分かったよーなこと、言ったって~!!

中途半端な知識で適当ぶっこく無法地帯へようこそ( ^-^)ノ

スランプから逃げ切れ!?

2012-05-18 08:00:32 | SS・小説
 まぁ、(SS)小説を書く方も、動画を制作する方も、多くはスランプの経験をお持ちだと思うわけですが。

 やはり、自分が作っている物のクオリティに納得が行かなかったりして『自分の作品が面白くない』と感じてしまうところからネガティブになってきて、発想自体が湧かなくなってくるんじゃないかと思われます。


 そんな、言ってみれば『クリエイターのスランプ』の脱却方法がネット上で見つかりました。







 誰しも、それを始めた時って言いますのは、目をキラキラさせて「あんな事したい」「こんな物作りたい」なんて希望に満ちていたと思うわけですよ。拙いながらも『言いたい事を表現できた喜び』を感じて、またそれを味わいたいから次の作品をどんどん書く(作る)。次第に目が肥えてくると、つい立ち止まってしまうんじゃないかと思います。ニコマスでもだいたいの投稿者は、デビューからしばらく投稿ペースが速く、だんだんと間隔が開いて行きますよね。ついにはシリーズ半ばで挫折してしまわれる方も散見されます。実力が伴わなくてストップするのではなくて、もう十分文章の『なんたるか』を御存知の方がその罠に嵌ってしまうケースもよく見られ、残念でなりません。


 とにかく作品を作り続けていく中で、何かを得ようということらしいですが、SS書きならば、毎週行われている『一時間SS』に参加されるのも良いかもしれませんね。私はやったことありませんが、みんな楽しくやってみえるようです。



 まぁ、商業系ですと作品を『出す』ことに関しては毎回クオリティを求められますし、趣味の範疇になるニコマスなんかでも毎回良作を生む作者は人気も安定しますけれども、『スランプになってるかな』と自覚された時点でもう、『今の自分はそこまで完璧な代物じゃないんだから』とハードルを下げてしまいまして、とにかく『何かを表現したいんだ』というモチベーションを維持した方が、実力は伸びるのかもしれませんね。



 ってわけで、私も溜まっているプロットをちょこちょこ形にしていこうかな~って^^;






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星新一の世界!?

2012-05-12 23:45:47 | SS・小説
 大正の世に生まれ、平成九年に亡くなった日本の小説家、星新一

 短編・掌編で異世界じみたシチュエーションを構築し、ほんわかギャグっぽい作風の中に辛辣な社会風刺を織り込んで『深読みしたくなる』作品をたくさん世に出されたわけですが、近年になってファンが彼の作品をAAで語るスレッドが流行したようです。



 こんなのです。いっぱい収録されています。

 下の方には彼以外の作家による物も並べられています。



名作ショートショートをAA化しよう




 殆どは、随分と短い物です。膨大な作品量ですが、ホイホイ読めてしまいます。


 いやこれ、止まんないですよ、面白すぎて。ウィットに富んだギャグあり、イイハナシあり、意表を突かれたSFや科学・化学の妙ありと、どんどん読めてしまいます。

 一人の作家を追って、つい貪るように読んでしまったのは久し振りでしたねぇ……寝る時間がめりめり減ってしまいます(;^-^)


「何か面白いこと、無いかなぁ」
「最近どうも毎日がつまらない」



 そんなアナタ。

 当分退屈しなくて済みそうですぞ?(^-^)






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【主にアイマス】SS(小説)紹介(7)

2012-04-11 02:48:43 | SS・小説
 主にpixivを中心に、アイマスSSや、アイマスニコマス関係者のオリジナルSSなどを並べて行こうというこのコーナー。

 pixivに小説部門が実装されてしばらく経った頃、名の知れた方々が『余りのリアクションの薄さ、人の集まらなさに失望した』といった理由で投稿されなくなりました。私が投稿を始めたのは、そんな『ひっそり』とした時期だったんです。

 それが、何人ものSS愛好家(兼、作家)の方々の粘り強い御尽力により、今ではpixiv小説のアイマスカテゴリもひっきりなしに新作が投稿される大盛況。新作がどんどん過去ログへと流れて行く速さは、以前の寂しさを全く忘れさせられます。元々「誰も見てないし~^^」と思って投稿してました私には、随分と入りにくい所になってしまいましたねっ^^;


 そして、それ以前から、もうかなり前からキャラスレなどでSSが盛んだったのは情報としてはよく耳に入っておりました。私にはほとんど御縁が無かったのですが、スレッドで書き連ねる性質上か、台詞のみの物が多いのでしょうか?

