娘が私の仕事用の名刺のイラストをペイントで書いてくれました。とても気に入っています。
障害児の社会参加と自立就学啓発大会で息子が体験発表をしました。
養護学校卒業生代表と言うことで、
タイトル 障害と共に生きて 15分間 (かなり長く感じました)
2000人入れる大ホール、親のほうがドキドキ
小中学校の事、 高校になってから養護学校に通い、利点など 現在の仕事のことなど、結構、落ち着いて、あがらず発表しました。
発表した一部を紹介します。
小・中学校は普通の学校で学習しました。学校側の対応も非常によく恵まれた環境で学校生活を送ることが出来ました。
しかし、高校への進学の際に非常に悩みました。普通の高校に行くべきか、それとも養護学校に行ったほうがよいのか?これは今考えると私にとって大きな分岐点でした。普通の高校に行っても車椅子で自由に過ごせる環境が整っているのか、身体的にやっていけるのか、この点が大きな問題となり悩んだのです。その結果、私は養護学校に進学しました。当初は少し抵抗があったりもしましたが卒業した今考えるとやはり養護学校に進み正解でした。何故そういえるかと申しますとやはり身体的な面です。私は高校生になってから急激に様々な医療行為が必要になりました。タンの吸引、いろうからの薬投入など普通高校ではとても対応出来ないことです。さらには、私は続けて一時間しか車椅子に乗れずしばらく休まないともう一度乗ることが困難です。そこで教室にベットを置いてもらい授業を受けていました。このような状態ではとても普通高校ではやっていけなかったでしょう。
養護学校の利点は自分のペースに合わせ体をケアしながら生活出来ることだと思います。そうしたことによりしっかりと学力も身につけることが出来ましたし、大学への進学も可能になったと私は思っています。
大学への進学といっても正規の学生ではなくて聴講生という講義を聴講するだけの形でしたが、週に四日コンピュータ関連の講義ばかり受講し知識を身につけました。将来的に何とか職が見つけられないものかと思い、元々好きなパソコンを活かした仕事を考えていました。そんなことを考えていて行き当たったのが現在の仕事です。
養護学校の先輩二人とビデオ編集の仕事を始めました。個人に目を向け、家庭に眠っているビデオテープを再編集しDVD化する仕事です。ビデオテープは長期保存するとカビが生えて使えなくなってしまいますが、ディスクならカビに強く安心して長期保存することが出来ます。お子さんの成長記録、結婚式のビデオなど大切な映像を残しておけるのです。
また、現在この仕事を始め一年経ちましたが個人の依頼だけでなく行政機関などから撮影から編集までの依頼を受けいくつかの映像作品も作ってきました。
現在もまだまだ編集技術は発展途上な部分もありますが、かなり向上してきたと自分でも思います。障害者がする仕事なんてレベルが低いと思われがちですが、私達は健常者と同じように、いやそれ以上にでも出来ると自信を持って仕事をやっています。障害があるからといって何の仕事も出来ない、役に立たないという考えを持った人はいると思いますが、自分の得意な分野を活かせば充分能力のある人もたくさんいます。障害者の雇用・労働については、障害の重さと対価の問題などふくざつな課題もあると思いますが、障害者も働く戦力に充分なるのだという考えをもって頂くことが障害者雇用の第一歩なのではないでしょうか?言葉は悪いですが、障害者は役に立たないという考えを捨てないと何も始まらないと私は思います。
障害者でも「ここまでやれるんだと社会へのメッセージ」の意味も込め私達は日々頑張っています。そして、障害のある者が社会参加することにより周りからの理解や関心を深めていけると考えています。
現在は、特定非営利活動法人として活動中です。
最後になりましたが、自立というのは他の助けや支配なしに自分一人の力で物事を行うことなどと辞典に書いてありますし社会的にもそういうイメージがあると思いますが、では人の助けのいる障害者は自立できないのでしょうか。
確かに人の助けがいるのは仕方ないことです。
しかし、自分の出来る限りのことを行い自分自身で何かをやっていこうという意志があれば自立といって良いのではないでしょうか。
自ら考え行動し自分の最大限出来ることやっていくそれが自立、または自立心だと私は思います。
以上 発表の一部です。
障害を持っておられる方で、こんな風に思っておられる方もたくさんいらっしゃると思います。息子が言っているように社会へのメッセージとして発表出来た事は、本当に良い経験をしたと思いました。
私も息子に負けないようにがんばらなくっちゃ
