らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

1378.IF I FELL

2009-08-14 | 12.THE BEATLES
 ジョンが「フル・スロットル」で疾走していた頃の曲ですね。3枚
目のアルバム“A HARD DAY'S NIGHT”に収録されました。同名の映画
でも突然ジョンが‘If I Fell ’のイントロを歌い出すシーンに切り
変わる瞬間が格好良く映りました。

 難解なコード進行です。イントロ。最初聴いた時に「あれっ?」と
思い、何度も何度もプレイ・バックして聴き返しました。何を疑問に
思ったのでしょうか。それは「いつの間にかキーが半音上がっている
のだが、どこで変わっているのだろう」という疑問です。

 E♭mでこの曲は始まります。美しいイントロですね。コード進行
を確認してみましょう。「E♭m」→「D」→「D♭」→「B♭m」
→「E♭m」→「D」→「Em」★(ここだ~!!)→「A」・・・。
そうなのです。「★」の部分“Just holding hands”でキーが「D♭」
から「D」に変化しているのです。

 すごい感性ですね。凡人ならば「★」の部分のコードを「E♭m」
とし、続いて「A♭」・・・ああ・・・(絶句)。興味のある方は、
この平凡なコードで演奏してみてください。単調ですよ~♪・・・と
言うよりも、むしろ逆に違和感を覚えます。

 ‘If I Fell ’。コンサートでもよく演奏されていました。1964年
夏のアメリカ・ツアーでは7曲目に演奏されていて、前後は‘Can't
Buy Me Love ’と‘I Want To Hold Your Hand’でしたね。この曲に
差し掛かると、ジョージが『カントリー・ジェントルマン』からリッ
ケンの12弦に持ち替えます。“George changes the guitar ”など
とジョンがコメントしていました。

 この時、ジョンはリッケンの325で演奏していましたが、レコー
ディングでは“J-160E”を使用しています。イントロの上記のコード
を押えてみてください。バレー・コードが続き、けっこうハードです。
手のひらが大きく握力があることって、ギターを弾く際に有利ですよ
ね。さすがのジョンもバレー・コードが続き、「こりゃ、もたんわ」
(そんなヤワではありませんが)と「★」の箇所のコード「Em」で
ホッと一息。それをきっかけに、押えやすいキー「D」にシフトした
・・・のでしょうか・・・。(ないない!)



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2 Comments

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映画 (タケチャン)
2009-08-15 14:35:29
ちょっとすねたリンゴをなぐさめるように、
ジョンがこの曲を歌い。
リンゴが機嫌を直すところ。
大好きなシーンです。

ジョンの声が低音から高音に変わるあたり、
鳥肌がたつほどすきです。

ポールとのコーラスも好きです。

全部好きな歌です。
返信する
彼女 (らば~そうる)
2009-08-16 14:19:53
to:タケチャンさん

曲中に登場する第三者の「彼女」は誰をイメージしたのでしょうね。
シンシアさんでしょうか?
返信する

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