、行方不明となったまどか・さやかを心配する仁美に因果が発生してしまい、恭介を救いたい祈りも相俟ってこちらへキュゥべえを引き寄せてしまったのは、ほむらやまどかにとって誤算でした。


『使い魔が人間らしすぎる』

 これは、『親』である魔女まどかの特異な性質に因りますので後述します。


『仁美がたまたま近くに居た』

 ソウルジェムをかざして、魔女を探していたのでしょう。
 居酒屋自体が魔女空間ですから、その気配に近づいていました。


『クラスのみんなには…………内緒だよっ!!』

 まどかは、仁美を死なせるつもりが無かった。つまり、今まで通り仁美が明日からも学校へ通う前提で話しています。
 ただ、まどかとさやか、マミも行方不明扱いですから、バラしてもらっては困るのです。
 ほむらは普通に学校へ行ってるかもしれませんし、その必要性を感じず通っていないのかもしれません。どちらにしても、ほむらだけは行方不明になる程、生活を縛られていないようです。杏子はホテル代を払わなくても良い状態です。


『まどかの魔女名がおかしい』

 原作で魔女化したまどかは、『Kriemhild Gretchen』。その性質は『慈悲』。
 対して今作中の魔女まどかは『Sabbat(サバート)』、その性質は『慈愛』です。サバート(若しくはサバト)は、それ自体が『ワルプルギスの夜』の事です。ドイツ語の『Walpurgisnacht(ヴァルプルギスナハト)』は、日本でサバート(サバト)と翻訳される事もあります。
 これは、ほむらを想っての絶望から生まれた魔女ですから、Kriemhild Gretchenとはある意味対称的な性質を持ち、魔女のようで魔女でない、しかし力は絶大で魔女界の頂点を成します。その影響で、『子』たる使い魔の役割もそちら向きになります。杏子・さやか・マミそれぞれ『友誼』『追従』『奉仕』といったところですね。杏子が相手と接触して取り入り、さやかがそれをなぞってコミュニティを形成、マミが何かを提供する事でそれを強固な物にする。魔女界の住人としてこれは極めて異質です。『きれいなサキュバス』的なイメージでしょうか。

 また、まどかは絶望により魔女化しても希望(魔女を生ませたくない)を失わなかった、というあたりも杏子が言う「それが、契約者の力の大きさってヤツだよ」に表したつもりです。つまり、聖を極めたアルティメットまどかと闇を極めたKriemhild Gretchen、両方の性質を兼ね備えて包含し、世界に君臨する存在ですが、その分それぞれの力を半分ずつしか持たないバランス型であるが故に、アルティメットまどかのような神格化は叶わないという感じです。


『まどかのフィールドが居酒屋?』

 勿論、魔女化する前の想いがフィールドに反映されるわけですが、Epilogueで仁美の言う通り、まどかは『みんなのことを、考えてあげられる人』なわけで、酒に溺れがちな母親を見ながら育つうちに「みんなで楽しくお酒を飲める場所があれば、それはとっても嬉しいなって思ってしまうのでした☆」的な憧れを『居酒屋』に対して持っていたと考えられます。酔って愚痴る母も、楽しく飲んでこればいいのになぁ。そうしたら、みんなが楽しいのに、というまどかの『慈愛』が反映されたのが、あのフィールドでした。


『仁美は何故、執拗にまどかを攻撃したのか』

 魔女=悪で、善である魔法少女がこれを殲滅するという単純構図しか頭に無く、瀕死の中で(それでもまどかは手加減してソウルジェムに傷を付けなかったが)魔女まどかも倒さなければ、の一点しか考える余裕が無かった。まどかの慈愛に気付く事が出来なかったという事です。
 ちなみに『力量の差でまどかを倒せない』ことは仁美に取って全く関係無く、ただ『自分が倒そうとするかどうか』にしか意識が行っていません。ですから、彼女の言う『倒せない』は力が及ばない意味ではなく、本心から攻撃に徹する事の出来ない逡巡を自省しているわけです。

