標準電波送信所の電波塔は周囲の何処の山からも見えて、一度は登りたいと思っていた山です。
また脊振山系の十坊山から基山までの九州自然歩道の主だった山で、唯一未踏でした。
6月14日
梅雨の晴れ間に念願叶い、登る事が出来ました。
長野峠:登山口の案内も親切で・・・佐賀県と福岡県の県境に位置する場所です。
かなりの急登!粘土質で、足下に細心の注意! 濡れているし、滑りそう!
二人で、2度づつ滑った場所です。 空さんは腹這いになって、滑り落ちそうになったのです。
落ちても、汚れるだけで、危険はないのですが・・・まいったです~急勾配なのです。
エゴノキの登山道でした。花が落ちているから、解るのですが・・
ここらは、気持の良い歩きが出来た、自然林の道
分岐:右へ下れば、白糸の滝方面。左を山頂へ・・・最後の急登
唯一の岩場
電波塔の見えるフエンスまで、たどり着きました。ホッ ところが・・・ここから正面までが長かった~
足が重いので、15分はかかったでしょう~ふうぅ
廻り込んで、やっと到着! 2時間半歩きました。
許可を頂いて、門より入りました。
空さん、1度は間近で見たかったのです。良かったね!
引っ張っているワイヤーまで、カッコ良く感じました。日本に2ヶ所しかない、電波塔ですからね・・・
山頂の広~い敷地にある、とても立派な建物。 残念ながら・・敷地内での飲食は出来ません。
見学(建物内は入れません)させて頂き、速やかに退散です。 滅多にない広い山頂でした。
敷地内にある二等三角点~ 山頂は広い草原、空気も美味しい!
360度のパノラマのはずなのですが、本日はこんな感じ~女山、浮岳、二丈岳方面です。
紅葉して見えるのは、このシロモジです。
インターホンで・・「出まーす。有難うございました。」 (長居は出来ません)
門の外で、重いザックをやっとおろせました。 山中濡れていたので、有難い舗装路。
12時半になりました。さあさ急いで、下山はわき目もふらずに急ぎま~す。
登りで見た花や木をご紹介しながら・・・降りますね~
ツルアジサイ
ズーム
気根です。 絡む場所を探している様です。
ウリノキ:くるりんカールの花の見頃は1週間後!?
同じウリノキでもこちらはモミジウリノキ、葉の切れ込みが違います。
カノコソウ:気温が低いからでしょうか? 少し明るい場所のあちこちで、まだ十分見頃でした。
暗い所では白く、日当たりが良い所だとピンクが濃くなるみたいです。
ハナイカダ:今年は花を観そびれて~期待していたのですよ~ 実は緑から黒に変わります。
実が葉の上に付くなんて、初めて見た時は感動したものです。
花枝と葉の中央脈が合着したため・・・だそうです。突然変異 植物観察が楽しくなる、珍品!でしょう!?
カラタチバナ:やっと逢えました 往路で、ヤブコウジより多いくらい見かけた株。
帰路、 まだ残っていた赤い実の1株~有難う!初見で嬉しい!百両のご褒美。
(壱両:アリドオシ 十両:ヤブコウジ 百両:カラタチバナ 千両、万両) 赤い実大好き、ミーです。
サワギク:ここは沢ではありませんが、湿った林床もお好きなようです。 1株ですが・・なんと空さんが発見!
ヤマボウシ :山でも里でも庭にも花盛り~
さてさて、復路も往路を下ります。長~い道のり10回程の景色は単調。
ひたすら滑らないように注意!・・・2時間20分
やっと、登山口の車道に出て、駐車場まで、ルンルンの下り10分ほど。ハナウドが花盛り~
耕作地、法面にも山道で今目立ちます。ヤマボウシ、マタタビ の次くらいですが・・
花序の基部に線形の苞あり・・・・・(似ているシシウドにはない)
特徴:外側に向かう花弁が大きい
かなりハードなルートでした。途中で視界が 開けると、疲れも半減するのですが~樹林帯だけでした。
他にも色々確認出来て、植生は豊かでした。次回は別ルートで是非登りたいと思います。
花の名山、井原~雷山に続く山ですからね~楽しみです。
See you again