5月4日(木)ポートサイド~カイロ/博物館、ピラミッド
「ギザのピラミッドと博物館」のツアーに参加するため5時15分下船、桟橋の土産屋がもう商売を始めていた。ゲートでの厳しいセキュリティーチェックを受けバス乗場に向かう。バスは船と同じように集団で行動するコンボイ方式、そしてバスの前後には観光警官が乗ったパトカーが先導すると言う物々しい移動となる。
私たちの乗ったバスは3台目で一番後ろの座席となる。ルクソールでの事件の教訓を生かし観光客の安全を守るための措置と思われる。この事件で観光客が大幅に減ってエジプトにとって観光収入がいかに大きいものであったか認識させられたのであろう。
こぎれいなポートサイドの街を抜けスエズ運河沿いに南下するとやがて農村となる。小さな川辺の土手に穴をあけて巣にする鳥の姿、ヤシの木の林、子供の通学や小舟を漕ぐ漁師の姿、麦の刈り取り作業等のどかな風景が見える。土で出来た円錐形の塔が屋根の上に見える。小さな穴があけられ棒が突き出ている。ガイドに聞くと鳩小屋とのこと、そう言えばエジプトは鳩料理で有名であった。
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麦畑
1時間程走ると船から眺めたスエズ大橋が見えてくる。そして、バスは進路を西に向けると農村が見えたり広大な砂漠だったり風景が変化する。その砂漠の中に100m以上ありそうな長い散水機が置かれていた、砂漠を農地化する実験農場のような印象を受けた。
主要な道路なのか頻繁に検問所が設けてある。検問所の前の道路は10センチ程盛り上げてありスピードを強制的に落とすようになっている。そして警察官による検問がある。
我々のバスはスピードは落とすがフリーパスで通過していく。
トリレタイムが無いのでバスのトイレを使う、使用後レバーを引くと水が流れ便器の底が二つに分かれ排水したが道路が瞬間みえた。垂れ流しトイレだったのだ。
3時間程走行して9時30分頃ようやくカイロに入る。高架道路も立体交差もあり道路は整備されているが大変な混みよう。
コンクリートの高層ビル、高層住宅に混ざりレンガ造りの古い建物も目立つ、ある一郭の建物が軒並み台風の被害を受けたように屋根の部分が破壊されていた、人は住んでいるようようだし一体何があったのだろうか。
アパートの窓に洗濯物が並んでいる風景は日本の団地を思い起こさせる。崩れかかった日干しレンガの農家でも洗濯物が見えたが清潔な服を着せたいとする変わらない女性の心遣いが伝わってくる。
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カイロ市内の不思議な光景
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カイロ駅構内
ほこりで白くなった列車が停まっているカイロ駅前を通り、カイロ博物館に到着。既にバスが数十台停まり観光客が大勢入口で並んでいる。行列に加わりセキュリティーチェックを受けてようやく中庭に入る。館内は撮影禁止のため、ここでカメラを預ける。
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カイロ博物館の前庭/パピルスとロータスが見える
博物館の内部は天井が高く埃っぽい、むき出しの石像や古い木製のケースが雑然と置かれている。この館内に次から次に団体客がつめかけ大変な混雑ぶりであった。これらの団体を案内するガイドがそれぞれの言語で説明している。ここのガイドは声が大きくないと勤まらない。我々のガイドは日本語はいまいちであったが声量は合格であった。
まずトイレに入ることからスタートする。入場者に比べ明らかにトイレは少ない。常にトイレのことを考えなければならない年齢になってしまった。
複製されたロゼンタストーンの前でガイド曰く「この博物館には全て本物が展示されているが一つだけ例外がある、それはロゼンタストーンである」と悔しそうに言ってからヒエログリフが解読された経緯を説明する。
次は2階に上がり、この博物館の目玉である、奇跡的に盗掘者の手から逃れることができたツターンカーメン王の墓から発掘された遺品を見学する。日本にも来た黄金のマスクと棺が有名であるがその他にもかなりの点数がある。もし古代エジプト王の遺品が盗掘を免れ半分でも残っていたら大変な点数になるであろう。
超国宝級の遺物が黄金のマスクを除いて粗末な木製のケースに詰め込まれていることに驚かされる。ツターンカーメンが旅行用として使ったと思われる折り畳み式ベット、折り畳み椅子を様式化した儀式用椅子、敵対する民族をモチーフにした足代、ふんどしスタイルの下着等生前に使っていた道具は当時の生活を想像できて興味深かった。また、黄金のマスクの裏から鍛造と接合方法(ロウ付け、鋲留め)を見ることが出来たし棺に施された彫金を真近で見ることも出来た。
建物も展示も説明も不十分であったがツタンカーメンコーナーで遺品が発見された状態の写真が掲示されていたことは良かった。大変な混みようで鑑賞する状況ではなかったが満足できた。