 まどかは自分が魔女の頂点の癖して、全ての魔女が地上から居なくなる事を望んでいます。しかし、仁美はそれに気付かない。
 仁美の中では、自分がまどかを倒せない事で、大好きな(且つ、尊敬の念もある)まどかが世界を滅亡させてしまう絶望で満たされてしまい、まどか自身はキュゥべえを抹殺した事で『これから地上に希望が満ちるようになる』と安心する中、誤解した仁美は絶望に塗れて魔女化に向かう。そしてその後まどかは断腸の想いで仁美を自分の中に取り込まなければならなくなり、まどか自身も心が濁り、Kriemhild Gretchenの性質に少なからず針が振れていってしまう、と言う悲劇でした。

 シャルロッテのように、使い魔に降格させて従える力は今のまどかにはありますが、最終的にはシャルロッテも、また他の使い魔である杏子、さやか、マミも自分に取り込む日が来る。それがいつになるのか、そして魔女仁美も含めて自らの内に取り込む時の葛藤は、またその時ほむらとの決別は、最終的にそれらの愛別離苦で魔女まどかが初志貫徹できずにKriemhild Gretchen化する可能性はあるのか。

 語るには余りにも辛いシナリオと、それに対する反発に含みを持たせたのがあのEpilogueでした。







 と、いろいろ言い訳を書き連ねてきましたけれども。



 これ、全部を作中で表現出来たら僕、もっと自信持って書きますとも(´・ω・`)





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自分のpixivSS過去作後書き2

2012-06-18 01:54:46 | SS・小説
 だいぶ前に、自分がpixivに投稿したSS過去作の言い訳を書き連ねましたけれども、いっぺんにたくさん並べすぎたので一見して冗長な感じになってしまいました。

 なので、以前ほど溜まっていないうちに過去作を纏めておきたいと思います。


 正直、上手い方々のように整った文章ではないので、物好きな方だけどうぞ(;^-^)ノ



876プロダクションの憂鬱(全6ページ)

 引っ掛けシナリオなので、あまり詳しい事は申せません(^-^;)
 実はDSプレイしたことがないので、DS組のキャラクターに関しては動画やSSから想像した物になっています。

 動画でしたら若燕Pさん、SSでしたらいぬちんさんの作品から多大なる影響を受けましたね。
 こんな事言っては叱られるかもしれませんが^^;

 ただ、一度は書いてみたいなとは思っていましたので、やってみて楽しめました。
 もっと描写に文章を割いても良かったのでしょうね。




test(全10ページ)

 本当にテストです。(・・)
 普通にページを捲っていくのではなく、リンクをクリックしてシナリオが分岐するパターンなのですが、pixivのリンクがどんな感じで使えるのか、また読者にはどう感じられるのかと試してみました。

 まぁ、分岐と言いながら結局は一パターンを除いて全部同じエンディングに飛ぶわけですが、同じ台詞でもルートによって発言者が違う為、どのルートでも台詞に違和感が出ないように多少頭を捻ってみました。

 この形式は、上手く表現できたら二次創作でないオリジナルSSで使ってみようと思っていたのですが……どうしましょうかね。




青い鳥、逃げた(R-18)

 R-18です。えげつない下ネタです。風俗です。決してお勧めしません。
 ニコニコ動画にアップした物のテキストをそのまま貼っただけですので、SSとしての表現はしっくり来ないと思われます。

 紙芝居クリエーターというツールで、曲に合わせて書いたシナリオなので本来書きたかった表現とは少し齟齬があります。逆に言えば、このテキストは曲と合わせる事が前提なので、本当は修正してからpixivに出せば良かったでしょうねぇ。



 ちなみに、決して作者の体験談ではありません。(・・)




リーダー、千早(全10ページ)

 やっぱり、まだまだ文章の表現に悩むんですよね。
 なので「こんな感じで書いたら、どうだろう?」という試行錯誤の一環でした。

 ちょっとストーリーは展開が強引なんですけどね。描写ももっと研究の余地がありました。終盤はホラー的な文章が書けなければ、想定したシーンを読者と共有できないのでしょうねぇ。私が一番書きやすい『千早メイン』ですから、もっと上手く書けないと他のキャラクターも魅力的に生かせないなと反省しきりです。




伊織と社長の不思議な一日(全6ページ)

 割りと黒井社長書くの好きなんです(笑)。
 伊織と子安さんの誕生日に間に合わせたかったのですが、どうにも間に合いませんでした。

 あまり大掛かりにしたくなかったのでコンパクトなシナリオになっていますが、伊織もなかなか、書いていて楽しくなるキャラクターなんですよねぇ。思っていたよりもつい、長くなってしまいました。