 たまに、そういったのがお上手な方が「いやぁ、僕は地の文が書けないから^^;」なんてご謙遜されますが、地の文が無いなら無いで違う難しさがある事を私個人の挑戦で思い知らされましたし、そういった方がたまにちょろっと書く短い地の文がやはりお上手なんですよねぇ。


 まぁ、そういった事を考えながら、本日は珍しくスレッドのSSから始めてみましょう。


(敬称略)




VVdZO1Gw0
『 P「やよいがウの段を喋れなくなっただと・・・・?」 』

 こ・れ・は、タイトルが秀逸すぎて、クリックせずにはおれませんね。すぐに「ζ*'ヮ')ζ<うっうー!」が言えないんだなと想像が付きますが、書き手ならきっと誰しも展開を即座に予想し、その題材で『自分ならこうする』『ここに誰々を絡ませたい』等、頭の中は凄い事になるのではないでしょうか^^; それだけ『ソソる』テーマですし、タイトルでセンスを見せ付けた感があります。
 キャラクターも適度に崩壊してインパクトもあり、笑わされながらもイイハナシに持っていく。こういった流れはキャラスレの方たち、すっごく得意でいらっしゃいますよね。見習いたいものです。





 後は、いつも通りpixivより。





kye
『【アイマス】もうミルクパズルを解かなくていい』

 『何かに象徴させる』のがお得意な方、という印象がございます。私、そういうの憧れるんですよね。ニコ動のお作も、そういった手法でした。
 主人公が、何か受け入れがたい物事や理論、考え方に苛まれている時。自分を言葉で納得させるのは非常に困難なわけで。
 そこに、何か『単純なモデル』を与える事でキャラクターは「あぁ、こういう事だったんだな」と納得し昇華させていく。

 そしてそんな物語は、読んでいる我々も現実世界を振り返らされると思うのです。




あいうえおP
『216』(オリジナル)(全6ページ)

 こちらはアイマスSSではありません。ニコマスでお馴染みの、あいうえおPさんのオリジナルSSです。

 切ない話。甘酸っぱい話。難しい運命論、確率論。それぞれが同時進行しています。
 よく有ります『悲しい話が最後にハッピー』みたいな、『ここまで赤。ここから青』っぽい単色の変遷でなく、複数の色が常に混ざり、グラデーションを描き、階層的な多色感と言う奥行きを感じさせられます。複数のレイヤーを重ねて仕上げられた絵、と言うイメージでしょうか。

 実は、今までこのブログのこのカテゴリを『アイマスSSだけです』と括らなかったのは、この作品を載せたいがためだったと言っても過言ではございません。二次創作には二次創作の難しさ(キャラクターの設定から無意味に外れてはならない・呼称や人間関係はある程度原作に準拠しなければならない等)が有りますが、書いていて『ズルをしている』と感じる事が多いです。
 どちらの小説家が仰ったか失念してしまいましたが、「自分が登場させるキャラクターに100の質問を投げかけた時、躊躇無く100の答えを返せなければならない」と伺った事がございます。二次創作では、それがあらかじめ用意されていて、後はどこまで掘り下げるかと言う個々人の好みの問題になるかと思います。
 ただ、それに頼りきってしまいますとキャラクター等を『創造する』力が育たないように思えます。それで十分、と言われるかもしれませんが、私はもっとオリジナルSSを書いて、自分を鍛えたいなぁと常々思っております。十作に一作はオリジナルを書くつもりでしたのに、最近書きかけのまま放置しているんですよね…………私もこんな作品が書けるようになりたいです。





kyo
『お前今自分のファン否定したぞ』

 先程の方とお名前似てますが、違う方です。
 掌編ながら、伊織が大変可愛い。とにかく、可愛い。
 さすが、普段伊織SSに情熱を傾けてみえるだけあって、伊織の魅力を上手く出されてます。
 43作品中、伊織タグが42ってどういうことなの(;--)





ウクスソト
『あれから5年』(全4ページ)

 え、高校生でここまで深いお話書けるの? 下手したら年齢ダブルスコアどころかトリプルスコア近いんですけど。(;--)
 文学少年の底力を見せ付けられた気がします……私は理系出身なので…………って、言い訳してたら上手くなれないんだろうなぁ。