今日の記事は少し長くなりました。

障害児の社会参加と自立就学啓発大会で息子が体験発表をしました。
養護学校卒業生代表と言うことで、
タイトル 障害と共に生きて 15分間 (かなり長く感じました)
2000人入れる大ホール、親のほうがドキドキ
小中学校の事、 高校になってから養護学校に通い、利点など 現在の仕事のことなど、結構、落ち着いて、あがらず発表しました。
発表した一部を紹介します。
小・中学校は普通の学校で学習しました。学校側の対応も非常によく恵まれた環境で学校生活を送ることが出来ました。
しかし、高校への進学の際に非常に悩みました。普通の高校に行くべきか、それとも養護学校に行ったほうがよいのか?これは今考えると私にとって大きな分岐点でした。普通の高校に行っても車椅子で自由に過ごせる環境が整っているのか、身体的にやっていけるのか、この点が大きな問題となり悩んだのです。その結果、私は養護学校に進学しました。当初は少し抵抗があったりもしましたが卒業した今考えるとやはり養護学校に進み正解でした。何故そういえるかと申しますとやはり身体的な面です。私は高校生になってから急激に様々な医療行為が必要になりました。タンの吸引、いろうからの薬投入など普通高校ではとても対応出来ないことです。さらには、私は続けて一時間しか車椅子に乗れずしばらく休まないともう一度乗ることが困難です。そこで教室にベットを置いてもらい授業を受けていました。このような状態ではとても普通高校ではやっていけなかったでしょう。
養護学校の利点は自分のペースに合わせ体をケアしながら生活出来ることだと思います。そうしたことによりしっかりと学力も身につけることが出来ましたし、大学への進学も可能になったと私は思っています。
大学への進学といっても正規の学生ではなくて聴講生という講義を聴講するだけの形でしたが、週に四日コンピュータ関連の講義ばかり受講し知識を身につけました。将来的に何とか職が見つけられないものかと思い、元々好きなパソコンを活かした仕事を考えていました。そんなことを考えていて行き当たったのが現在の仕事です。
養護学校の先輩二人とビデオ編集の仕事を始めました。個人に目を向け、家庭に眠っているビデオテープを再編集しDVD化する仕事です。ビデオテープは長期保存するとカビが生えて使えなくなってしまいますが、ディスクならカビに強く安心して長期保存することが出来ます。お子さんの成長記録、結婚式のビデオなど大切な映像を残しておけるのです。
また、現在この仕事を始め一年経ちましたが個人の依頼だけでなく行政機関などから撮影から編集までの依頼を受けいくつかの映像作品も作ってきました。
現在もまだまだ編集技術は発展途上な部分もありますが、かなり向上してきたと自分でも思います。障害者がする仕事なんてレベルが低いと思われがちですが、私達は健常者と同じように、いやそれ以上にでも出来ると自信を持って仕事をやっています。障害があるからといって何の仕事も出来ない、役に立たないという考えを持った人はいると思いますが、自分の得意な分野を活かせば充分能力のある人もたくさんいます。障害者の雇用・労働については、障害の重さと対価の問題などふくざつな課題もあると思いますが、障害者も働く戦力に充分なるのだという考えをもって頂くことが障害者雇用の第一歩なのではないでしょうか?言葉は悪いですが、障害者は役に立たないという考えを捨てないと何も始まらないと私は思います。
障害者でも「ここまでやれるんだと社会へのメッセージ」の意味も込め私達は日々頑張っています。そして、障害のある者が社会参加することにより周りからの理解や関心を深めていけると考えています。
現在は、特定非営利活動法人として活動中です。
最後になりましたが、自立というのは他の助けや支配なしに自分一人の力で物事を行うことなどと辞典に書いてありますし社会的にもそういうイメージがあると思いますが、では人の助けのいる障害者は自立できないのでしょうか。
確かに人の助けがいるのは仕方ないことです。
しかし、自分の出来る限りのことを行い自分自身で何かをやっていこうという意志があれば自立といって良いのではないでしょうか。
自ら考え行動し自分の最大限出来ることやっていくそれが自立、または自立心だと私は思います。
以上 発表の一部です。
障害を持っておられる方で、こんな風に思っておられる方もたくさんいらっしゃると思います。息子が言っているように社会へのメッセージとして発表出来た事は、本当に良い経験をしたと思いました。
私も息子に負けないようにがんばらなくっちゃ

今日の記事は少し長くなりました。