 書き終わってから「しまった! 前作と冒頭カブってる」と気付いてうなだれました^^;




千早、堕つ

 これは、ちょいとワケアリです。
 普段、思い付いたネタをパソコンのメモ帳に書き留めておくんですが、一行で主旨をメモったり、箇条書きで大筋の展開を書いたり、思い付いたシーンだけ文章として残したりするんですよ。

 この作品は、思い付いたシナリオの冒頭だけ書いておいた物なのですが、なにしろ随分前(下手したら一年近くブランクがある)に書き残した物なので、当初の構想通り書く自信が無くて修正した結果がこれなのでした。
 本当はちょっとドロドロしたシリアス中編の予定だったのですが、何故かいじっているうちに百合掌編になりました。私が百合物を書くのは珍しいんですけどねぇ……たまにはこんなのもいいかなと。




ピエロ(全6ページ)(オリジナル)

 久し振りのオリジナル。本当は結構前に前半だけ書いたまま放置していた物でした。
 「十作に一作はオリジナルを書く」と決めていましたのに、ずっとオリジナルが足りていなかったのを解消できました。

 自分と境遇を重ねられない『子供』の心情描写と、動きにバリエーションのある場面描写が練習できるかなと書いてみました。『ピエロの哀愁』を上手に表現できれば、もっとストーリーが締まるんですけどねぇ。題材は悪くなかったと自負していますが、訴求力が甘かったかな。

 ちなみに…………曲の描写として出てくるフレーズは、昔吹奏楽で流行った『マジック』という曲です。原曲はT-SQUAREの曲『It's Magic』なのですが、吹奏楽アレンジのふてぶてしい、大胆豪放なイメージが好きでした。遠い記憶でサーカスの曲と勘違いしていたのですが、今調べてみたらマジック(手品)の曲だったんですねorz

マジック 岩井直溥 指揮 東京佼成ウィンドオーケストラ





キュゥべえ、別れ酒(全8ページ)(魔法少女まどか☆マギカ)

 アイマスSSでもオリジナルSSでもありません。初めて書いてみた『魔法少女まどか☆マギカ』のSSなのですが、このカテゴリを読み慣れた読者の方々がお持ちの世界観をなるべく壊さないようにと、原作に準拠した台詞(まるまる抜き出したり、改変したり)を意識的に多用しています。
 最初は「軽い感じのギャグっぽい導入から、だんだんシリアスにして行こうかなぁ~」なんてノープロットで書き始めたのですが、出来上がってみればただの厨二SSになっていました^^; まぁ、原作からして多少厨二っぽい進行もありますので、これはこれでいいのかなと、視線を逸らしながらそっと出し。

 受け入れて頂けるようなら今後、もうちょっと踏み込んだストーリーもこのカテゴリで書いてみようかな、なんて思ってますがいかがなもんでしょうか。


 いえね、本当はアイマス動画やアイマスSSのプロットが溜まっていまして、動画の方は素材やら技術やらのハードルの高さに足がすくみ、SSの方もちょっと長編っぽいのをいくつか計画(初めてのシリーズ物も込み)するも行き詰まり、ちょっと息抜きがしたいな~なんて思っていたら全然違うジャンルのが出来ていた、というのが真相です(・・)







 今日はここまでです。またいくらか溜まったら続きの言い訳を書いていけたらと思っております。


 試行錯誤って言いますのも、楽しいけれど精神を消耗しますねぇ^^;





 あ。それとは全く関係無いのですが、また面白そうなサイトを見つけました。


 以前、自分の作品を入力するとおおまかに添削してくれるサイトを御紹介しましたが(←のリンク群の中に置いてあります)、今度はその自分の作品が『実在する作家の中で、作風・傾向の似ている人物は誰か』というデータを弾き出す物です。


文体診断λόγων(ロゴーン)


 ただし、今回のものは『5000字まで』という制約があります。ちょっと短いのですが、ブチ込む時は一万字だろうが二万字だろうが入るようですので、冒頭から五千字までで診断されるのでしょうか。


 私は多少バラツキが出ますが、SSを長く書いて慣れてみえる、作風の安定された方ですとどの作品を入力しても、同じ人物が表示されたりするようです。



 いっぺん、やってみてはいかがですか?^^






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