 何故か流行したやよいの弟、長介のお話。長介が急にあちらこちらで出て来るようになったのは、アニマスの影響ですかね? 私、観てないので分かりませんが。
 こちらのお話も、伊織が重要な役目を果たしています。伊織ってアイマスキャラの中でも、『崩壊抜き』で様々な方向へ動かせるマルチな性質を持っているように思います。攻めるにも逃げるにも変幻自在、ただ上手く書くには慣れが必要、と言う印象を持っていますが、この方も先程の方も上手く扱ってみえて感心しきりですね。





tahiri
『善永レポート』

 仕掛け好きな技巧者、と言った印象のある方ですが、こちらの作品は昔、まだ私がブックマーク機能を使わなかった頃に拝見した後ずっと印象に残り続け、最近やっと探し出した作品です。
 善永さんは公式が絵を用意しなかった完全なるモブキャラだったのですが、ニコマスにて立ち絵を用意された所から人気の高まった珍しいキャラクターですよね。たまにこうして主人公役で登場する作品が生まれますが、やはり実力者でないと手が出せない領域に思えます。

 アイドルマスターの世界に於いて、ある意味高木社長や黒井社長よりもずっとシビアに感情を排斥して動き、審査員と並んで厳しい視点を求められる『記者』。当然、文体も厳しくなりますし、審査員の様に「いいねえ!」とか「キャ!」とか、キャラ付けをする要素も乏しい中、よくここまで書かれたなぁと感動致しました。





 このカテゴリ長く更新が滞っていましたので、もうちょっと追加しましょう。





さそP
『まことへ 1』(全2ページ)
『まことへ 2』(全2ページ)
『まことへ 3』(全2ページ)
『まことへ 4』(全2ページ)
『まことへ 5』(全3ページ)
『まことへ 6』(全2ページ)
『まことへ 7』(全2ページ)
『まことへ 8』(全2ページ)
(※タイトル中の数字は、当ブログで表示出来ない為、アラビア数字に差し替えさせて頂きました)

 こちらのシリーズはまだ連載途中です。続きはちょっと先になるのだそうで。
 オリジナル設定のキャラクターが出てきます。『敬介』『早苗(さな)』については、ニコニコ動画に投稿された連作に準拠しています。

さそP ボクの友だち


さそP 11歳、いじめられていました 上編


さそP 11歳、いじめられていました 中編


さそP 11歳、いじめられていました 下編


さそP 16歳、元気でやっています



 元気印のまこまこりんが、底の無いただの明るさなのではない、というのが真好きなさそPさんの結論のようです。(私の個人的印象)
 今の動画は、真好きには辛い鬱展開を長く我慢しなければならないお話ですが、息の長い『真の成長物語』なのだと、真の横に立って一緒に『そこ』に居て欲しいなと思います。真クラスタの皆さんがチェックしてみえない事は無いと思いますが……もしまだでしたら、是非動画の方から御覧頂ければと存じます。動画抜きですと、SSの味がボヤけてしまいますので。

 非常に手に汗握らされる展開と、生々しく見せつけられるキャラクターや場面の描写力。「世界が、動いているんだな」と納得させられる、厳しくも勇気付けられるリアリティ。
 今、私が最も続きを楽しみにしているSSシリーズです。






 さて、本日の『作品紹介』は以上となりますが、今回は『おまけ』を付けさせて頂きます。

 『読み専』『観る専』の方々には何も面白くないかもしれませんが、もし、今ここをお読みのアナタが『書く側』でしたら、こちらの『小説解析』を御利用なさると、御自分の作品傾向や問題点が見えてくるかもしれません。


小説形態素解析CGI(β)



 Twitterで紹介しましたら、リツイートとかされて結構評判がよろしいようです。^^;





 では、またいつか更新される日まで――――――





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【主にアイマス】SS(小説)紹介(6)

2012-02-16 00:53:04 | SS・小説
  主にpixivに於けるアイマスSSや、アイマス関係者のオリジナルSSを御紹介して行こうと言うシリーズ。

 基本的に私がpixivでブックマークさせて頂いた作品が中心になりますが、それ以外にも印象に残っている名作を並べる事もございます。
 尚、このシリーズに於いて作者リンクはpixivアカウントになっていますが、ニコ動でP名をお持ちの方は『P』付きで表記させて頂いております。



(敬称略)




