電話機の図鑑 「デルビル磁石式乙号卓上電話機 その3」
今回は乙号電話機の最終回です。
写真は、電話機の内部です。この写真で見る限り、見た目は壁掛式のものとよく似ています。
電話機の回路は壁掛式、甲号、乙号とも大きな違いはありません。
乙号の特徴は最初に紹介したように、本体からとび出した送話器の形状です。まるでスタンドマイクのようです。
(送話器ですから機能的ににはマイクなのですが...)
送話器そのものは、壁掛式の送話器と同一のものを使用しています。
なお、今回紹介した電話機は大正13年製です。大正ロマンを感じさせますが、一体どんなところで使われていたのでしょうか。
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