去年秋に車検を通したCBXですが、ちょっと手抜きをしまして引きずりは無くダストブーツもきれいだったのでブレーキキャリパーの点検を見送りました。ですが、さすがに3年もそのままなので今回はオーバーホールをします。
ブレーキキャリパーOHのために工具は、
14mmメガネレンチ
8mmメガネレンチ
6mmヘキサゴンレンチ
+ドライバー
以上は通常の工具ですが、フルード引きのために
おおきい注射器
リザーブタンク(ホースとペットボトルでも可)
バンジョーピンチ3個(これはあったほうがいい)
と後から出てきますが、
ブレーキピストンプライヤー
他に
つまようじ(シールリング外し)
ボンスター
シールリング溝クリーナー(腐食が酷い時)
ピストン戻し(あまり必要性は感じません)
など、特殊工具を含めて結構そろえる必要があります。
キャリパーの取付ボルトを外す前に、バンジョーボルト、ブリーダーバルブを少し緩めておきます。フルードが漏れるのが気になる場合は受け皿を置いてください。
おっといきなり六角L形レンチを使ってしまいました。日本海L形レンチ撲滅委員会副理事として出来ればこれは使わないで頂きたい、ボルトの六角穴をなめる原因となります。
六角レンチで緩め、回すのはL形が推奨。六角ソケットでもいいです。
バンジョーにはピンチをかませます。そのままだとフルードがいつまでもたれるので皿をしくかビニール袋をかぶせていましたが、ビジュアル的にもこの方が断然いいと思います。
新潟のような多湿だとキャリパーのピストンの合わせ目にフルードの粒化物が溜まるのですが、3年経過した割にはさほど出来ていなかったようです。
ピストンをピストンプライヤーで引き抜きます。2つは簡単に抜けたのですが1個はちょっと苦労しました。エアーを使えばスポン!と気持ちよく抜けるのですがまだコンプレッサーは導入していませんので、なんとか力技で切り抜けました。
シリンダ内はどれも腐食や摺り傷が多いのですが、部品は廃盤となっているのでこれでいくしかありません。
分解したらピストンの錆びやスラッジをボンファイアで軽くこすって落とします。
シールリングとバンジョーワッシャは新品にします。
組付編に続く
資料
シールリング(前)43209-371-006
シールリング(後)43209-431-671
締め付けトルク
キャリパー取付ボルト:15~20N-m
バンジョー:25~35N-m
ブリーダーバルブ:適宜
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