まぁ、この前記事にさせて頂きました、群馬県桐生市で2期目の市議会議員、庭山由紀さんのお話なのですが。
⇒ 群馬県桐生市って、一躍有名になってますけど!?(改訂)
どうやらその後も問題発言は絶えないようです。
まぁ、その前に擁護を先にしておきます。
実際あの方に対する批難は、随分と口汚い物が多いようなので、相手をするのも馬鹿馬鹿しくなるのは分かります。
えらい勢いでフォロワーが増え、とても全てに対応しきれるものではないことでしょう。
それに加えて、報道機関も真夜中に電話を掛けてきたり、身分を明かさずにアポを取ろうとしてくるなど、マスコミに対する苛立ちももっともです。これに関して、この方に非はないことでしょう、おそらく。私も昔、職場でちょっとした事件が起こった時に嗅ぎ付けたマスコミの傍若無人振りは見てましたので、おそらく同様のことが起こっていたのだろうと、含むところ無く同情しております。
また、注目を浴びた境遇を利用して地元の観光的視点や、窮状を訴えかけるアピール手法は見上げたものだと思います。こういった商才的なセンスを政治家が持つ事は大変活動の効果を高める物だと思います。
しかし、その後の発言内容はやはり、どうしても目を覆わんばかりの物が並びました。
「何でこんなにヒットしてんのか」を御理解頂けていません。
そりゃあ、人間たくさん居れば信じる道も人それぞれなわけですが、なるべく多くの意見を比べ見て『落とし所』を探っていくのが、民主主義国家の政治家がやらなければならない事だと私個人は思っております。
「私がこう思うからこう」だけでは、管理職すら勤まらないではありませんか。
『自分の正直』だけでは、政治家のお仕事が民衆から支持されないと思うのですが。
まぁこの方の支持母体の総意を私が貫く、という主旨は分かりますが、反発・異論は当然出るわけでして、それを封じ込めようというのは民主国家でなく王国になってしまいます。甚だ危険と言わざるを得ません。
まぁ、『あんた』と呼ぶのも『おまえ』と呼ぶのも変わりませんね。典型的な『売り言葉に買い言葉』です。
政治家が簡単に釣られて買ってしまって良いのか、問題視するべきでしょう。
建前を全てなくして良いのなら、話はもっと大きくなります。
本当に市民、県民、国民の健康を考えるならば、被災地の農作物、漁獲物、材木に至るまで廃棄して、現地の方には移住してもらって、この先何十年か人が住んでは(入っては)いけない地域として閉鎖するべきですが、住民に保障をしてあげられる人がいません。(天文学的な予算が必要な上、東電は嫌がり、国も金が無い)
また、現地の方も「地元に残りたい」意向を示してみえますので、なんとか細々と規制したり検査したりしながら、どうにか暮らしてもらいましょう、また、そういう建前でなんとか被害のイメージを小さい物にしましょう、ということだと思うのですよ。
その建前を全て無くそう、と言うには、一介の市議では余りにも無力すぎます。経団連などがバックに付き、政府すら振り回される所へ飛び込むには、軽率なツイートをなさるタイプの方では太刀打ち出来る気がしないのです。
学校の先生が問題を起こすと、学校への風当たりが大きくなるが如しです。
なんとも思って頂きたいところで、また、そういった言動が『思慮の浅い方』というイメージを持たせてしまいます。
今回の件で、献血者に「あんたたち無駄な事してんのよ、馬鹿ね」と言ったも同然です。
当然相手は御自分が受け持つ『市民』のはず。これは甚だよろしくないのではないでしょうか。
確認していませんが、ユーザー名が『くず』だったのでしょうか。
それではどなたか、「庭山由紀につべこべいわれたくないわ」と呼び捨てにしてごらんなさい。(前回記事内の発言準拠)
果たしてどんな反応が返ってくるのか、非常に興味があります。
初対面で「ばかじゃない?」から話を始める時点で「馬鹿と言う者が馬鹿」の見本ではありませんか。
人間ですから、使うこともあるだろう言葉ではあります。しかし、それはこの状況ではないように思います。
あんた『も』と仰るあたり、多少は心当たりがおありなのでしょうか。考えて正式な答弁をする状況よりも、こういった「もう疲れてどうでもいいや」と、力が抜けた状態の方が深層心理は表面化する物ですが、なんだかんだ仰りながらどこかに『建前』がありそうです。
御自分の口から出た『建前ばかりのデタラメ』、しかし支持者が持ち上げてくれるからにはもう戻れない、そんな思いもお持ちなのでしょうか。
政治家も、傍からみるより大変なお仕事とは思いますが、そんな建前を振りかざしたままでどれだけの方に迷惑がかかったか(半ば中傷された市民、同僚、或いは全国からその県・市に対する蔑視など)を鑑みて、頭を下げる事も出来ない。
問題を起こした会社のトップが今時シラを切ったら大変なことになります。
政治家だって、今回のように炎上するのは当然の帰結ではないでしょうか。
どこのヤンキーですか、と呆れ返って溜め息が尽きません。
正直、まぁ口が悪い事に関しては『個性』でも良いのかもしれません。中身が伴い、結果を出せば周りは付いてくることでしょう。そもそも完璧な人間など居ないわけですから、そのぐらいの瑕疵は別に構わないのです。
しかし、悪く言ってはいけない言葉・相手・状況という物はあるはずです。口悪かろうが、締める時は締めなければ。
一般人ですらそうあるべきだと思いますし、増してや市民の想いが託され、未来を紡いで行く議員さんがここまで問題発言を濫発するのは問題。そして、おそらく後に引けなくなった部分もあるかとは思いますが、御自分の主張ばかりで少しも頭(こうべ)を垂れない。
別に私は全然関係ない者なので、こちらに尻を向けようが足を向けようが全く関知致しませんが、向けるべき方向へ、向けるべき物はあるはずだと思うわけです。
本当にこれが、桐生市民の望んだ結果なのでしょうか。
桐生市を今まで知らなかった全国の国民は、今後桐生市にどんなイメージを持つのか。
桐生市民の方々には、是非、真面目に御想像頂きたいものでございます。
※後日付記
前回の記事もこの記事も『@niwayamayuki』を付けてツイッター上に流した後、英語しかしゃべらない新しめのアカウントから大量にフォローされました。
私は一応擁護もしたつもりですが、実はこの方結構想像した以上に性格に難のある方なのかもしれないなぁ、とも思い始めました。
←例のアレです!! お気が向かれましたら。