最近、このブログ、睡眠についての記事のアクセスが多いんです。
多くの方からコメントやメッセージをいただき、お困りの方が、本当に多いということを実感しております。
春は「春眠暁を覚えず」と言いますけれども、「春」というのは、ポカポカしていて睡眠に適しているとも言えますが、春の特徴として、気温差が大きいというのがございますので、その気温差への対応で、身体の方は、相当疲れているのかも知れません。
さて以前の記事で、人間の理想的睡眠時間は「7時間」と、以前の記事で述べましたけれども、となると、一日24時間のうち、約3割は寝ているわけです。
となると、寝ることをやめるわけにはいかない人間様にとっては、人生の3割は寝ているわけですね。
睡眠の質を良くすることは、すなわち良質な人生の、大きなポイントかも知れません。
いやきっと、そうでありましょう。
別に私は、寝具の販売をしているわけではありませんし、業者の方から広告費が出ているわけではありませんが。(笑)
ある意味で、人生の3割寝ているならば、睡眠を制するものは、人生を制することとなるでしょうね。
老荘思想も、少し勉強しようかな。(笑)
さて、これまで書いた睡眠に関する記事は、不眠症、特に冬場に多い「手足の冷え」に着目し、「いかに入眠を早くするか。」がテーマであったと思います。
今回は、「寝ても寝ても、体が疲れている。」という状態。
俗称、「寝疲れ」に着目してみたいと思います。
寝疲れには、主に2種類あります。
ひとつは、睡眠時の無呼吸状態で、もうひとつは、加齢に伴うものです。
私も以前に、この”寝疲れ” だったことがあります。
「ああ、最近疲れが抜けないなぁ。」「トホホ。俺も、歳とったかなぁ。」と思っていたら、寝疲れだったのです。
それに気づいたのは、つい最近でありました。
一緒の部屋で寝ている長男が、高校に入学して、夜間勉強していることが多くなって、父親である私よりも、遅く寝るようになったことで発覚したんです。
「お父さん、イビキがうるさくて、眠れない!」と、長男からご忠告を受けたのですね。(笑)
それまで私は、イビキがうるさいと、他の方から指摘されたことはありませんでした。
ですので、「えっ、俺が?」と、とても意外な感じでした。
しかし、「あっ、ひょっとして、最近寝ても寝ても、ちっとも疲れが取れないのは、これが原因か?」と思って対策をしたら、寝疲れが改善したのですね。
睡眠時無呼吸症候群という病気がありまして、寝ている間に呼吸をしていなくて、酸素が足りなくてだるかったり、頭がボーっとしてしまって、仕事や日常生活に差し支えることがあります。
運転中に、突然寝てしまって、重大事故につながることもありますね。
あれは肥満や、扁桃腺が大きいことや、軟口蓋(のどチンコ)が大きいなどが原因のことが多いのです。
舌が落ち込んで、気道をふさいだり、肥満で気道が細くなって、息ができない状態になるのですね。
私は、幸い肥満体系ではありませんし、扁桃腺も幼少期のときに摘出しています。
おそらく、30代のころ、かなり体重が増えて、10kgほど落としたのですが、それで上気道周辺組織がたるんだのと、加齢に伴い、やはり上気道組織が緩んできたのだと思います。
ではその、睡眠時の無呼吸症状を、改善するにはどうするか。
簡単です。
上を向いて、寝なければよいのです。
上を向いて熟睡しますと、上気道の筋肉が緩んで、舌がのどに落ち込むのですね。
これを医学用語で、舌根沈下と言います。
これを起こさないようにするには、横を向いて寝るか、下向きに、うつぶせで寝るかすれば、是紺沈下は防げて、睡眠時の無呼吸症状はなくなります。
一緒に寝ている方のいびきがうるさい場合、体を横に向ければ、いびきは消えます。
顔を横に向けるだけでも、一時的には消えます。
ただ、まだ首のすわっていない赤ちゃんや、寝たきりの方などは、うつぶせにはなさらないでくださいね。
窒息の危険がありますので。
いくら寝ても、体がだるい方、一度お試しになってください。
それでもダメなら、耳鼻咽喉科で診察をお勧めします。
さてもう一つ、睡眠に関連した話題が。
それは、「良く寝ている人ほど痩せている」という話です。
これは人間の脳の機能が関係するのですが、脳というのは、栄養はブドウ糖しか消費できません。
ですので、起きている間、頭脳をフル回転させていると、ブドウ糖を大量消費することになります。
しかし寝ている間は、それほどブドウ糖が必要ではありませんので、身体は、「糖代謝中心」から「脂肪代謝中心」に代謝システムが切り替わるのですね。
ですから、良く寝ている人ほど、身体の脂肪が少なくなってくるのです。
睡眠時無呼吸症候群の方には肥満気味の方が多いのですが、太っているから睡眠時無呼吸症候群ではなくて、睡眠時無呼吸症候群だから太ってしまうという、驚きの因果関係があるのです。
ですので、睡眠時無呼吸症候群の治療や対策をして、よく寝られるようになると、たいていの方は痩せます。
本日は、幸福の科学の経典『永遠の法』(幸福の科学出版)より、身体的ハンディや得意不得意から、「人生の目的と使命」を紐解くヒントを導き出すという教えの一部をご紹介します。
(ばく)
音楽と癒しで不眠症を解消したいあなたへ
映画「さらば青春、されど青春。」メイキング映像
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みずからに足りないものばかりを嘆かずに、みずからに与えられているものの素晴らしさを発見し、それを武器として立ち上がっていくべきです。
目は見えなくても、口が達者な人がいる。足が不自由でも、手が充分に動く人がいる。頭がよくなくても、健康な人がいる。体が不健康でも、頭がしっかりしている人がいる。
人とくらべて、自分の足りないところばかりを嘆いたり恨んだりする前に、自分に与えられているものは何かを考えて、その長所を徹底的に伸ばしていくべきではないでしょうか。
そのなかに、みなさんの人生の問題集に与えられた一つのヒントがあるのです。
一人ひとりの人生というものは、なぞであり問題集であるのですが、この問題集には必ずヒントがあります。
自分自身を第三者の目で眺めたとき、他の人より優っているところがあるはずです。あるいは逆に、他の人より極端に劣っている面もあるはずです。
このように、性格や才能、肉体的な問題を他の人とくらべて、異常に突出したり、あるいは異常に窪んだりしている部分があれば、それが取りも直さず、その人の人生の問題集を解くためのヒントになっているのです。
そして、そうした課題がなぜ与えられているのかに対して、積極的に答えていこうとすることが大切です。
そこには、今回の人生修行の目的の一つが明確に現われているからです。
身体的ハンディ、精神的ハンディ、能力的ハンディなど、いろいろなものがあるでしょうが、そこに、その人の今世の人生における目的と使命が明らかにされているのです。
こうしたことを自覚したときが、すなわち、「導きのとき」なのです。
自分の運命を自覚し、それと勇ましく闘っていこうと思い立ったとき、勇気と力が湧いてきます。
そのときには、あの世にいる高級諸霊が、あるいは本人の守護霊や指導霊が、大いなる力を投げかけてくれるのです。
したがって、まず、みずからの問題集に潜んでいるヒントを見抜くことです。
そのヒントによって問題を解こうとしたとき、必ずや大いなる高級霊たちの力を得ることができるはずです。
『永遠の法』(幸福の科学出版)P107~109
障害があっても魂は健全 「心に寄り添う。」特別映像