 まずは、エロm@sから対照的な二作品を。
 『R-18』なので、pixivアカウントをお持ちでない方、またお持ちでも18歳未満で登録されている方は閲覧出来ないと思われますので、どうか御了承下さいませ。



あいうえおP
【エロm@s】諦め、もしくは新たなる世界との邂逅の物語

 こちらは『エロ』と銘打っていましても、実際はコントのような作品です。とは言え、直接・間接の心理描写と、キャラ同士の擦れ違い感が実に秀逸でして、読み進むうちに吹き出したくなるのをムズムズと堪える事になる『大人のジョーク』的作品です。
 エロm@sはニコ動とpixivで同時開催でしたが、ニコ動上に覆面作家Pが投稿された作品(【エロm@s】私はツインサテライトキャノンと寝た女!)を閲覧したあいうえおPが「これだよ、俺が作りたかったのはこれなんだよ!」と感銘を受けられまして、確かに今回のSSも件の動画も、どちらかと言えば『エロ』と呼ぶよりも『スタイリッシュ下ネタ』で閲覧者をオサレに煙に巻く、と言った感があります。多少トリッキーな所も似通っていますね。





百舌P
◆tq9Kedq9bc氏のアイドル寝取られ体験談まとめ(全4ページ)

 こちらは先程の作品と比べて、逆にどろっどろのズブッズブです。哀愁を伴うNTR(寝取られ)です。
 普段それほど長くない作品を書かれる事の多いこの方が、珍しくpixiv上限の三万字に迫る文章量で出されました。

 2ちゃんねるに相談する『寝取られ役』が主人公。イメージとしては有名な『電車男』の様な感じです。
 ただ、今作は描写が残酷なまでに生々しく、思わず目を覆わんばかりです。こういったのが苦手な方にはとてもお勧め出来ません。しかし、どういったロジックなのかは定かでないのですが、意外とこういったシチュエーションに我知らず興奮を覚えてしまって自分で驚く、なんて方が潜在的に多いようでして、『エロ』と言うテーマの作品が集まる中に読者の嗜好の『クサい所』を突いてくる妙作が出てきたなぁ、と感心しきりでしたね。





USSKP
ナンデモ部屋の尾崎さん

 この方はpixivにこちらの作品しか出されてませんが、相当書き慣れた感じですのでどこか違う場所で活動されているのでしょう。そのせいか、こちらのpixiv上の閲覧数が伸びていないのがもったいなく感じてしまいます。

 私、こういった『比喩』って凄く憧れるんですよ。作者なり、作中のキャラクターなりが『言いたい事』を象徴的に表す為に何か一見関係無さそうなワードをピースとして当て嵌める。『どうしてその表現なんだろう?』と言う疑問を頭の中で宿題にしつつ読み進み、最後には納得をしてしまう。再度読む時は最初から『そうだよな』と首肯しながらストーリーを感じ取る。

 それは、作者が楽しむ『仕掛け』でもあり、読者が思わず手を伸ばしてしまう『気軽なミステリー』でもあり、また作中のキャラクターに取っては読者に向けて切実に訴える『イメージの共有手段』なのでしょう。また、そこにピシャリと嵌るワードを作者が見つけた時、さながら風呂に入って体積の測り方を発見した科学者の如く喜ぶのでしょう。





sinseiP
空のオルゴォル

 この方は『ちはゆき』が大好きです。また私も、千早が最も自然体で気を許せるのは春香でなく雪歩だと思っていますし、雪歩が最も自分の影を自然に重ねられるのは真でなく千早だと思っています。あくまでも私見ではありますが、この二人は思考傾向に於いて通底する物が多い様に感じられるんですよね。
 ニコ動上でデビューからたくさんの『ちはゆき』動画を作られましたが、そこにある雰囲気をそのままpixivに持ってきて、さらにファンタジーとミステリーのエッセンスを加えた、と言うのが今作になると思います。掌編ながら印象深かったですね。





 久し振りに、ラストはギャグにしちゃう?^^;



体が重い(3袋P)
人面疽の出来た千早と触手の生えた雪歩の話(最後の決戦編)

 まぁ、本当は『ギャグ』ってバラさない方がいい作品なんですけどね^^;
 この方、ニコ動上では『3袋P』名義で活動をされていますが、そちらでも「この方は相当発想がぶっ飛んだ『才能型』だな」と思っておりました。