次の昼食会場のレストランに向う。クルーズ船が停泊するナイル川を渡るととたんにみすぼらしい街並になる。コロンボやパレスチナ難民キャンプの街並に似ている。
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カイロ市内のナイル川
ぼんやり外のにぎわいを見ているといきなりピラミッドが目に飛び込んで来た。迎える準備も整わない状況での出会いだった。ピラミドのすぐ近くがこんなににぎわっていようとは想像できなかった。建物の上から顔を出しているピラミッドは写真で見ていた砂漠の中のものとは違ってやけに親しみを感じた。
ファラオの偉大さのシンボルであったピラミッドが観光の目玉となってよみがえった今はレストランやホテルや土産屋の背景として貢献していると言うことであろう。
ピラミドが見えるレストランで昼食、内容は隣国ヨルダンで食べた料理と似た肉料理。
巨大なクフ王のピラミッドが眼前に立ちはだかる小高い丘でバスを降りると待ち構えていたように土産屋が「ワンダラー」と言って寄ってくる。ピラミットとの出会いに失敗したので今度こそはしっかり向き合うつもりであったが出鼻をくじかれた。少しむっとなって無視するが無視されて悲しいそうな顔をしないのが救い、あきらめて次の客を探している。こうして一日どのくらい売れるのだろうか。
次から次に寄ってくる土産屋を無視し、日差しが厳しいことも、ほこりっぽいことも忘れてクフ王のピラミッドを夢中になって撮った。これでようやく長年の夢が実現したと言う思いであった。
20分の自由時間で写真を撮ったり、プラミッドに登ってその大きさ、石の手触りを確かめる。ピラミッドからは建物が密集するカイロ市内が良く見える。
バスで展望台に移動する。小高い展望台からはクフ王のピラミド、カフラー王のピラミッド、小振りのメンカウラー王のピラミドが一堂に見える。単純な幾何形態の力強さ、美しさを堪能した。気持ち良く鑑賞していても「山本山、ワンダラー」と物売りが押し寄せてくる。かたことの日本語を使い親切風に近寄ってきてアラブ風のかぶり物をかぶらせて金を要求する輩も混ざっている。
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ピラミッドからカイロ市内を展望
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クフのピラミッド
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クフとメンカウラーのピラミッド
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三大ピラミッドを一望に
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観光用ラクダ
次にバスで移動してスフィンクスの見物に行く。ここでも土産屋が待ち構えている。チケットを買い、スフィンクス神殿を通って展望できる場所に出る。驚いたことのここでも土産品を並べて、あるいは手で持って「ワンダラー、ワンダラー」声をかけて売っている。おおぴらにやっているので遺跡の中で売ることが認められているのであろう。入場料が払えない土産屋は網の外に並べて売っている。由紀子は子連れの土産屋から1ドルでパピルスのしおりを同情買いする。
肝心のスフィンクスは上半身は頭も鼻も破壊されヒゲも落とされたあわれな姿になっているし、下半身は風化が進み原型をとどめていない状態であった。下半身が砂で埋まっている状態で撮られた遣欧使節団の記念写真を思い出す。今は全貌を見ることが出来るが砂に埋まった状態で想像していたほうが良かったと思った。
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スフィンクス
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スフィンクスの土産売り
スフィンクスもピラミッドも人間によって破壊された残骸でありここはその現場である。今それを見ているのである
昼食を食べたレストランの近くで早めの夕食となる、メインは揚げたボラ、他にサラダ、ナンが出る。ボラはあっさりして美味しかった。
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夕食/ボラの揚げ物
他のバスと合流しコンボイを組んでポートサイドに向け出発する。1時間程走ったところで右手に大きな工場が出現する、工業団地のようだ。更に走ると入口には勇ましいモニュメントが設置されている陸軍と空軍の基地が出現した。
日が沈み暗くなった頃ようやくバスはゲート入口に到着。ここからゲートまで土産屋が手ぐすねをひいて待ち構えている。「ワンダラー、ワンダラー」の売り声を聞きながらゲートを通過し入船する。
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夜の埠頭
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ポートサイド港を出航
