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人生100年時代!知っておくべき「女性の老化」の特徴

2021-12-20 15:30:00 | 日記

下記の記事は日経ウーマン様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

 

人生100年と考えると、女性の場合、ちょうど中心にくる50歳前後の閉経が大きなターニングポイントに。今からどういった考え方で、何をすべきかという“健康戦略”を紹介していきます。2回目の今回は、女性の老化は、男性とはどう違うのかということについて、データをもとに解説します。

人生100年時代、女性にとって意識したいのは、健康寿命を伸ばすこと。「そのための対策は、60代、70代から始めるのではなく、より若いころから心がけたい」と話すのは横浜労災病院産婦人科部長の茶木修さんだ。その最も大きな節目は、50歳前後の閉経だ。

東京都健康長寿医療センター研究部長の大渕修一さんは「女性の健康寿命に影響する最大の要因は“足腰の衰え”であることがわかってきた」と指摘する。

例えば、要介護になった原因を男性と比較したところ、変形性ひざ関節症など関節疾患は男性の約3.3倍に、骨粗鬆症など骨折転倒は約1.6倍に及んだ(データ4 次ページ参照)。

こうした女性の足腰の衰えの大きな原因に、閉経期に起こる骨密度の急激な低下や関節の弱まりがある。そこで、茶木さんは「閉経前に一度、骨密度を測定し、閉経後の経過を見ておくといい」という。特に母親が骨粗鬆症の場合、娘は注意が必要だという。骨密度の推移を見て、「骨密度低下に女性ホルモンが大きく影響している人の場合は、ホルモン補充療法で早めに骨粗鬆症の対策をすることも可能だ」と茶木さんは話す。

もう一つ重要なのは、筋肉量の維持だ。大渕さんは「筋肉は、弱くなった関節をサポートしてくれる。筋肉量を維持するため、早いうちから運動習慣をつけたい。運動は認知機能低下の予防にもつながる」と話す。

閉経期には血圧が上がったり、脂質異常症になりやすかったりするが、運動は、血管ケアにも役立つ。まずは運動で、いつまでも動ける体の土台づくりを!

100歳まで元気でいるには? 女性の老化に関わる5つのデータ

女性の体を守ってくれていた女性ホルモンは、閉経期を境に激減する。それが男性との大きな違い。この「大きく変化する体」に合わせ、生活習慣を変えることが健康の秘訣だ。

【DATA1】男女ともに平均寿命はどんどん伸びている

データ:グラフも数値も厚生労働省の「平成28年簡易生命表」より

2016年の男性の平均寿命は80.98歳、女性の平均寿命は87.14歳。50年間で女性は15歳近く伸びている。まだまだ伸び続ける可能性があり、16年生まれの女性が90歳まで生きる割合は49.9%と推測されている。

【DATA2】女性は男性より介護が必要な期間が長い

データ:2018年3月9日、厚生労働省発表データ

介護を受けたり寝たきりになったりせずに日常生活を送れる年齢を示す「健康寿命」は、男性72.14歳、女性74.79歳。平均寿命から健康寿命を引いた年数は、介護を必要とする“不健康期間”。実は、女性は男性より長い。

【DATA3】閉経後には男性よりも女性ホルモンが減ってしまう

データ:J Clin Endocrinol Metab;86,3555-3561,2001

閉経による女性ホルモン低下は急激だ。しかも「閉経後の女性の女性ホルモン値(エストラジオール値)は、男性よりも低くなってしまう。このことが閉経後の女性にさまざまな体の変化をもたらす」と茶木さんは指摘する。グラフは年代ごとの値を表したデータだ。

【DATA4】男性よりも骨関節疾患で要介護になる

データ:平成28年国民生活基礎調査より大渕さんが分析

どのような原因で要介護になったのかについて大渕さんが男女で解析したところ、女性は男性と比較して関節疾患によるものが3.3倍、骨折転倒によるものが1.6倍となった。一方、脳卒中などは男性のほうが2倍多い。

【DATA5】閉経後に脂質異常症や高血圧になりやすくなる

データ:平成28年国民生活基礎調査より女性のデータを集計

女性ホルモンは、血管をしなやかに保つ働きがある。だから、閉経後の女性は、血圧が高めになりやすい。また「肝臓の脂質代謝が変化して悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の数値が高くなりやすい。糖尿病も発症しやすくなる」と茶木さんは説明する。

だから、骨を守る対策が重要!

閉経による女性ホルモン低下の影響を最も受けやすく、健康寿命に関わるのが骨。骨を守ることが第一だ。また、しなやかな血管を守る生活習慣も心がけたい。

次回は、今から始めよう!人生100年時代のための3つの健康習慣【3】を紹介する。

茶木 修さん

横浜労災病院 産婦人科部長 医学博士

横浜市立大学医学部卒業。産婦人科医の立場から骨粗鬆症の治療や研究を行う。「女性の骨密度には、若いころのダイエット経験も影響する。若い年代から、骨の健康維持を意識しておくことが大切」。

大渕修一さん

東京都健康長寿医療センター 高齢者健康増進事業支援室 研究部長 医学博士

国立療養所東京病院附属リハビリテーション学院卒業。米国ジョージア州立大学大学院保健学研究科修了。毎年、板橋区の約1000人の高齢者を調査。「女性は尿もれがあると、外出しなくなり、足腰にも影響する」。



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