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今日も雪が降ってますね。
物凄く寒いし、本当におっぺけペーですね。
文学的に表現するのすらもう面倒くさいので、雪なんておっぺけペーです。マダファカでも良いです。
こうなると、どうしても家にいる事が増えてしまいます。
そういえば、昨年末で一旦活動休止するって発表したうちのバンドNDNQも、何故が発表後に、何故か2月の、何故か県外のLIVEにばかり沢山お誘いいただきました笑 本当にありがたいんです。けど今回はすみませんでした。
2月は富山からの移動は特に危険で、どっちの方向へ向けても県を跨ぐ場合は雪山を越えなきゃいけません。
今まで何回かやりましたが、高速道路でホワイトアウトする中を爆走するのは危険でクレイジーです。「天は我々を見放した!」って言いたくなります。
たとえライブハウスに無事着いてもマジでヘロヘロで良いライブが出来るわけない弊害もあります。
困難な道は選んでも良いけど、危険な道は選んじゃダメです。だって危ないから。
そんなこんなで冬は家にいる事が多いのですが、こんな時は本を沢山読みます。
思うのですが、人は外に出ないと、部屋にずっと居ると、身体は分かりやすく肥ったりするのですが、ひそかに精神も肥ると思うんです。
精神の脂肪が付く。
自分しか見えなくなる。
僕が、俺が、私が。
そしてせいぜいアイツが、アイツが、アイツが。
自分と誰か数人しか登場しない、風通しの悪い物語が自己愛ばかり肥大させると思うんですよね。
この自己愛ってのは、多少は必要だと思いますが、現代においては過剰な気がします。
その過剰は大抵、「あらゆる事にやらない理由を必死に探し続ける」となります。
それは殆どの場合は気付かない内に。
人間は変化を嫌う性質もあるらしいので、きっと自然に何とか理由を作り出して「やらない」を選ぶ。
でも誰が何を言おうと、どんな状況だろうと、やらないと決めてしまったのは自分なのです。
自分を大切にするあまり冒険が出来ない。安心を求め過ぎて、そこから出られなくなる。動かないから、風が吹かない。
風が吹かないので、ジメジメとブヨブヨに肥えてしまった青白い顔をした精神は、自分の体重さえ何処にも運べなくなってしまう。
しかし、先述したように、冬は動くのが実際危険だったりします雪国は笑 やめときましょう笑
ダメ!絶対!
そこで、私の場合は本を読みます。
なるべく本です。映画でもYouTubeでも漫画でもなく本です。
本ならば、想像力が入る隙間があるからです。
景色は、匂いは、色は、表情は、温度は、距離は、自分の感覚で無限に想像することが出来ます。
想像力はきっと好奇心に育ちます。
それは小さな心の旅が出来ているに他なりませんので、僅かですが爽やかな風が吹きます。
臆病風とは違う、爽やかな風です。
その爽やかな風はきっと、動ける季節になった時に、君をまだ見ぬ風景を見る力になってくれます。
風を止めない方法は、自分が動き続ける事です。
精神はいつだって、旅を絶対に止めてはいけないと思います。
次はどこ行く?何をやらかす?
男は度胸。女も度胸。人生は1回きりなんだから、あんまり考えるなって白州次郎も言ってたんじゃなかったかな。
見る前に飛べ!ってヤツですね。
さて。
そういうのを私は今まで何度も繰り返してきました。
得たものは、期待したものより随分と地味で輝きもあまりなく、ガッカリする事も多かったです。
でも考えると、偽物ってのは大抵ピカピカしています。
だから、その地味なあんまり輝いてもない何かこそ、その積み重ねこそ、最高に大切で面白いんじゃないかと思えるようになりました。
オリオン座は夜半。かなり西に傾くようになってきましたね。
もうすぐ春です。