Rosso Laboratory

VRM雑感(2)

いつものことと言えばいつものことなのだが、最近再びパッケージ限定問題を見かけるようになった。

「TatsuoのVRMレイアウト」
http://www5b.biglobe.ne.jp/%7Etaturitu/vrm_011.htm

「VRM入道」
http://silver.ap.teacup.com/ghost/1107.html
http://silver.ap.teacup.com/ghost/1108.html
http://silver.ap.teacup.com/ghost/1114.html

「kNR NEWS」
http://keimei.moe-nifty.com/knr_news/2007/04/post_3394.html
(ちょっと昔の記事だけど)

鉄道模型というのは高価な趣味である。それからすればVRMはまだ安価な方だとは思うのだが、PCとVRM4のパッケージ全てを揃えると一体いくらかかるのか。最近はPCも安くなったので、モニター込みでも15万円もあればそれなりのものは買えるだろう。VRM4:第0号~第7号+VSEならダイレクトショップで6万4千円、合わせて20万円強といったところか。この金額は20代前半の頃までだと結構キツかっただろうと自分は思う。余程好きでなければ、この金額は出せないであろう。

そういう状況下で、全パッケージを使って作ったレイアウトをちゃんと見てもらえるのか、また見てもらうためにパッケージを買ってくれと頼んだとして、どれくらいの人々がそうしてくれるものだろうか。そう考えると、ghost氏の提唱する1パッケージ限定レイアウトという考えは、対象となるユーザーに利用させることが出来るという点で1歩先を行っているとは思う。しかし、そのレイアウトを使って更に新たなパッケージを買おうとするかどうかについては不確定である。その時点で完結してしまっているのだから、別に新たなパッケージを買う必要には迫られない。

非常に難しい問題である。しかし、本当はこういうことをメーカーが考えるべきであって、何でユーザーだけがこんなに頑張っているのか疑問に思う。まぁ、ユーザーとしては仲間を増やしてもっと盛り上げたいという一念だけなのだろうが。かくいう私もこの件については、時折馬鹿馬鹿しいなぁとは思いながらもかなり真剣に考えている。色々と考えた結果、とりあえず2つの方法があるのではないかという結論に到った(やっぱり私も立派なジャンキーだ(笑))。

<1・・・メーカーが努力する方法>
再生専用ランタイム(プログラム)である。レイアウトを作ったり、変更したり、スクリーンショットを撮影することは出来ないが、作られたものは全て再現できるというものだ。画面サイズが小さいもの限定というのもありだろう。これを無料で提供することにはきっと抵抗があるだろうから、売り物にするのも1つの手だろう(宣伝効果を狙って無料配布する方が良いとは思うが。タダというものは宣伝効果は高いよ。放っておいても勝手に食い付いてくるから(笑))。とりあえずどんなことが出来るのかをまず見せる。それで自分も作りたいと思えば、パッケージを買ってくれる可能性も高まるはずだ。
が、逆にこれによって、見られさえすれば良いという人々は購入しない可能性も出てくる。しかし、よく考えてみよう。そういう人々は見れようが見れまいが多分最初から購入層ではないと思う。既に動画も多く出回っていることだし。兎に角多くの人々にアピールする手法というものを第一に考え、損して得を取れ。宣伝とはそういうものだ。

<2・・・ユーザーが努力する方法>
これは上でも紹介した「VRM入道」の「リハビリがてらに釣り糸を垂れてみる」のコメントを観察しながら考えていたことなのだが、VSE1パッケージ限定レイアウトを作って、おいちゃん氏をVRM4に引きずり込むというMission:Impossibleに挑戦するのもまた一興かと思ったことがきっかけとなった(おいちゃん氏には「余計なお世話だ」と言われるだけかもしれませんが(笑))。この殆ど不可能と思われるミッションを成功させるためにはどうすれば良いか。ただVSEで1パッケージ限定レイアウトを作ったところで、成功には程遠い。引きずり込むためのワザとは何か? それを考えた結果、構想が固まったのが「悪魔の囁きレイアウト」である。

<「悪魔の囁きレイアウト」のレシピ>
まずは基本ベースをVSEだけで作る。VSEだけでも最低限使えるために。そして所々で他のパッケージを用いた部分を作っていく。そしてレイアウト内にこう書くのだ。「1号があればココに対向式ホームが出ますよ」「3号があればココに道路と自動車が出ますよ」ってな具合に悪魔の囁きを散りばめる。作る方は全てを計算に入れて作っていかなくてはいけないので相当難しいだろうとは思うが、かなり面白いはずだ。一方、使う側は物足りない部分を見て「これを買えばもっと良くなるのか。どうするかなぁ」と悩むところまでは来るだろう。買うかどうかはわからない。しかし、パッケージを追加して、「悪魔の囁きレイアウト」でポッとその部分が現れた時、多分まるで自分が作ったかのような錯覚に落ちるのではないだろうか。購入という自身の行動がその部分の出現を促したことは事実である。これを体験すると嵌る可能性があると私は考えた。これはコレクター心理を応用した作戦である。幾つか揃っていないものがあった時にコレクターはそのスキマを埋めるために必死になり、埋めた時に至福の時を迎える。この人の性(さが)を利用するである。えげつない作戦だ(笑)。

時間があったらやってみたいが、まだ手は出せないのでチャレンジしてみたい人はどうぞ。
ghost氏の言う「地味な大技(?)」がコレだったら、ごめんなさいよ。

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コメント一覧

Caldia
どもです。
前に自分でこんなの書いたけどZio氏的にはどう思います?
なんとなく<1>に話が似ていたので。

http://caldia.blog.shinobi.jp/Entry/77/

突拍子もないことでなんですけど。(汗)
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