下記の記事を婦人公論.jp様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。
「頑張ってきた分、最後はのんびり過ごしたい」という人もいれば、「自由になる時間が増えるのだから、人生これから」と考える人も。201人の読者のホンネを聞きました(イラスト=カワムラナツミ)
Q1 理想の「老後ライフ」を教えてください(複数回答可)
1位 健康的な暮らしができる(104人)
2位 十分な貯蓄があり、経済的に困らない(91人)
3位 趣味や勉強、ボランティア活動などに打ち込む(73人)
4位 終の棲家がある(50人)
5位 両親・義父母を見送る(42人)
6位 これまでできなかったことに挑戦する(38人)
7位 子どもの養育にお金がかからない(27人)
8位 友人と頻繁に連絡を取り合う(26人)
<こんな答えも>
・ひとりでの穏やかな暮らし(82歳・主婦)
・老人ホームで過ごす(61歳・主婦)
・夫婦の時間を楽しむ(58歳・主婦)
・子らの将来を心配しなくていい(74歳・主婦)
Q2 「老後」はいつ訪れるものだと思いますか
●働かなくてもゆとりを持って生活できるのが老後(74歳・家庭教師)
●思うように動けなくなり、家事ができなくなったら(80歳・主婦)
●夫を見送って(85歳・死別)
●ひとりで規則正しい生活が送れている限り、まだ老後ではない(78歳・死別)
●仕事を「趣味」に変えられた日(79歳・主婦)
●孫の誕生(52歳・パート)
●年金を受給して、老後を過ごしている感覚が出てきた(66歳・主婦)
●子ども夫婦との同居(60歳・パート)
●90代の老親の介護が終わり、24時間を自分のために使えるようになれば(60歳・主婦)
●「もう若くない自分」「ムリがきかない自分」を自覚したとき(54歳・パート)
●夫の定年退職(67歳・主婦)
Q3 老後の現実を教えてください
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【なかなか厳しい】
●当たり前にできたことができなくなった。物をよく落とす (79歳・主婦)
●私がひとりで奄美大島に移り住むことに、娘が反対している (85歳・死別)
●結婚21年目に長男が離婚。弁護士費用などを、なけなしの貯蓄から援助することに (73歳・主婦)
●自営なので覚悟はしていたが、国民年金だけの家庭は生活が苦しい(73歳・自営業)
●2人の姪に老後のことを託していたのに、2人とも若くして亡くなってしまった (89歳・年金受給中)
●足を痛めて以来、買い物も近くまでしか行けず、出かける気力も失せて、毎日を十分楽しめない (79歳・死別)
●いまは私が介護しているが、夫の認知症がこれ以上進行したら、施設に入れなければならないだろう。そのお金の工面のことを考えると悩ましい (78歳・主婦)
●老後にさほど高い理想を持っていなかった私だが、8年前に夫が認知症に。日々暴言を受けているうちに耳鳴りが止まらなくなった (75歳・主婦)
●15年に及ぶ義母の介護が終わった直後、長男の妻が44歳の若さで他界。いまは長男と孫の面倒を見ている(71歳・主婦)
【だいたい想像通り】
●同居していた両親を見送り、朝から新聞を読めるのが嬉しい (71歳・主婦)
●歳を重ねたまわりの人を見ながら80年近く生きてきたので、まあこんなものだろうと思う (79歳・年金受給中)
●50代から夫と娘と話し合い、老後計画を進めてきた。いまはすばらしいサービス付高齢者住宅にいる (86歳・死別)
●切り詰めながらもなんとか年金で暮らせます (73歳・主婦)
【思った以上で満足!】
●親の老後と比べると、私たちは年齢のわりに元気で自立できているし、長生きしている。ありがたい (83歳・死別)
●夫の介護のため、娘が月に一度、家事や金銭面で助けにきてくれる。夫も優しくなった。娘の夫にも感謝 (77歳・パート)
●子どもたちは共働き夫婦なので孫の世話を頼まれる。でも、「ばあば」と呼ばれるのが幸せ (61歳・死別)
Q4 「明るい老後」にはなにが欠かせないと思いますか
●一に健康、二にお金、三に友人(74歳・家庭教師)
●会話が弾む頭の回転(83歳・死別)
●まわりの人との適度な距離感。近すぎれば揉めるし、遠すぎると孤独に。これまでの人間関係が、老後にはね返ってくる(56歳・パート)
●趣味などの楽しみを持って生きてきたか(87歳・福祉職)
●決断力(83歳・死別)
●お金がなくても、楽しめる性格(83歳・死別)
●家のこと、買い物などの当たり前のことができる体(79歳・死別)
●家族以外のコミュニティ(60歳・パート)
●夫や子どもへ感謝する(81歳・死別)
●社会参加をして、常に人と接していること(82歳・主婦)
●自由な時間(61歳・パート)
●回答者数 201人 ●平均年齢 63.7歳
イラスト: カワムラナツミ
出典=『婦人公論』2021年11月9日号
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