「ギザのピラミッドと博物館」のツアーに参加するため5時15分下船、桟橋の土産屋がもう商売を始めていた。ゲートでの厳しいセキュリティーチェックを受けバス乗場に向かう。バスは船と同じように集団で行動するコンボイ方式、そしてバスの前後には観光警官が乗ったパトカーが先導すると言う物々しい移動となる。
私たちの乗ったバスは3台目で一番後ろの座席となる。ルクソールでの事件の教訓を生かし観光客の安全を守るための措置と思われる。この事件で観光客が大幅に減ってエジプトにとって観光収入がいかに大きいものであったか認識させられたのであろう。
こぎれいなポートサイドの街を抜けスエズ運河沿いに南下するとやがて農村となる。小さな川辺の土手に穴をあけて巣にする鳥の姿、ヤシの木の林、子供の通学や小舟を漕ぐ漁師の姿、麦の刈り取り作業等のどかな風景が見える。土で出来た円錐形の塔が屋根の上に見える。小さな穴があけられ棒が突き出ている。ガイドに聞くと鳩小屋とのこと、そう言えばエジプトは鳩料理で有名であった。
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麦畑
1時間程走ると船から眺めたスエズ大橋が見えてくる。そして、バスは進路を西に向けると農村が見えたり広大な砂漠だったり風景が変化する。その砂漠の中に100m以上ありそうな長い散水機が置かれていた、砂漠を農地化する実験農場のような印象を受けた。
主要な道路なのか頻繁に検問所が設けてある。検問所の前の道路は10センチ程盛り上げてありスピードを強制的に落とすようになっている。そして警察官による検問がある。
我々のバスはスピードは落とすがフリーパスで通過していく。
トリレタイムが無いのでバスのトイレを使う、使用後レバーを引くと水が流れ便器の底が二つに分かれ排水したが道路が瞬間みえた。垂れ流しトイレだったのだ。
3時間程走行して9時30分頃ようやくカイロに入る。高架道路も立体交差もあり道路は整備されているが大変な混みよう。
コンクリートの高層ビル、高層住宅に混ざりレンガ造りの古い建物も目立つ、ある一郭の建物が軒並み台風の被害を受けたように屋根の部分が破壊されていた、人は住んでいるようようだし一体何があったのだろうか。
アパートの窓に洗濯物が並んでいる風景は日本の団地を思い起こさせる。崩れかかった日干しレンガの農家でも洗濯物が見えたが清潔な服を着せたいとする変わらない女性の心遣いが伝わってくる。
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カイロ市内の不思議な光景
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カイロ駅構内
ほこりで白くなった列車が停まっているカイロ駅前を通り、カイロ博物館に到着。既にバスが数十台停まり観光客が大勢入口で並んでいる。行列に加わりセキュリティーチェックを受けてようやく中庭に入る。館内は撮影禁止のため、ここでカメラを預ける。
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カイロ博物館の前庭/パピルスとロータスが見える
博物館の内部は天井が高く埃っぽい、むき出しの石像や古い木製のケースが雑然と置かれている。この館内に次から次に団体客がつめかけ大変な混雑ぶりであった。これらの団体を案内するガイドがそれぞれの言語で説明している。ここのガイドは声が大きくないと勤まらない。我々のガイドは日本語はいまいちであったが声量は合格であった。
まずトイレに入ることからスタートする。入場者に比べ明らかにトイレは少ない。常にトイレのことを考えなければならない年齢になってしまった。
複製されたロゼンタストーンの前でガイド曰く「この博物館には全て本物が展示されているが一つだけ例外がある、それはロゼンタストーンである」と悔しそうに言ってからヒエログリフが解読された経緯を説明する。
次は2階に上がり、この博物館の目玉である、奇跡的に盗掘者の手から逃れることができたツターンカーメン王の墓から発掘された遺品を見学する。日本にも来た黄金のマスクと棺が有名であるがその他にもかなりの点数がある。もし古代エジプト王の遺品が盗掘を免れ半分でも残っていたら大変な点数になるであろう。
超国宝級の遺物が黄金のマスクを除いて粗末な木製のケースに詰め込まれていることに驚かされる。ツターンカーメンが旅行用として使ったと思われる折り畳み式ベット、折り畳み椅子を様式化した儀式用椅子、敵対する民族をモチーフにした足代、ふんどしスタイルの下着等生前に使っていた道具は当時の生活を想像できて興味深かった。また、黄金のマスクの裏から鍛造と接合方法(ロウ付け、鋲留め)を見ることが出来たし棺に施された彫金を真近で見ることも出来た。
建物も展示も説明も不十分であったがツタンカーメンコーナーで遺品が発見された状態の写真が掲示されていたことは良かった。大変な混みようで鑑賞する状況ではなかったが満足できた。
