幸福の科学児童向け月刊誌「ヘルメスエンジェルス」№289号、「親子で学べる光のことば」より。
基礎力をつけよう
かんたんなことでもくり返し訓練することが大切!
今回は、勉強で「基礎力」をつける大切さについて話そうと思う。
例えば、大きくなったら、数学の大天才になるかもしれない子もいるだろう。
その子は、「いつか、ぼくは数学のオリンピックに出て金賞をもらうんだ。チャンピオンになるんだ。」と思っているかもしれないね。
でも、その子がまだ小学校一年生で、足し算や引き算ができなくて答えをまちがえているぐらいだったら、先生におこられても当然だ。
そして、おこられたことはその通りだと思って、できるように訓練しなければいけない。
それなのに、「将来、自分は大きなことができるから、そういうことは必要ないんだ。」と考えているとしたら、それはまちがいだね。
そういう基礎的なこともできずに、将来、大きなことができるようになることはないんだよ。
基礎的なこと、やさしいことでも、きちっとやりとげられる訓練をし、決してごまかさない精神を身に付けておかないと、あとで、勉強がむずかしくなり、知識が増えてきたときに、生理ができなくなって、めちゃくちゃになるよ。
覚えなければいけない知識が少ないうちは、すぐに覚えることができて、かんたんだと思うかもしれない。
そのかんたんなことでも、くり返しくり返し訓練して、できるようにすることが大事なんだ。
足場をかためながら進もう
例えば、今日、足し算のやり方を教わったら、一時間後にはできるようになっているかもしれない。でも、三か月後にもできるかどうかは分からないよ。
「三か月たったら、できなくなってしまった。」ということでは困るんだ。
だから、「今日できたから、もう終わりなんだ。」と思ってはだめなんだね。
くり返しくり返し、前にもどって、できるようにしながら、先に進んでいくことが大事なんだ。
キミたちは山道を走る列車を見たことがあるかな。
列車はあまり急な坂だとスーッと走れなくなるため、線路をジグザグにして走りやすくしている場所があるんだ。
そういう場所では、列車が少し進んだところで、いったん止まり、運転手が後ろの車両に乗りかえるんだ。
そして、今度は反対の方向へ走っていき、またしばらく進んだら止まって、さらに反対方向に走るということをくり返して、登っていくんだね。
勉強でも、それと同じようなことが言えるんだ。
「ここの勉強は終わった。」と思ったら、少し先へ進んでみる。
そして、だいたいなところで、また少し元にもどって足場をかためるんだ。
こういうくり返しがとても大事なんだね。
このように、「足場をかためては進み、また足場をかためては進む。」という方法を、「フィードバック」というんだ。
少しもどっては足場をかためて、また進むということ。
それから、きちんとできるように訓練を積むということ。
これはとても大事なことだと感じるので、努力してみてほしい。
(おわり)
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