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3月11日に開かれた中国の全国人民代表大会(全人代)で「国務院組織法」の改正案が可決され、中国共産党への権力一極集中がさらに強化される形となった。一方、国内では天変地異が相次いでおり、「共産党の支配体制が崩壊する予兆ではないか」と囁かれている。中国で今、何が起きているのか?そして、今後何が起きようとしているのか?中国問題専門家の澁谷司氏に話を聞いた。
00:00 オープニング
01:06 天変地異で揺れる中国 いま何が起こっているのか
03:44 中国南方から「革命」の動きか?共産党内“不満分子”の実態
05:48 「国務院組織法」改正や“李強外し” 周政権の現状をどう見るか
10:02 部下の反乱を恐れる習近平氏 共産党幹部に夫人を起用か?
13:00 多くの側近を切り捨て 誰も信用できない習近平氏
16:20 「独裁者の悲惨な末路」習近平氏に待ち受ける未来とは
<出演> 澁谷司 (アジア太平洋交流学会会長/目白大学大学院講師) 里村英一(幸福実現党政調会長)
<澁谷司の中国カフェ> / @china_cafe
<シリーズ「中国は今」> • シリーズ「中国は今」
相次ぐ中国の天変地異は共産党滅亡の前兆か?国内で囁かれる「独裁者の悲惨な末路」 ~シリーズ「中国は今」(ゲスト:澁谷司氏)【ザ・ファクト】
3中全会で「改革・開放」が提議されるのか?【澁谷司──中国包囲網の現在地】
2024.05.27 3中全会で「改革・開放」が提議されるのか?【澁谷司──中国包囲網の現在地】 | ザ・リバティWeb/The Liberty Web (the-liberty.com)
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アジア太平洋交流学会会長・目白大学大学院講師 澁谷 司
(しぶや・つかさ)1953年、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~05年夏にかけて台湾の明道管理学院(現・明道大学)で教鞭をとる。11年4月~14年3月まで拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。20年3月まで、拓殖大学海外事情研究所教授。著書に『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』(経済界)、『2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊』(電波社)など。
中国では今年7月、3中全会が開かれる。同会は今後5年間(場合によっては約10年間)の経済政策を決める重要会議である。本来、昨秋に開催予定だったが、今夏まで持ち越された。
香港の時事評論家・劉鋭紹は、3中全会の開催が難航したのは、「彭麗媛ファクター」、つまり習近平主席が彭麗媛夫人を中央政治局(25名枠だが、目下24名で1枠が空席)に参加させることを希望していることと関係があるかもしれない、と推測した(*1)。この点については後述する。
(*1)2024年4月30日付『中国瞭望』
「改革・開放」路線再開の噂の虚実
実は、今度の3中全会で「改革・開放」路線を再開するという内部文書がセルフメディア関係者によって中国本土で出回っているという(*2)。
多くのネットユーザーはその話に賛同していない。だが、中国専門家である顔純鈎はその可能性を完全に排除することはできないと考えている。ひょっとして、習主席は、今の「反改革・開放」路線を進めば必ず中国共産党が滅亡することを悟り、ようやく引き返す覚悟を決めたのだろうか。
もし新たな「改革・開放」政策が導入されれば、それは過去10年間、中国で導入された「反改革・開放」政策と制定された数々の強権的な法律とは相反する、と顔純鈎は指摘する。しかし、これらの法律を廃止しない限り、「改革・開放」へ後戻りすることは不可能である。だが、それらを廃止すればさらに政局の混乱を招くだろうと述べている。
習主席がそのタイミングを誤った場合、中国共産党が十分な準備を整えず"後戻り"することがかえって裏目に出て、内外にダメージを与えるかもしれない。顔純鈎は、習主席の政治的センスの"限界"により、厳格なロックダウンとそれに続く突然の封鎖解除に見られるように、間違った時期に間違った決定をする公算が大きいと述べた。
幸福実現党 政務調査会長 里村 英一
- 1960年 新潟生まれ。
- 経歴
- 大手テレビ局宣伝部勤務を経て、幸福の科学に奉職(専務理事、局長などを歴任)
元「ザ・リバティ」編集長
ネット情報番組「ザ・ファクト」コメンテーター