次の昼食会場のレストランに向う。クルーズ船が停泊するナイル川を渡るととたんにみすぼらしい街並になる。コロンボやパレスチナ難民キャンプの街並に似ている。
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カイロ市内のナイル川
ぼんやり外のにぎわいを見ているといきなりピラミッドが目に飛び込んで来た。迎える準備も整わない状況での出会いだった。ピラミドのすぐ近くがこんなににぎわっていようとは想像できなかった。建物の上から顔を出しているピラミッドは写真で見ていた砂漠の中のものとは違ってやけに親しみを感じた。
ファラオの偉大さのシンボルであったピラミッドが観光の目玉となってよみがえった今はレストランやホテルや土産屋の背景として貢献していると言うことであろう。
ピラミドが見えるレストランで昼食、内容は隣国ヨルダンで食べた料理と似た肉料理。
巨大なクフ王のピラミッドが眼前に立ちはだかる小高い丘でバスを降りると待ち構えていたように土産屋が「ワンダラー」と言って寄ってくる。ピラミットとの出会いに失敗したので今度こそはしっかり向き合うつもりであったが出鼻をくじかれた。少しむっとなって無視するが無視されて悲しいそうな顔をしないのが救い、あきらめて次の客を探している。こうして一日どのくらい売れるのだろうか。
次から次に寄ってくる土産屋を無視し、日差しが厳しいことも、ほこりっぽいことも忘れてクフ王のピラミッドを夢中になって撮った。これでようやく長年の夢が実現したと言う思いであった。
20分の自由時間で写真を撮ったり、プラミッドに登ってその大きさ、石の手触りを確かめる。ピラミッドからは建物が密集するカイロ市内が良く見える。
バスで展望台に移動する。小高い展望台からはクフ王のピラミド、カフラー王のピラミッド、小振りのメンカウラー王のピラミドが一堂に見える。単純な幾何形態の力強さ、美しさを堪能した。気持ち良く鑑賞していても「山本山、ワンダラー」と物売りが押し寄せてくる。かたことの日本語を使い親切風に近寄ってきてアラブ風のかぶり物をかぶらせて金を要求する輩も混ざっている。
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ピラミッドからカイロ市内を展望
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クフのピラミッド
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クフとメンカウラーのピラミッド
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三大ピラミッドを一望に
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観光用ラクダ
次にバスで移動してスフィンクスの見物に行く。ここでも土産屋が待ち構えている。チケットを買い、スフィンクス神殿を通って展望できる場所に出る。驚いたことのここでも土産品を並べて、あるいは手で持って「ワンダラー、ワンダラー」声をかけて売っている。おおぴらにやっているので遺跡の中で売ることが認められているのであろう。入場料が払えない土産屋は網の外に並べて売っている。由紀子は子連れの土産屋から1ドルでパピルスのしおりを同情買いする。
肝心のスフィンクスは上半身は頭も鼻も破壊されヒゲも落とされたあわれな姿になっているし、下半身は風化が進み原型をとどめていない状態であった。下半身が砂で埋まっている状態で撮られた遣欧使節団の記念写真を思い出す。今は全貌を見ることが出来るが砂に埋まった状態で想像していたほうが良かったと思った。
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スフィンクス
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スフィンクスの土産売り
スフィンクスもピラミッドも人間によって破壊された残骸でありここはその現場である。今それを見ているのである
昼食を食べたレストランの近くで早めの夕食となる、メインは揚げたボラ、他にサラダ、ナンが出る。ボラはあっさりして美味しかった。
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夕食/ボラの揚げ物
他のバスと合流しコンボイを組んでポートサイドに向け出発する。1時間程走ったところで右手に大きな工場が出現する、工業団地のようだ。更に走ると入口には勇ましいモニュメントが設置されている陸軍と空軍の基地が出現した。
日が沈み暗くなった頃ようやくバスはゲート入口に到着。ここからゲートまで土産屋が手ぐすねをひいて待ち構えている。「ワンダラー、ワンダラー」の売り声を聞きながらゲートを通過し入船する。
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夜の埠頭
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ポートサイド港を出航