 「そしてこのSSである」私が真っ先に思ったのはまさにこの言葉でした。とにかく発想も凄いんですが、テンション管理が尋常でないんですよね。ガチ。ギャグ。大団円。それぞれが仕事をしているな、と感じさせられ、繋ぎ方のセンスと間が絶妙です。
 ガチもギャグも、混合も書きたい私としましては、非常に憧れますねぇ…………。







 今回はここまでです。

 pixivのブクマはニコ動のマイリスよりもストックが桁違いに少ない為、この記事シリーズはまったりペースの更新になりますがもし、楽しみにして下さる方いらっしゃいましたら、また気長にお待ち頂けたらと存じますm(_ _)m






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【主にアイマス】SS(小説)紹介(5)

2012-01-03 11:17:47 | SS・小説
  主にpixivに於けるアイマスSSや、アイマス関係者のオリジナルSSを御紹介して行こうと言うシリーズ。

 基本的に私がpixivでブックマークさせて頂いた作品が中心になりますが、それ以外にも印象に残っている名作を並べる事もございます。
 尚、このシリーズに於いて作者リンクはpixivアカウントになっていますが、ニコ動でP名をお持ちの方は『P』付きで表記させて頂いております。



(敬称略)




あいうえおP
『みんなのうた 千早のうた』(全5ページ)

 私も元・音楽関係者ですから、音楽については真剣に考え、悩み、それをSS作品に投影した事もございました。
 しかし、この方が『ここまで』音楽と真摯に対峙させたお話を書かれたのには非常に驚かされましたね。演劇関係をやってらしたはずですが、そちらでこういった事もその世界で感じ取ってみえたのでしょうか。

 千早の心の動きもリアリティ溢れたお話ですが、むしろ注目すべきは『アノお方』の葛藤、仕事に対する矜持、自己否定を恐れない確かな自信、盲目になる事無く真に『良い物』を追い求める貪欲さ――――――全く、お見事です。





sinseiP
『夏の終わり』

 掌編ながら、無情な悲劇です。読み手に媚びるならばハッピーエンドに書き直す羽目になりますが、このエンドはこうでなければならず、動かしようのないお話だと思います。この、なんとも言えない余韻がそれを物語って憚りません。

 題名を見てから読み進むうちに、どこからともなく蝉の声がしゃわしゃわと聴こえてくる。
 紛う事無き真夏の最中、しかし『ボク』はそこから弾き出される。
 …………『ボク』が退場した舞台では、お構い無しに夏がしゃわしゃわと続いているのが恨めしい。





いぬちん
『彼女のPV』(全25ページ)

 DS組のお話、絵理の一人称小説なのですが、終始絵理たちの息遣いをリアルに感じる力作です。
 私はDSプレイした事無いのですが、絵理視点なのにとにかく「サイネリア様、SUGEEEEEEEE!! そして、MOEEEEEEEEE♪♪♪(はぁと」と思わされる、また、作者がまさにそれを狙ってみえるであろう事が手に取る様に分かる、サイネリア愛溢れる長編です^^;

 ちなみに――――こちらはこの方のpixivデビュー作なわけですが、pixivからSSを始めた私は大変間違った事をしていたのかもしれないと随分と苛まれました_O__





覆面作家P
『First Stage in the Library』

 モブキャラを余り使われないイメージの方ですが、出番が少ないながら重要な位置に座っています。
 SS企画『青春m@ster』提出作品で1000字以内の縛り。図書室と言う、ひっそり静かな空間の中で交わされる短いやり取りに、キャストも読者も胸中騒がしくなって行く、と言うお得意の甘~い青春譚。

 本当に、この方はしなやかな文章を書かれますよねぇ。なんと言うか、いつも『学び取れない何か』を感じると申しますか……、経験なんでしょうかね?





ふぁるくす(燦々P)
『ねえ、千早ちゃん』

 単純明快。曲がり角の無い一本道ストーリー。
 読み手は薄々オチに感づいても、すぐ訪れるラストに「すこーん」とヤラレます。
 動画化されましたが、私個人的にはこちらの方が好きでしょうか。

 淡白なオチがここまで生きるお話って、私にはこんなスマートに作れる気がしませんねぇ……。






 今回はここまでになります。

 実は最近の作品って、ほぼ読めていないんですよ。
 なので、今後も昔の作品が中心となっていきます。



 載せたくても削除か非公開にされた作品が非常に心残りです…………。






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